オマルという惑星で様々な思いを秘めた登場人物が導かれるように集まり・・・というお話。
まず、フランスのSFと聞いてイマイチぴんと来なかったことを白状しますが、フランスにもこういう通俗っぽいSFがあったことに驚かされました。それと、フランスを含めた広くヨーロッパの小説が読みにくくあまり好きでなかったので、本書も警戒しながら読んだら凄く読み易くて驚きました。英米の作家が書いたと誤解してもおかしくないくらい読み易い小説でした。
物語も独自の造語を駆使して慣れるまでは四苦八苦しますが、一旦慣れたら作品世界に浸れる面白い小説でした。長いシリーズのまだ、第一作とのことで、これからどう話が転がっていくのかが気になります。
レムやディレーニーみたいな難解なSFも好きですが、こういう通俗SFも絶対に必要だと思うので、長く続いてもらいたいですね。
異星界SFの秀作。機会があったら是非。
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オマル-導きの惑星- (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ 5014) 新書 – 2014/4/10
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購入オプションとあわせ買い
辺境の巨大惑星〈オマル〉には、複数の亜人種族が共存していた。巡航飛行船につどいし異なる種族の六人は、それぞれに自らの物語を語った……。『ハイペリオン』を彷彿とさせるフランスSF巨篇
- 本の長さ486ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日2014/4/10
- ISBN-104153350141
- ISBN-13978-4153350144
登録情報
- 出版社 : 早川書房 (2014/4/10)
- 発売日 : 2014/4/10
- 言語 : 日本語
- 新書 : 486ページ
- ISBN-10 : 4153350141
- ISBN-13 : 978-4153350144
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,533,186位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 89,054位新書
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2015年6月8日に日本でレビュー済み
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2014年10月14日に日本でレビュー済み
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帯に『ハイペリオン』を凌ぐ作品だと謳われていたが、そこまでの作品ではないと思う。あと、謎の人物を追い求めるというストーリーは、『ハイペリオン』と言うよりも『サンティアゴ』(マイク・ レズニック著)の方に似ている感がある。
3種族、6人の人物が、チケットを入手、それぞれの目的を叶える為に、飛行船に乗り、目的地を目指すのだが、一人を除き、動機は腑に落ちない。また、彼らを呼び集めた理由も腑に落ちないものだった。
面白い部分は、飛行船が海賊に襲われ、主人公達を除き全滅、操舵を失い、漂うがままの飛行船の中で、6人が奇妙な共同生活を送るという部分だけだった。
3種族、6人の人物が、チケットを入手、それぞれの目的を叶える為に、飛行船に乗り、目的地を目指すのだが、一人を除き、動機は腑に落ちない。また、彼らを呼び集めた理由も腑に落ちないものだった。
面白い部分は、飛行船が海賊に襲われ、主人公達を除き全滅、操舵を失い、漂うがままの飛行船の中で、6人が奇妙な共同生活を送るという部分だけだった。
2018年11月24日に日本でレビュー済み
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ホドキン族はまだしもシレ族だと外見が想像できない。説明不足なのか、ガジェットも魅力が伝わってこない。魅力を感じない人々の、ハイペリオンごっこをみせられて、結局リングワールドでしたみたいな話でした。自分には肌が合わないので続編は読まないつもり。
2014年6月7日に日本でレビュー済み
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ハイペリオン程のスリルは望めないが、ついつい読んでしまうストーリーテーリング。ラスト近くであかされる惑星オマルの秘密(どのような秘密かは内緒)には流石びっくりした。続巻ではこの秘密が明かされるのだろうが発売が待ち遠しい。
2014年6月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
久々に、真正面からSFの王道に挑んだ作品、というものを読めた気がします。
