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夜中に犬に起こった奇妙な事件 (ハリネズミの本箱) 単行本 – 2003/6/30
- 本の長さ373ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日2003/6/30
- ISBN-104152500093
- ISBN-13978-4152500090
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
数学や物理では天才なのに、他人とうまくつきあえない自閉症の少年クリストファー。ある夜、近所の飼い犬が殺された。彼は探偵となって犯人を捜しながら、事細かに記録を取る。やがて驚くべき事実が明らかになり…。
登録情報
- 出版社 : 早川書房 (2003/6/30)
- 発売日 : 2003/6/30
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 373ページ
- ISBN-10 : 4152500093
- ISBN-13 : 978-4152500090
- Amazon 売れ筋ランキング: - 855,865位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2015年6月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
これは傑作だった。
もともと児童文学は好きなジャンルで、
クラバート、トムは真夜中の庭で、リトル・トリーは、これまで何回も読み返している。
本作はこれら名作に対しても、決して引けを取らない。
主人公はアスペルガー障害のクリストファー。
クリスのお父さんもお母さんも障害児対応マニュアルが指導するところでは、その対応は完全にアウトである。
父親は堪忍袋の緒が切れてクリスを殴るし、母親は彼の粗相を散々に罵倒する。
教科書通り、寛容に、手際よく対応するに越したことはないのだけどね。
初めから教科書通りにできる人もいるのだろうけど、正論は頭で理解するのではなく、
散々に苦杯をなめた後に立ち上ってくるものじゃないかな…。という気がしたよ。
親としてあるべき姿の回答を求め、受け入れ、破棄して、そしてまた求めの繰り返しの中で、見つけていくしかないのだ。
で、彼らから毒親の禍々しさを感じるかというと、全然感じない。
一歩間違えば紙一重なんだけど、この紙一重を越えないために、
彼らは余人がうかがい知ることのできない愛情を必死でたぎらる。
クリスは、アスペルガーにしてサヴァンの天才少年で、特に数学の分野で抜群の才能を見せる。
その彼が近所の犬の死因を調べる過程が普通に面白いのだけど、そこから思いもよらない展開に巻き込まれ、
自閉的な安住の世界から引きずり出される展開にもう目が離せない。
クリスの成長物語であると同時に、親もどんどん変わっていって、もう何度も目が潤んじまったわい。
数学の小ネタが地味に物語を〆てくれて、唐突でも、邪魔でもない感じで挿入されるのも実はすごい構成だと思う。
好きな児童文学殿堂入り決定。
もともと児童文学は好きなジャンルで、
クラバート、トムは真夜中の庭で、リトル・トリーは、これまで何回も読み返している。
本作はこれら名作に対しても、決して引けを取らない。
主人公はアスペルガー障害のクリストファー。
クリスのお父さんもお母さんも障害児対応マニュアルが指導するところでは、その対応は完全にアウトである。
父親は堪忍袋の緒が切れてクリスを殴るし、母親は彼の粗相を散々に罵倒する。
教科書通り、寛容に、手際よく対応するに越したことはないのだけどね。
初めから教科書通りにできる人もいるのだろうけど、正論は頭で理解するのではなく、
散々に苦杯をなめた後に立ち上ってくるものじゃないかな…。という気がしたよ。
親としてあるべき姿の回答を求め、受け入れ、破棄して、そしてまた求めの繰り返しの中で、見つけていくしかないのだ。
で、彼らから毒親の禍々しさを感じるかというと、全然感じない。
一歩間違えば紙一重なんだけど、この紙一重を越えないために、
彼らは余人がうかがい知ることのできない愛情を必死でたぎらる。
クリスは、アスペルガーにしてサヴァンの天才少年で、特に数学の分野で抜群の才能を見せる。
その彼が近所の犬の死因を調べる過程が普通に面白いのだけど、そこから思いもよらない展開に巻き込まれ、
自閉的な安住の世界から引きずり出される展開にもう目が離せない。
クリスの成長物語であると同時に、親もどんどん変わっていって、もう何度も目が潤んじまったわい。
数学の小ネタが地味に物語を〆てくれて、唐突でも、邪魔でもない感じで挿入されるのも実はすごい構成だと思う。
