手元にあるいくつかの追悼本の中でも、出色の出来。
美しい装丁と上質な紙の上に、稀代のプロレスラーを悼む記事や写真が詰め込まれている。
ナンバーは、もともとスポーツを文字にして味わわせてくれる雑誌だ。
小橋「三沢さんの覚悟に負けたくない」
川田「いるだけでよかった。再び戦えなくても」
その他、以下のように、プロレスに殉じた男の足跡を余すところなく記そうという意思が感じ取れる構成になっている。
【フォトギャラリー】王者の勇姿
【ロングインタビュー】小橋建太、齋藤彰俊、川田利明、田上明
【追究ドキュメント】6月13日
【過去記事再録】「ジャンボを超える日 1990.10.5」「本当のプロレスを知ってほしい 2000.8.24」
【歴代王者インタビュー】秋山準、丸藤正道、森嶋猛、潮崎豪
【三沢光晴ベストバウト】詳細年表
【エッセイ】ジョー樋口、武藤敬司、高山善廣、蝶野正洋
これらの記事は、広く、深く三沢光晴を味わわせてくれる。
しかし、読み進めるうちに、もうひとつ気づいた。
この本は、プロレスリング・ノアの現在と近い将来をも予感させる。
丸藤は復帰するだろう。
森嶋はまたベルトを取るだろう。
潮崎は逆境の中で力をつけるだろう。
秋山は自分で決めた引退の日まで、壁としてそびえるだろう。
ノアは、ずっと航海し続けるだろう。
三沢光晴というiconの下に。
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Number PLUS プロレスに殉じた男 三沢光晴 ムック – 2009/9/26
プロレスに殉じた男三沢光晴
- 本の長さ97ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2009/9/26
- ISBN-104160081592
- ISBN-13978-4160081598
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登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (2009/9/26)
- 発売日 : 2009/9/26
- 言語 : 日本語
- ムック : 97ページ
- ISBN-10 : 4160081592
- ISBN-13 : 978-4160081598
- Amazon 売れ筋ランキング: - 756,432位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 29,677位スポーツ・アウトドア (本)
- - 68,796位エンターテイメント (本)
- - 141,224位雑誌 (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2018年8月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
プロレスファン以外の目線で書かれているので、一般のプロレス雑誌とはちょっと違う記事感になっている。
2009年10月5日に日本でレビュー済み
プロレス雑誌が発行している追悼号などと比べてちょっと距離を置いた感のある内容です。
編集後記を読むと分かりますが、普段プロレスに関わっていない記者が編集していますので、
週プロ、ゴングあたりでずっと三沢を見てきた人間にとっては新鮮に感じる部分があります。
一つはNumberらしくスポーツノンフィクションになっていること。
プロレス(誌)紙は基本的に書き手の考えなどはほとんど出てきません(感想文って言われちゃいますネ)し、
それをやっちゃうと色々と問題になるわけなんですが、
ところどころに書き手それぞれの考えが見え隠れするのでそれがものすごく新鮮。
どっぷりつかった人間の感情バリバリのものとは違うクールさもいい。
もう一つは写真。
三沢の写真は借り物が多いんだけど、インタビューをした選手や関係者の写真がいい!
さすがNumber!スポーツグラフィックというだけのことはある!
