山内溥の娘婿だった荒川氏がどのようにNintendo of Americaを経営してきたかがわかる稀少な本
いまでは考えられない任天堂の「迷い」の時代
21歳で任天堂3代目となった山内氏はインスタントライス、タクシー、ラブホテルなど様々な事業展開のなかで
トランプ→ゲームウォッチ→ファミリーコンピューター…と生き筋を見つけて本業を確立していく
「娘の誕生日に芸者の座敷に連れて行って、自分だけ残る」「娘陽子は夫が任天堂に入ることを最後まで反対していた」「シアトル・マリナーズを救済してほしいという依頼にポケットマネー7500万ドルで支払うなど武勇伝は起業家らしいものばかりで、心に残った一文は「山内は1949年の社長就任以来、親族の首を切ることにかけては豊富な経験を積んでいた」という部分、、、すごい描写だ。。。
異端の経営者と横井軍平&宮本茂という奇跡の出会いによって、任天堂が躍進していくストーリーは必見である
家庭用ゲームは間違いなく、日本プロダクトが世界トップシェアをとった最高峰の事例である
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ニンテンドー・イン・アメリカ: 世界を制した驚異の創造力 単行本(ソフトカバー) – 2011/12/22
「ドンキーコング」から3DSまで――
アメリカ人ジャーナリストが見た任天堂とマリオのすべて!
僕はマリオの「身の上話」がゲームの歴史そのものだと気づいた。そう、確かにそれは、任天堂とマリオを生み出した人々――ゲームデザイナーの宮本茂、億万長者の山内溥、ニンテンドー・オブ・アメリカを支えながらも過小評価された山内の娘婿、荒川實など――の歴史だ。しかしその核心には、Qレイティング(視聴好感度)においてあのミッキーマウスに勝るとも劣らない、ある架空の男の一代記がある。ブルックリン育ちで小太りのイタリア人配管工。負け続けの人生でも不思議はなかった男。3つの大陸にルーツを持つ男(アジアで生まれ、米国に根づき、名前はヨーロッパ人だ)。つかみどころのないキャラクター。なのに今や世界中で愛されている男。僕らの分身で、しかも僕らより強く、けれど時には弱いヒーロー。その男こそ、スーパーマリオだ。――本書より
アメリカ人ジャーナリストが見た任天堂とマリオのすべて!
僕はマリオの「身の上話」がゲームの歴史そのものだと気づいた。そう、確かにそれは、任天堂とマリオを生み出した人々――ゲームデザイナーの宮本茂、億万長者の山内溥、ニンテンドー・オブ・アメリカを支えながらも過小評価された山内の娘婿、荒川實など――の歴史だ。しかしその核心には、Qレイティング(視聴好感度)においてあのミッキーマウスに勝るとも劣らない、ある架空の男の一代記がある。ブルックリン育ちで小太りのイタリア人配管工。負け続けの人生でも不思議はなかった男。3つの大陸にルーツを持つ男(アジアで生まれ、米国に根づき、名前はヨーロッパ人だ)。つかみどころのないキャラクター。なのに今や世界中で愛されている男。僕らの分身で、しかも僕らより強く、けれど時には弱いヒーロー。その男こそ、スーパーマリオだ。――本書より
- 本の長さ336ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日2011/12/22
- 寸法13.3 x 2.3 x 18.8 cm
- ISBN-104152092653
- ISBN-13978-4152092656
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商品の説明
著者について
ジェフ・ライアン(JEFF RYAN)
「Salon.com」「All Things Considered」等で活動する人気ゲームジャーナリスト。 1990年代、1日100万以上のユニークアクセス数を誇った伝説的なエンターテインメントニュースサイト「Katrillion.com」の編集者として活躍。同サイトで500本以上のゲームソフトをレビューした。任天堂のトップ開発者たちにもインタビューを行なっており、ポップカルチャーにも造詣が深い。
訳者略歴
林田 陽子(はやしだ・ようこ)
翻訳家。慶應義塾大学文学部卒。同大学日吉情報センター、日経マグロウヒル(現・日経BP社)、アスキーに勤務した後、独立。訳書にサスキンド『宇宙のランドスケープ』『ブラックホール戦争』、ビレンケン『多世界宇宙の探検』、アル・カリーリ『見て楽しむ量子物理学の世界』など。SF作家ジェリー・パーネルによる名物IT業界レポート「混沌の館にて」の訳者としても知られる。
「Salon.com」「All Things Considered」等で活動する人気ゲームジャーナリスト。 1990年代、1日100万以上のユニークアクセス数を誇った伝説的なエンターテインメントニュースサイト「Katrillion.com」の編集者として活躍。同サイトで500本以上のゲームソフトをレビューした。任天堂のトップ開発者たちにもインタビューを行なっており、ポップカルチャーにも造詣が深い。
訳者略歴
林田 陽子(はやしだ・ようこ)
