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クラウドソーシング: みんなのパワーが世界を動かす (ハヤカワ新書juice 1) 単行本 – 2009/5/1

3.3 5つ星のうち3.3 6個の評価

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 早川書房 (2009/5/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2009/5/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 421ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4153200018
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4153200012
  • カスタマーレビュー:
    3.3 5つ星のうち3.3 6個の評価

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ジェフ・ハウ
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上位レビュー、対象国: 日本

2011年1月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本はいわゆる Web 2.0 のしくみ,つまり,おおくのひと (= 群衆,クラウド) がネットを通じて協力して,ソフトウェアや百科事典や研究成果などをつくりあげていくしくみについて書いている. おおくの例はすでにおなじみのものだが,そのなかで著者がかかわってきた 「カレント」 というサイトでのできごとについては,ひとびとが協力するためのしくみをどうやってつくったかがかなり詳細にえがかれていて,興味ぶかい.

また,ほんとうに 「協力」 しているのかどうかわからないが,アメリカの 10 代の少年少女の半数以上が Web 上のマルチメディア・ストーリーをふくむコンテンツをせっせとつくっているという話も書かれている. 日本でも携帯電話が少年少女をつないでいるが,Web にくらべると貧弱におもえる. このちがいが将来どういう差になってあらわれるのか,いささか不安だ.
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2010年2月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
もとの内容もとてもエキサイティングで、ITベンダーによるクラウド(雲)のほうの喧噪に辟易していたところ、群衆のクラウドのほうの話はとても参考になり、二つのクラウドが関係し合う可能性を見つけられそうです。内容と合わせ、素晴らしいのは翻訳!。日本語になっていない翻訳が多い中、原書を読む感覚で正しく内容が伝わる訳を久々に見た感じです。変に日本語に意訳するのでなく、原文をそのまま読んでいる感覚の訳ですが、これが本当の翻訳なのだなあと思いました。
12人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2016年1月5日に日本でレビュー済み
 2009年の本(原著は2008年)。著者はワイアード誌などに寄稿しているライターであり、クラウドソーシングという言葉の生みの親でもある。
 曰く・・・
 どんなものでも、とりわけユーザ生成コンテンツの90%はカスである。裏返せば、10%はカスではない(スタージョンの法則)。それよりもやや少ないパーセンテージのものは文句なく素晴らしい。なんらかの課題を公開したとすると、解決法を見つけられる確率は、公開した相手の集団の規模に比例して大きくなる。
 クラウドソーシングの主動力は集団は個人よりも多くの知識をたくわえているという原則である。難しい点は、彼らが知識を表現するための環境を作ることにある。群衆は群衆単独で作業にあたる、というのは誤解。成功するクラウドソーシングでは、群衆とそれを導く者(慈悲深い独裁者)が活発にやりとりして作業を進めている。コミュニティにはリーダーが必要。
 みたいな話。
2009年6月28日に日本でレビュー済み
P&GのCEOであるラフリーは
販売部門と研究開発部門
エンジニアリング部門とマーケティング部門
仕入れ先、小売店、顧客とのあいだの壁を開放しました。
P&Gの収益性は伸び続けています。

サンマイクロシステムズ社の創業者ビル・ジョイは
以下のように述べています。
頭のいい人々のほとんどは他人のために働きます。

人間は自分の利益を考えて行動すると昔から言われていますが
クラウドソーシングはそうとはかぎらないことを証明しています。
自分の知識を誰かに教えることには大きな喜びを感じます。

将来的には特許審査の一般大衆へのアウトソーシングも
ありうるかもしれません。

P&G、デュポン、BASFなどの大企業で
研究員が長年かけて取り組み、解決できなかった問題を
インノセンティブという問題解決型ウェブサイトで
簡単に問題が解決されることがあります。
そしてその問題を解決した人々の75%が既に解決法を知っていたのです。

インターネットを利用する10代の33%が
ほかの誰かのウェブサイト制作にかかわっています。
大人はたったの13%です。
10代の方が自分のブログやウェブサイトを作るよりも
他人のを作る手伝いをすることが多いのです。