小橋、彰俊、川田、仲田龍&和田京平(よく横に写真を並べたもんだ)、田上、秋山あたりは
いかにもNumberっぽく撮られていて客観的な事実として彼らの言っていることとらえる事が出来るのが新鮮。
プロレスファンとしてはNumberが追悼号を出してくれたことが純粋にうれしい。
プロレスってどこまでいってもマイナーだし自分たちもちょっとすねているところもあるけど、
Numberみたいな雑誌がきちんと取材をして1冊の本としてまとめくれたのはゴールデンに復活したのと同じぐらいうれしい。
三沢さんだからここまでしてくれたと思うし、本当に三沢さんを追悼する気持ちが表れているんだと思う。
ようやく気持ちの整理がついてきたころに出されちゃうとなかなか辛いものもありますが。
「オレ的には追悼号を出してもらって嬉しいってのは正直あるよね」
とか天国の三沢さんは言ってるんでしょうか・・・。
編集後記を読むと分かりますが、普段プロレスに関わっていない記者が編集していますので、
週プロ、ゴングあたりでずっと三沢を見てきた人間にとっては新鮮に感じる部分があります。
一つはNumberらしくスポーツノンフィクションになっていること。
プロレス(誌)紙は基本的に書き手の考えなどはほとんど出てきません(感想文って言われちゃいますネ)し、
それをやっちゃうと色々と問題になるわけなんですが、
ところどころに書き手それぞれの考えが見え隠れするのでそれがものすごく新鮮。
どっぷりつかった人間の感情バリバリのものとは違うクールさもいい。
もう一つは写真。
三沢の写真は借り物が多いんだけど、インタビューをした選手や関係者の写真がいい!
さすがNumber!スポーツグラフィックというだけのことはある!
小橋、彰俊、川田、仲田龍&和田京平(よく横に写真を並べたもんだ)、田上、秋山あたりは
いかにもNumberっぽく撮られていて客観的な事実として彼らの言っていることとらえる事が出来るのが新鮮。
プロレスファンとしてはNumberが追悼号を出してくれたことが純粋にうれしい。
プロレスってどこまでいってもマイナーだし自分たちもちょっとすねているところもあるけど、
Numberみたいな雑誌がきちんと取材をして1冊の本としてまとめくれたのはゴールデンに復活したのと同じぐらいうれしい。
三沢さんだからここまでしてくれたと思うし、本当に三沢さんを追悼する気持ちが表れているんだと思う。
ようやく気持ちの整理がついてきたころに出されちゃうとなかなか辛いものもありますが。
「オレ的には追悼号を出してもらって嬉しいってのは正直あるよね」
とか天国の三沢さんは言ってるんでしょうか・・・。
2014年10月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
亡くなって分かる彼の功績。
今の 日本マット低迷を 彼が生きていたらなぁと 実感している。
今の 日本マット低迷を 彼が生きていたらなぁと 実感している。
2009年9月25日に日本でレビュー済み
あの日の事故から3ヶ月。
少しは冷静に読めるかと思いましたが、無理でした。
とても丁寧に作られた本だと思います。
大事にしたいと思います。
少しは冷静に読めるかと思いましたが、無理でした。
とても丁寧に作られた本だと思います。
大事にしたいと思います。
2009年10月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
三沢さんの亡くなった後、プロレス専門誌やスポーツ新聞で多くの追悼号が出ましたが、Number PLUSの追悼号はそれらとは異なっており興味深く読みました。三沢さんと戦った関係者のインタビューの中では特に小橋選手のインタビューで、プロレス専門家では分かっていても書けないような小橋選手の最近のコンディションなどのことも、ずばっと書かれており一気に読んでしまいました。
2010年2月22日に日本でレビュー済み
全日本とノアに分裂してからプロレスをみなくなったので、亡くなったのにも気づかず、献花もできませんでした。全日本時代は一番好きであんなに楽しませて頂いたのにと申し訳ございません。試合ではベストバウトではないですが、馬場さんより背の高い選手(確かブレイドブッチマスターズという人)からジャーマンでカウント3つ取った試合が記憶に残ってます。あと3冠とってから殆ど負けなくなったので、負けた試合のほうが強いインパクトを受けました。ノアは三沢さんが中心になってクーデターを起こしたと思ってましたが、この本を読むとそうじゃなかったのがわかって驚きました。当時少し裏切られたように思ったので反省しております。たまたま住んでるのが浦和競馬場の近くなので通りかかったら最敬礼しております(蛇足ですが、この辺は競馬場の近くのせいか馬場先通りと名づけられてます)。