五つ星をつけている方は本当に心から感動して書いているのだろうか。
自分の理解力が足りないのかも知れないが、メッセージがあっちこっちに飛んで、まったく心に響かない。これまでに沢山の翻訳本を読んだが、その中でもワーストに数えられる一冊だった。
この本で伝えたいこととは一体何なのか。ブランディング?にしては内容が浅い。どうしてこれを翻訳してまで日本の読者に読ませようと思ったのか。まったくの謎である。
目を引く売りは筆者に「凄くやせた」経験があることぐらいだろうか。その成功体験にからめていいことを言おうとして空回りしている印象しか残らなかった。
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人生を無理なく変えていく「シフト」の法則 (ハヤカワ新書juice) 新書 – 2010/11/26
ダナ・キャラン、ペプシ、サムスンといった一流企業のブランディング、クライスラーの電気自動車のデザイン、日本ではマルイ、ミキモトなどのロゴデザインを手掛けるピーター・アーネルが次に変えようとしたものは、自分の増えすぎた体重だった。その結果180kg以上の巨体は70kg以下になったが、彼はなにひとつ過激なことはしていない。「過去を大事にする」「ヘリウムでいこう」「感情に訴える」など、自家薬籠中のブランディング手法で、自分の中のギアを「シフト」しただけなのだ。これはダイエットのみならず、なりたい自分になる自由をつかむために採り入れられる実践の知恵なのである。自分の体験をまじえながら語られる「自己変革」のすすめ。
- 本の長さ255ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日2010/11/26
- ISBN-104153200158
- ISBN-13978-4153200159
商品の説明
著者について
企業のロゴ、プロダクト、広告、消費者経験まで、ブランドにまつわるあらゆるデザインを手掛けるArnell社の創業者。ニューヨーク州ブルックリンで生まれ育ち、コロンビア大学で建築学を学んだのち、プリンストン大学でポストモダンを代表する建築家・作家であるマイケル・グレイブスのオフィスに勤務。1979年にはニューヨークに現在のArnell社の前身となる会社を起業。ダナ・キャランとそのセカンドラインであるDKNYのブランディングで成功を収めた後、ペプシ、リーボック、サムスン、バナナ・リパブリックなどをクライアントとする。ホームデポとのジョイントベンチャーでは消火器「ホームヒーロー」で数々のデザイン賞を受賞。また最近ではiPodで動くクライスラーの電気自動車「ピーポッド」のデザインに携わっている。日本では、マルイやミキモトのロゴデザインなどを担当。その他、知的障害者のスポーツ機会を促進するスペシャル・オリンピックスの理事、ニューヨーク市消防局では求人や防災に関するチーフ・クリエイティブ・オフィサーを務める。2008年にはArnell社はマンハッタンの7ワールド・トレード・センターに移転している。
登録情報
- 出版社 : 早川書房 (2010/11/26)
- 発売日 : 2010/11/26
- 言語 : 日本語
- 新書 : 255ページ
- ISBN-10 : 4153200158
- ISBN-13 : 978-4153200159
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,993,488位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 98,776位投資・金融・会社経営 (本)
- - 110,152位新書
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2011年5月3日に日本でレビュー済み
―世界的デザイナーが明かす自分ブランドの磨き方―
とあるように、著者は一流のデザイナーである。
本書で紹介された例に出てくる企業名を見ても、聞き覚えのある大企業が多い。
reebok 、pepsi 、DKNY といった具合です。
著者のすごいところは、184kgあった体重を、「シフト」という「考え方」で、68kgまで落としたことです。その減量、実に116kg。
この「シフト」について、自身の減量過程を思い返しながら紹介してくれます。
「急激に自分を変える必要がないことは自覚していた。やるべきことは、はっきりとわかっていた。変速レバーを動かし始め、シフトすることだ」