翻訳家。慶應義塾大学文学部卒。同大学日吉情報センター、日経マグロウヒル(現・日経BP社)、アスキーに勤務した後、独立。訳書にサスキンド『宇宙のランドスケープ』『ブラックホール戦争』、ビレンケン『多世界宇宙の探検』、アル・カリーリ『見て楽しむ量子物理学の世界』など。SF作家ジェリー・パーネルによる名物IT業界レポート「混沌の館にて」の訳者としても知られる。
登録情報
- 出版社 : 早川書房 (2011/12/22)
- 発売日 : 2011/12/22
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 336ページ
- ISBN-10 : 4152092653
- ISBN-13 : 978-4152092656
- 寸法 : 13.3 x 2.3 x 18.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 532,301位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 34,018位投資・金融・会社経営 (本)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2016年9月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ゲーム業界の歴史に深いかかわりを持つ企業、任天堂
そのアメリカでの軌跡をより多く知ることができるのではと、この本を購入し一読。
しかし、ある程度知識のある者からすると、あまりの内容の薄さと間違いの多さ、そして情報の裏どりの無さに呆れ果ててしまいました。
何しろ内容の多くが著者がネットから拾ってきたものやウィキペディアを情報源として書かれているからです。
当然内容が不確かで思い込みや推測が多く、歪んでいるものも多々見られました。
正直、真面目に見識を深めようと思って購入ほどの物では無いです。図書館に在ったら一度は読んでみようか、その程度で良いと思います。
そのアメリカでの軌跡をより多く知ることができるのではと、この本を購入し一読。
しかし、ある程度知識のある者からすると、あまりの内容の薄さと間違いの多さ、そして情報の裏どりの無さに呆れ果ててしまいました。
何しろ内容の多くが著者がネットから拾ってきたものやウィキペディアを情報源として書かれているからです。
当然内容が不確かで思い込みや推測が多く、歪んでいるものも多々見られました。
正直、真面目に見識を深めようと思って購入ほどの物では無いです。図書館に在ったら一度は読んでみようか、その程度で良いと思います。
2018年4月28日に日本でレビュー済み
任天堂が米国でいかにビジネスを展開し、そして成功をおさめたかを時系列に追っています。各時代のコンテンツの開発秘話(特にマリオカートは意外!)やマリオのキャラクター戦略なども面白かったですが、なんと言っても元祖"カービー"とマリナーズのオーナーが活躍した、ユニバーサルとの「ドンキーコング訴訟」の顛末は痛快。また、ゲームライターが著者のせいもあって、変にビジネスモデルやマーケティングの説明臭さがないので、気楽に読めました。
2020年10月4日に日本でレビュー済み
ニンテンドウの日米での活動をゲーム&ウォッチなどの初期から3DS発売まで歴史を追いながらまとめたもの。
情報源はネット情報が多いとのことであり、一部の年表や発言に裏どりが甘い面もあると思うが、文化的背景やおおまかな経緯を知れたのは良かった。
最強の法務部といわれる所以となったドンキーコングの訴訟や弁護士カービィの話も詳細に読むことが出来てよかった。
非常に痛快な文章でありもっと詳細な内容を読みたくなった。
枯れた技術の水平思考という話はニンテンドウを技術的に解き明かそうとするときによく聞く話である。
結局大事なのは最新技術ではなく、今あるものからでも工夫をすれば解決策はあるというところである。
技術経営に重要な思考である。
最後に山内社長の時代は決して壊れない製品は作らないようにしていた。
一方で現在ニンテンドースイッチのジョイコン問題が海外で大々的に訴訟になっている。
偶然の悪さを多くの顧客が引き続けたのか、山内時代の心は失われてしまったのかというところが気になる。
修理の際のシールの張替え等、細かな気遣いをで有名だからこそ、そうはあってほしくない。
情報源はネット情報が多いとのことであり、一部の年表や発言に裏どりが甘い面もあると思うが、文化的背景やおおまかな経緯を知れたのは良かった。
最強の法務部といわれる所以となったドンキーコングの訴訟や弁護士カービィの話も詳細に読むことが出来てよかった。
非常に痛快な文章でありもっと詳細な内容を読みたくなった。
枯れた技術の水平思考という話はニンテンドウを技術的に解き明かそうとするときによく聞く話である。
結局大事なのは最新技術ではなく、今あるものからでも工夫をすれば解決策はあるというところである。
技術経営に重要な思考である。
最後に山内社長の時代は決して壊れない製品は作らないようにしていた。
一方で現在ニンテンドースイッチのジョイコン問題が海外で大々的に訴訟になっている。
偶然の悪さを多くの顧客が引き続けたのか、山内時代の心は失われてしまったのかというところが気になる。
修理の際のシールの張替え等、細かな気遣いをで有名だからこそ、そうはあってほしくない。
2021年4月16日に日本でレビュー済み
