『ワニの黄色い目』『カメのスローワルツ』そして『月曜日のリスはさびしい』3部作を通し、ジョーを中心とした娘たちや友人といった女性の自立への物語です。ラブロマンスであり、人生とは何かを考えさせる哲学書の面も持っています。見方によれば毒親に否定され続けた子供の自分探しの旅とも読めました。
今回、ゲーリー・クーパーの母との関係をストーリーに入れ込んだのも親子関係の問題点を、テーマの一つにしているとも受け取れました。ジョーが書く、クーパーと友達になった少年の物語「マイボーイ」は「かくも献身的な王妃」以上にヒットしただろうなつい想像してしまうほどリアルな描写です。
月曜日のリスもそうさびしくはないよ、と作者は書いていますがこれでシリーズ終わりかと思うと読み終わった私はとても寂しいです。
どのエピソードもどの人物の生き方も人生の参考になる深い本でした。
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月曜日のリスはさびしい 上 単行本 – 2012/2/1
- 本の長さ571ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日2012/2/1
- ISBN-104152092734
- ISBN-13978-4152092731
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登録情報
- 出版社 : 早川書房 (2012/2/1)
- 発売日 : 2012/2/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 571ページ
- ISBN-10 : 4152092734
- ISBN-13 : 978-4152092731
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,517,192位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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