大事なのは急激な変化を加えないこと。
急な変革は自身にとっても負荷が大きすぎて、結局は継続できなくなるからだといいます。
その理由も含めて、減量期間中に運動を殆どしなかったというのも興味深い点です。
運動は楽しめないから続かない、という考え方。
これこそ、「シフト」とは《行動》以前の、《意識》の問題だという実証かと思います。
徐々に、ゆっくりとシフトレバーを上げていくように、自分を磨き、自己ブランドを気築き上げていく。
それが著者の主張であり、読者への願いです。
この本は、減量成功本としても読めるのですが、注目しておきたいのは、著者が巨漢だった頃から一流の仕事をしているということ。
そして、その減量過程を支えてくれた仲間たちの協力もあって、よりよい自分へと「シフト」出来たということ。
「あなたという存在は、そのままでも十分すばらしい。しかし、ほんの少しのシフトでより満たされた生き方を手に入れられるとしたら、試してみる価値があるのではないだろうか」
この著者の提案を、まさに体現しています。
とあるように、著者は一流のデザイナーである。
本書で紹介された例に出てくる企業名を見ても、聞き覚えのある大企業が多い。
reebok 、pepsi 、DKNY といった具合です。
著者のすごいところは、184kgあった体重を、「シフト」という「考え方」で、68kgまで落としたことです。その減量、実に116kg。
この「シフト」について、自身の減量過程を思い返しながら紹介してくれます。
「急激に自分を変える必要がないことは自覚していた。やるべきことは、はっきりとわかっていた。変速レバーを動かし始め、シフトすることだ」
大事なのは急激な変化を加えないこと。
急な変革は自身にとっても負荷が大きすぎて、結局は継続できなくなるからだといいます。
その理由も含めて、減量期間中に運動を殆どしなかったというのも興味深い点です。
運動は楽しめないから続かない、という考え方。
これこそ、「シフト」とは《行動》以前の、《意識》の問題だという実証かと思います。
徐々に、ゆっくりとシフトレバーを上げていくように、自分を磨き、自己ブランドを気築き上げていく。
それが著者の主張であり、読者への願いです。
この本は、減量成功本としても読めるのですが、注目しておきたいのは、著者が巨漢だった頃から一流の仕事をしているということ。
そして、その減量過程を支えてくれた仲間たちの協力もあって、よりよい自分へと「シフト」出来たということ。
「あなたという存在は、そのままでも十分すばらしい。しかし、ほんの少しのシフトでより満たされた生き方を手に入れられるとしたら、試してみる価値があるのではないだろうか」
この著者の提案を、まさに体現しています。
2010年11月26日に日本でレビュー済み
ハヤカワ新書juiceはいつも楽しみにしていますが、今回も良書ですね。
おやっセルフヘルプ?と思いましたが、そうだともいえるし、そうでないともいえます。
企業のブランディングというのは企業を人のように見立てて(法人っていうくらいですし)、それをどう立派に見せるか、実際にどう立派に振る舞うかを研究することですが、だからこそ、そのある意味うまくいくことが市場で実証ずみの手法を「自分」に適用すればうまくいくというわけです。これは感想ですが、というか、ブランディングって、それに携わってる人は、そもそも自分をどう見せるかに基づいて考えてるんじゃないかなという気もします。
この本は著者のアーネルのダイエット体験をきっかけに書かれていますが、その途中ではダナ・キャランのヴィジュアルづくりの話や、消火器のデザインの話がとても興味深く、デザインやマーケティング方面の知恵を求めて本書を読んだとしても得るものがあると思います(むしろ、高級レストランでシェフに頼んでヘルシー料理をつくってもらうとか、ダイエット指南にはなってない気が…)。
いっぽう、自己変革のうえでも、「過去を否定するのではなくむしろそこから教訓をえるべし」という彼の姿勢に、とても勇気づけられる感じがしました。
『佐藤可士和の整理術』って本がありますが、そういうのと同じようなジャンルなのではないかと思います。
うまいぐあいに仕事とプライベートのことがとけあっていて、そのことに気づいてハタと膝をうつ、そんな痛快な本です。
おやっセルフヘルプ?と思いましたが、そうだともいえるし、そうでないともいえます。