ガチガチのハードSF系ではないです(がといっても、科学考証が全くでたらめなファンタジーよりな、ということでももちろんないですが)、その分スケールの大きな想像の風呂敷と、らしいストーリーテリングで、やはりこちらの方がSFの王道ではないか、と。そして、期待に違わず逃げることなく正面突破してくれた、と感じました。
あまり内容に踏み込むとネタバラしをしそうなので多くは書けませんが、まあ、シモンズとブリンを足して2で割ったような、とだけ書いておきましょう(笑)
ただし、難点は非常に文章が読み難いこと。元々の文章がそうなのか、フランス語の翻訳を読み慣れてないからなのか、あるいは翻訳のせいなのかはフランス語さっぱりな自分には判断できませんが、多分、前者なんだろうなあ、と思います。
また特に、前半のクライマックスは主に飛行船の中で展開するのですが、この飛行船の形状や内部の構成や外観なんかが文章から読み取れない。そもそも、文章量的にどう見ても描写しきれるだけのものがありませんから、そのため情景を想像するのが大変困難です(あるいは飛行船とか船舶の用語なんかに詳しい人なら問題ないのかな?とも思いますが、しかし、そもそも現実に存在してる飛行船からはかなり遠いものですしね……)。あとがきに書いてあったのですが、作者のページがhttp://www.omale.fr/にあり、ここに少しですがイラストなんかもあるので、適宜参照してたら、もう少し読みやすかったかも。あるいは、拘らず、もう単語からのイメージだけで独りよがりに想像して読んでいってしまう方がいいかもしれません。
ただ、なんにしても、この作品はあくまでもオマルシリーズの端緒、という感じですね。といっても、例えばシモンズの「ハイペリオン」ほど謎の未解決感があるわけではなく、この話はこの話としてちゃんと完結しているのですが、それでも、まだまだ明かされたのはほんの一部、という感じです。
最終的な評価は続刊を読んでからでないとやはりくだせませんね。ということで、いろんな期待と保留含めて星は4つで。
ガチガチのハードSF系ではないです(がといっても、科学考証が全くでたらめなファンタジーよりな、ということでももちろんないですが)、その分スケールの大きな想像の風呂敷と、らしいストーリーテリングで、やはりこちらの方がSFの王道ではないか、と。そして、期待に違わず逃げることなく正面突破してくれた、と感じました。
あまり内容に踏み込むとネタバラしをしそうなので多くは書けませんが、まあ、シモンズとブリンを足して2で割ったような、とだけ書いておきましょう(笑)
ただし、難点は非常に文章が読み難いこと。元々の文章がそうなのか、フランス語の翻訳を読み慣れてないからなのか、あるいは翻訳のせいなのかはフランス語さっぱりな自分には判断できませんが、多分、前者なんだろうなあ、と思います。
また特に、前半のクライマックスは主に飛行船の中で展開するのですが、この飛行船の形状や内部の構成や外観なんかが文章から読み取れない。そもそも、文章量的にどう見ても描写しきれるだけのものがありませんから、そのため情景を想像するのが大変困難です(あるいは飛行船とか船舶の用語なんかに詳しい人なら問題ないのかな?とも思いますが、しかし、そもそも現実に存在してる飛行船からはかなり遠いものですしね……)。あとがきに書いてあったのですが、作者のページがhttp://www.omale.fr/にあり、ここに少しですがイラストなんかもあるので、適宜参照してたら、もう少し読みやすかったかも。あるいは、拘らず、もう単語からのイメージだけで独りよがりに想像して読んでいってしまう方がいいかもしれません。
ただ、なんにしても、この作品はあくまでもオマルシリーズの端緒、という感じですね。といっても、例えばシモンズの「ハイペリオン」ほど謎の未解決感があるわけではなく、この話はこの話としてちゃんと完結しているのですが、それでも、まだまだ明かされたのはほんの一部、という感じです。
最終的な評価は続刊を読んでからでないとやはりくだせませんね。ということで、いろんな期待と保留含めて星は4つで。
2016年4月20日に日本でレビュー済み
総面積は地球の5000倍にもおよぶ巨大惑星オマル。そこではヒト族、シレ族、ホドキン族の3種族が暮らしていた。この設定だけで、わくわくしてしまう。正当派の冒険SFである。ちょっと、ハイペリオンを思わせるような展開もあり、一気に読めた。フランスSFといいうことで、手に取る前は少し躊躇したけど、面白い。ただ、結末は、ちょっとあっけない。続編に期待する。
2014年5月3日に日本でレビュー済み
フランスSFを代表する作家の代表シリーズ。
人間を含めた三種の知性体が生活する巨大惑星オマルで、何者かに導かれてとある飛行船に集まった六人の群像劇。物語は六人それぞれの事情を語る物語を挟みながら進んで行くが、終盤近くに成ると今度は舞台と成っているオマルそのものの秘密が描かれて行く。
久々に骨太で壮大な世界を楽しめた。
人間を含めた三種の知性体が生活する巨大惑星オマルで、何者かに導かれてとある飛行船に集まった六人の群像劇。物語は六人それぞれの事情を語る物語を挟みながら進んで行くが、終盤近くに成ると今度は舞台と成っているオマルそのものの秘密が描かれて行く。
久々に骨太で壮大な世界を楽しめた。