ゲームはほとんどしないのですが、任天堂という企業に興味があり読み始めました。
もっとも印象に残ったのは、マリオを作った宮本さんは、ゲームを作るためのプログラミングより、ピアノが得意だったということ。ジョブスの言う「コネクティング・ドット」を思い出しました。
一企業としての任天堂は、ジレット社のように本体ではなく、ソフトを販売することで利益を出すビジネスモデルにこだわったり、ジョンソン&ジョンソン社のように一部不良が出た場合に、ファミコンを全部回収したりと、他社のいいところを真似てきたようです。
マリオも含めて歴史に残るキャラクター達の名付けが実はテキトーという点も遊びがあり面白かったです。マリオネタは子供達とクイズをするのに役立ちました。
最後に、某アーティストのMVに使われたシーンは、ジャクソン・ポロックから使われた?!と推測しました。(P116)
もっとも印象に残ったのは、マリオを作った宮本さんは、ゲームを作るためのプログラミングより、ピアノが得意だったということ。ジョブスの言う「コネクティング・ドット」を思い出しました。
一企業としての任天堂は、ジレット社のように本体ではなく、ソフトを販売することで利益を出すビジネスモデルにこだわったり、ジョンソン&ジョンソン社のように一部不良が出た場合に、ファミコンを全部回収したりと、他社のいいところを真似てきたようです。
マリオも含めて歴史に残るキャラクター達の名付けが実はテキトーという点も遊びがあり面白かったです。マリオネタは子供達とクイズをするのに役立ちました。
最後に、某アーティストのMVに使われたシーンは、ジャクソン・ポロックから使われた?!と推測しました。(P116)
2012年5月6日に日本でレビュー済み
アメリカのライターによる任天堂の社史と言って良い本です。
原著タイトル"HOW NINTENDO CONQUEST AMERICA(どうやって任天堂はアメリカを征服したか)"と
いうタイトルの通り、米国任天堂の動向が主です。
特に米国任天堂の立ち上げ(NES=Nintendo Entertainment System(アメリカ版ファミコン))と
初期〜隆盛の祖となったゲーム(ドンキーコングからスーパーマリオブラザーズあたり)が、どの
ように産み出されたのか?というのは(既知なこともあるのかもしれませんが)山内元社長と、その
娘婿との関係含め読み応えがありました。
逆にプレステやXboxとの戦いは日本での模様がメインとなり、米国の事情はそれ程ありません。
或る意味、任天堂の社史を振り返るというのは、テレビゲーム30年の歴史を振り返るといっても
間違いはない(当然、それだけだと含まれない部分も出てきますが)でしょう。一気に通読できる
という点でこの本は有益です。
但し、あれ?という記載もあります(原著の間違いか訳者の間違いなのかは?)。
例えば、ドラクエ3の発売時の話(これもテレビゲームの歴史を振り返る際、良く取り上げられる)も
一エピソードとして紹介されていますが、「平日の発売を法律で禁止した(p99)」との記載があります。
そんな事実はありません。
と言う訳で、読まれるのならば、記載内容に御注意することをお勧めします。
原著タイトル"HOW NINTENDO CONQUEST AMERICA(どうやって任天堂はアメリカを征服したか)"と
いうタイトルの通り、米国任天堂の動向が主です。
特に米国任天堂の立ち上げ(NES=Nintendo Entertainment System(アメリカ版ファミコン))と
初期〜隆盛の祖となったゲーム(ドンキーコングからスーパーマリオブラザーズあたり)が、どの
ように産み出されたのか?というのは(既知なこともあるのかもしれませんが)山内元社長と、その
娘婿との関係含め読み応えがありました。
逆にプレステやXboxとの戦いは日本での模様がメインとなり、米国の事情はそれ程ありません。
或る意味、任天堂の社史を振り返るというのは、テレビゲーム30年の歴史を振り返るといっても
間違いはない(当然、それだけだと含まれない部分も出てきますが)でしょう。一気に通読できる
という点でこの本は有益です。
但し、あれ?という記載もあります(原著の間違いか訳者の間違いなのかは?)。
例えば、ドラクエ3の発売時の話(これもテレビゲームの歴史を振り返る際、良く取り上げられる)も
一エピソードとして紹介されていますが、「平日の発売を法律で禁止した(p99)」との記載があります。
そんな事実はありません。
と言う訳で、読まれるのならば、記載内容に御注意することをお勧めします。
2012年1月24日に日本でレビュー済み
基本的に、高校時代にインベーダーゲームが流行っていた頃から、私はゲームの流行には背を向けていた。社会人になって、ゲーセンに行ってもピンボールを探し、打ちまくっていた20代から30代。流石にピンボールは淘汰され、ビデオゲームになっても今も昔も「上海」しかやらない。家庭用ゲーム機も、30代前半に海外に行くときに、飛行機の中で暇だろうからと、ゲームボーイを買ったの最後だった・・・
そんな私が息子のために、DS,Wii,DSLL、そして先月のクリスマスには、3DSまで購入させられた。まさか自分の子供がこんなにゲームに嵌るなんて(小学校5年生では普通のようですが・・・)!