10代はたんに友達づきあいをしているのかもしれませんが
そうするなかで新しい社会行動や認知能力を急速に身につけつつあります。

新しい時代を迎えました。
この事実を知っている会社と知らない会社では大きな差がでるでしょう。
個人も同じだと思います。
19人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2009年7月1日に日本でレビュー済み
こちらのクラウドは「雲」ではなくて「群集」のほうです。
クラウドソーシングの名づけ親たるジャーナリストの著者による
「今そこで起こっている」未来を、丹念に克明に描いた労作。
400ページの大作ですが、現代人は必読です。

世界の社会基盤(政治、経済、社会制度)が、メタモルフォーズし、
その上で営まれる人類の生産活動が、どのように変貌していくのか?

過去、現在、そして未来をクラウドソーシングで展望する。
本書を読むと、「クラウドソーシング」とは、一過性の流行語では
なく、経済社会と個人の能力の具現化の新しい時代を開く、産業基盤
革命であることがわかります。さらに、「フォーディズム」で、個人という
人間の能力を分断し、専門家し、可能性を閉じ込めて、機械化されたことの
反動、つまり、世界に存在している名もない個人は、その人の職業「以外」
に、全人格的な生産性をもった才能がある、ということです。

その分業で満たされない個人の創造性を開放したのが、ネット。
そして、ネット上に構築され、改造され、毎日毎時毎分、生み出され続ける
クラウドソースという、生産革命。

本書での未来は「デジタル機器やネットを何歳から使いはじめたか?」と
いう問いに答えられないデジタルネイティブ(ガス、水道、電気、テレビは
いつから使ってますか?に応えられないのと同じく、生まれる前からあたりまえ)な世代が、
デジタルイミグラントたる我々世代(20世紀世代)を超えて
さらなる革新を地球規模で起こしていくドキュメントで終わります。

さらに、本書では、「企業名」よりも「個人」が、何を考え、何をして、
コミュニティがいかに形成されて、価値を生み出してきたか?という、個人の
復権をも強くメッセージアウトしている点に、私は注目したいと思います。
クラウドソーシングを支えるのは、我々を含めて「無名の個人」大衆なのでしょう。
17人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2011年7月17日に日本でレビュー済み
オリジナルは2008年リリース。邦訳は2009年5月20日リリース。筆者ジョン・ハウはワイヤード等で活躍中のエディタである。『クラウドソーシング』(crowdsourcing)は、不特定多数の人に業務を委託するという新しい雇用形態のことで、今話題のクラウド・コンピューティングの事ではない。

豊富な例に基づいてエディタらしい整頓された語り口が翻訳も含め非常に優れた本である。ハウはクラウドソーシングについて主に3つのタイプがあると説明している。(186ページ)

1.予測市場
2.問題解決ネットワーク
3.アイデア・ジャム・・・つまりアイデアのジャムセッション

そしてそれぞれのタイプにおいて様々なケースを事例としてあげ、説明してくれている。クラウドソーシングは集合知とも表現でき、個人各々が『余り』として出していなかった別の『知』をインターネットという手段によって、様々な形で無駄なく、活かすことができることを知らしめてくれる。

個人的な考えだが、このクラウドソーシングとクラウド・コンピーティングは今後有機的に結合し、より強固な新形態を創りだしていくように思う。言ってみればプロと呼ばれる人たち以上に、アマではあるが好事家にして他分野のプロが、一度クラウドソーシングな環境を得ると莫大なパワーを発揮する、ということだ。これはアマゾンでレビューを書いたり読んだりしていたも感じることができる。これがクラウド(雲)に守られたサーバの中で、より強固な力を発揮するというのは十分に予想できる。ゆるいインターネット環境であったり、スクリーンセーバを利用した初期の並列的PC使用でも既にパワーの片鱗は十分すぎるほど見せてくれていたのだ。これがクラウドの鎧をまとったら無敵な気がする。

なにしろ『クラウド×クラウド』こそ究極の知ではないだろうか。そしてそれは究極の『フェア』でもあるとも思う。新時代到来の予感を感じさせてくれるヒントに満ちた一冊である。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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