好きな児童文学殿堂入り決定。
2014年11月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
作品は素晴らしく、中古しかなかったけど届いた現物も問題なく。ただし、邦訳はいかがなものかと思った。もとの文体を生かした形なのはわかるけど、これは日本語がちょっといただけない。なので、作品自体の評価は★5つですが邦訳版としては3つで。
2017年10月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
きっと将来クリストファーはノーベル賞を取るに違いない。普通におそらく属する私は君とどうつきあったらいいかわからないけど。君の世界を尊敬していつかハイタッチができればうれしい。
君のおとうさんはとてもがんばってるよ。君の食事を愛情込めて準備し、君が嫌がることはしないし。
がんばれ!クリストファー!!これから成長にあわせてますますこんなんにぶつかるだろうけど、君はすでに目標をたててるから。
君のおとうさんはとてもがんばってるよ。君の食事を愛情込めて準備し、君が嫌がることはしないし。
がんばれ!クリストファー!!これから成長にあわせてますますこんなんにぶつかるだろうけど、君はすでに目標をたててるから。
2021年4月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
タイトル通り内容はすごく面白買ったです。
ただ、文章がちょっと読みづらく疲れました。
決して翻訳が悪いわけではなく、主人公の少年がストーリーテラーになっており、この少年が精神面において人とは少し違うから流し読みで理解できない部分(特に彼の得意な分野の話)があるからです。
なので、彼の目線や考え方で説明された文章に感情移入すると言うよりは、主人公の話を理解しながら聞いているような気分です。
と言うと面白くないんじゃないかと言われそうですが、話は面白かったですよ
ただ、文章がちょっと読みづらく疲れました。
決して翻訳が悪いわけではなく、主人公の少年がストーリーテラーになっており、この少年が精神面において人とは少し違うから流し読みで理解できない部分(特に彼の得意な分野の話)があるからです。
なので、彼の目線や考え方で説明された文章に感情移入すると言うよりは、主人公の話を理解しながら聞いているような気分です。
と言うと面白くないんじゃないかと言われそうですが、話は面白かったですよ
2016年1月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
とても綺麗でした、問題なしです。もし機会があれは次回も利用したいです。
2015年6月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
人間は個々の違いを持って生まれたことをあらためて思い知らされました。
でも、このことが「人権」を考え直す入口となりました。
でも、このことが「人権」を考え直す入口となりました。
2021年11月15日に日本でレビュー済み
最初はとっかかりづらいんですが途中から一気に行きました。
主人公の男の子はともかく、周囲をかためる親や隣人が結構なんかすごいです。特に両親。
話しとしてはムナクソ分野。腹いせに犬を串刺しにして殺す。ひどい。
電車に乗るところは緊迫感あった。ねずみって慣れるのかな?駅で迷子になった犬や猫でも捕まえられないと思うけどネズミは捕まえることができた。うそくさい
ママのところに行ったら邪魔扱い当然なんだけどその発想がないのはアスペというより「子供」独自かなと思いました。子供は大人の世界の言葉を知ってるけど実情は知らないから。
最後はみんなハッピーみたいなうまくまとまりました~というのもちょっとね、みんな不幸になってもおかしくないのに。いい気なもんだ・・と思ってしまった。
テーマやストーリーはともかく疾走感ある文章で、よかったです。
主人公の男の子はともかく、周囲をかためる親や隣人が結構なんかすごいです。特に両親。
話しとしてはムナクソ分野。腹いせに犬を串刺しにして殺す。ひどい。
電車に乗るところは緊迫感あった。ねずみって慣れるのかな?駅で迷子になった犬や猫でも捕まえられないと思うけどネズミは捕まえることができた。うそくさい
ママのところに行ったら邪魔扱い当然なんだけどその発想がないのはアスペというより「子供」独自かなと思いました。子供は大人の世界の言葉を知ってるけど実情は知らないから。
最後はみんなハッピーみたいなうまくまとまりました~というのもちょっとね、みんな不幸になってもおかしくないのに。いい気なもんだ・・と思ってしまった。
テーマやストーリーはともかく疾走感ある文章で、よかったです。