企業のブランディングというのは企業を人のように見立てて(法人っていうくらいですし)、それをどう立派に見せるか、実際にどう立派に振る舞うかを研究することですが、だからこそ、そのある意味うまくいくことが市場で実証ずみの手法を「自分」に適用すればうまくいくというわけです。これは感想ですが、というか、ブランディングって、それに携わってる人は、そもそも自分をどう見せるかに基づいて考えてるんじゃないかなという気もします。
この本は著者のアーネルのダイエット体験をきっかけに書かれていますが、その途中ではダナ・キャランのヴィジュアルづくりの話や、消火器のデザインの話がとても興味深く、デザインやマーケティング方面の知恵を求めて本書を読んだとしても得るものがあると思います(むしろ、高級レストランでシェフに頼んでヘルシー料理をつくってもらうとか、ダイエット指南にはなってない気が…)。
いっぽう、自己変革のうえでも、「過去を否定するのではなくむしろそこから教訓をえるべし」という彼の姿勢に、とても勇気づけられる感じがしました。
『佐藤可士和の整理術』って本がありますが、そういうのと同じようなジャンルなのではないかと思います。
うまいぐあいに仕事とプライベートのことがとけあっていて、そのことに気づいてハタと膝をうつ、そんな痛快な本です。
2011年1月29日に日本でレビュー済み
その方法があまりにもうまくいったので
どうやって成功したか話さずにはいられない 、、、
本文中にそう書いてあるように
本文章には、勢いが感じられます。
その分
ツボにはまる人と
そうでない人は、分かれるかもしれません。
「圧倒する」
「トラになる」など
より「積極的」に、充実した人生を送るための
ヒントが示されていると思います。
常に脱皮し続けるような人生を目指して、、、。
どうやって成功したか話さずにはいられない 、、、
本文中にそう書いてあるように
本文章には、勢いが感じられます。
その分
ツボにはまる人と
そうでない人は、分かれるかもしれません。
「圧倒する」
「トラになる」など
より「積極的」に、充実した人生を送るための
ヒントが示されていると思います。
常に脱皮し続けるような人生を目指して、、、。
2010年12月20日に日本でレビュー済み
私のように、仕事上にしろ、プライベートにしろ、何か変えたい、変わりたいと思いながらも挫折を繰り返した人におすすめ。
前半は著者の自伝的内容、後半はそこから得た気づき、つまりシフトするための法則について書かれています。後半まで読み進めていったら、前半のストーリーの意味がよくわかりました。
各種ビジネス書を読むと、よさそうなメソッドをいろいろ紹介してはあるのですが、今までは取り入れようとすると重荷になるほど大幅な変化になったり、それゆえ失敗してますます自分がダメに感じられてしまったりしがちでした。その点この本は「無理なく」変える方法が紹介してあり、自分の過去も失敗も受け入れようという姿勢なので気楽に読めました。「恐怖に打ち勝つ」「あなたの人生を書き直す」「失敗を受け入れる」「外へ出て人と関わる」など、かつて何度も失敗したことのある人ならではの切り口に勇気づけられました。
アーネル氏についてまったく知りませんでしたが、マルイ、ミキモト、ペプシ、ダナキャラン、リーボック、サムスンなどなど、身近なブランドのブランディングに携わっているすごい人なんですね。気になって原書も読んでみましたが、訳書のほうがすっきりしていて読みやすく感じました。
前半は著者の自伝的内容、後半はそこから得た気づき、つまりシフトするための法則について書かれています。後半まで読み進めていったら、前半のストーリーの意味がよくわかりました。
各種ビジネス書を読むと、よさそうなメソッドをいろいろ紹介してはあるのですが、今までは取り入れようとすると重荷になるほど大幅な変化になったり、それゆえ失敗してますます自分がダメに感じられてしまったりしがちでした。その点この本は「無理なく」変える方法が紹介してあり、自分の過去も失敗も受け入れようという姿勢なので気楽に読めました。「恐怖に打ち勝つ」「あなたの人生を書き直す」「失敗を受け入れる」「外へ出て人と関わる」など、かつて何度も失敗したことのある人ならではの切り口に勇気づけられました。
アーネル氏についてまったく知りませんでしたが、マルイ、ミキモト、ペプシ、ダナキャラン、リーボック、サムスンなどなど、身近なブランドのブランディングに携わっているすごい人なんですね。気になって原書も読んでみましたが、訳書のほうがすっきりしていて読みやすく感じました。