80年代からのアメリカでのニンテンドーの動きを時代毎、機種毎に追った労作だ。流石にゲームに関して素人の私でも、それぞれの機種の日本でのCMの音楽などが頭の中で再現された。これだけ刷り込まれているので、相当な数のCMが出稿していたのがよくわかる。
ただ、細かい機種の内容とゲーム自体がわからないので、この書籍の面白さは半減してしまった。しかし、ゲームに詳しい人にとっては物足りないないようかもしれない。ニンテンドーのアメリカでの活動の表面をなぞっただけの書籍と評価するかもしれない。
ゲーム素人にはわかりやすい、任天堂がNINTENDOになっていく過程がよくわかった書籍だ。
そんな私が息子のために、DS,Wii,DSLL、そして先月のクリスマスには、3DSまで購入させられた。まさか自分の子供がこんなにゲームに嵌るなんて(小学校5年生では普通のようですが・・・)!
80年代からのアメリカでのニンテンドーの動きを時代毎、機種毎に追った労作だ。流石にゲームに関して素人の私でも、それぞれの機種の日本でのCMの音楽などが頭の中で再現された。これだけ刷り込まれているので、相当な数のCMが出稿していたのがよくわかる。
ただ、細かい機種の内容とゲーム自体がわからないので、この書籍の面白さは半減してしまった。しかし、ゲームに詳しい人にとっては物足りないないようかもしれない。ニンテンドーのアメリカでの活動の表面をなぞっただけの書籍と評価するかもしれない。
ゲーム素人にはわかりやすい、任天堂がNINTENDOになっていく過程がよくわかった書籍だ。
2012年1月11日に日本でレビュー済み
任天堂がアメリカで、トラック1台でアーケードゲームを売り始めてからの歴史を、アメリカ人(オタク)ジャーナリストの目で丁寧に追ったドキュメンタリー。「ドンキーコング」がキングコングのパクリだとユニバーサルから提訴され、徹底抗戦して勝訴するくだりは法務ものとしても面白い。その時に勝利に導いた弁護士が「カービィ氏」なのだそうだ。星のカービィ、である。自らの会社を守った弁護士に、上級のキャラとして名を刻むとは、何とも粋なことである。
私はゲームをやらないので、スーパーマリオを軸とし、亜種や海賊版まで言及した詳細なビデオゲーム史(おそらく、そのスジの人なら「このゲームまでフォローしてあるのか…」と唸るのかもしれない)の部分は正確に評価できないが、ファミコンやプレステをやりこんだ方ならその方面からも面白いかもしれない。
ただ、全体に翻訳が変にくだけた日本語でよみづらいのが難点。元の英語が砕けた表現なのかもしれないが。
私はゲームをやらないので、スーパーマリオを軸とし、亜種や海賊版まで言及した詳細なビデオゲーム史(おそらく、そのスジの人なら「このゲームまでフォローしてあるのか…」と唸るのかもしれない)の部分は正確に評価できないが、ファミコンやプレステをやりこんだ方ならその方面からも面白いかもしれない。
ただ、全体に翻訳が変にくだけた日本語でよみづらいのが難点。元の英語が砕けた表現なのかもしれないが。