TVを観て、検証のために原作を読みましたが、
流石清張さんでした!時代設定が違うのに、あの時代に
良くここまで出来たと、関心しました。
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十万分の一の偶然 単行本 – 1981/7/1
松本 清張
(著)
- 本の長さ350ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日1981/7/1
- ISBN-104163066004
- ISBN-13978-4163066004
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登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (1981/7/1)
- 発売日 : 1981/7/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 350ページ
- ISBN-10 : 4163066004
- ISBN-13 : 978-4163066004
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,603,649位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 378,284位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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(1909-1992)小倉市(現・北九州市小倉北区)生れ。給仕、印刷工など種々の職を経て朝日新聞西部本社に入社。41歳で懸賞小説に応募、入選した『西郷札』が直木賞候補となり、1953(昭和28)年、『或る「小倉日記」伝』で芥川賞受賞。1958年の『点と線』は推理小説界に“社会派”の新風を生む。生涯を通じて旺盛な創作活動を展開し、その守備範囲は古代から現代まで多岐に亘った。
イメージ付きのレビュー
5 星
十万分の一の偶然
大変面白かった。作品紹介は次のとおり。A新聞の「読者のニュース写真年間最高賞」に輝いたのは、東名高速での凄惨な事故の報道写真だった。“十万分の一”と評されたそのシャッターチャンスは果たして本当に偶然なのか?すぐれた作品を残したいというアマチュア・カメラマンのエゴイズムを軸に「作られた報道写真」問題を活写した社会派ミステリー。一般文学通算200作品目の読書完。通算209冊目の作品。1982/01/30
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2022年5月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
以前TVドラマ化されていたのを見て、原作を読んでみたくなって買った。正直なところ「すごく昔の話」な感じ。だから原作をそれに沿ってドラマ化するのはムリで、結局「インスパイアされて作りました」なくらい別の話になっていた。本編の内容は「時代が昔すぎて」いい悪いは言えないが、読んだタイミング的に「今は平和な時代になった。戦争もほとんどなく・・・」のような文言を読んで「羨ましい時代だったんだな」と、殺人事件の話なのに妙に羨ましく思えたのが一番強い印象。
2012年10月31日に日本でレビュー済み
大変面白かった。作品紹介は次のとおり。A新聞の「読者のニュース写真年間最高賞」に輝いたのは、東名高速での凄惨な事故の報道写真だった。“十万分の一”と評されたそのシャッターチャンスは果たして本当に偶然なのか?すぐれた作品を残したいというアマチュア・カメラマンのエゴイズムを軸に「作られた報道写真」問題を活写した社会派ミステリー。
一般文学通算200作品目の読書完。通算209冊目の作品。1982/01/30
一般文学通算200作品目の読書完。通算209冊目の作品。1982/01/30
大変面白かった。作品紹介は次のとおり。A新聞の「読者のニュース写真年間最高賞」に輝いたのは、東名高速での凄惨な事故の報道写真だった。“十万分の一”と評されたそのシャッターチャンスは果たして本当に偶然なのか?すぐれた作品を残したいというアマチュア・カメラマンのエゴイズムを軸に「作られた報道写真」問題を活写した社会派ミステリー。
一般文学通算200作品目の読書完。通算209冊目の作品。1982/01/30
一般文学通算200作品目の読書完。通算209冊目の作品。1982/01/30
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2012年12月19日に日本でレビュー済み
ニュース写真最高賞に凄惨な東名高速事故を撮った写真が輝いた。果たして本当に十万分の一の偶然と評されたチヤンスで写されたものだったのか?・・・・・・。真の報道写真とは何か、其の姿勢までも問われる時代を超えた傑作。少し逸れますが、iΡS騒ぎの森口氏の例が示すように、マスコミの資質がかなり低下してしまっているためガソ、ネタがあまりにも多い昨今の時代、報道のイロハから学び治してほしいものです。中に優れた発信者もいますが。僭越ながら、私は本物の十万分の一の偶然で2008年7月10日鉾田沖の特殊蜃気楼の撮影に運良く成功しましたが、一部の新聞を除き正当な評価をいただけませんでした。
2006年3月19日に日本でレビュー済み
遅ればせながら、松本清張を初めて『読』みました。
黒皮の手帳、砂の器、点と線…などは全部『見て』いたので…。
今読むと古い描写であると感じる所は多々ありますが、それでも巨匠の表現をじっくり味わう事が出来ました。
ミステリーとしては、犯人が分からず、じっくり謎解きをすると言う物ではなく、犯人の目線で、ターゲットを追い詰めていく過程を読んでいくという感じです。
そのせいか、長い小説の割にサクサクと淡々と読める感じです。
黒皮の手帳、砂の器、点と線…などは全部『見て』いたので…。
今読むと古い描写であると感じる所は多々ありますが、それでも巨匠の表現をじっくり味わう事が出来ました。
ミステリーとしては、犯人が分からず、じっくり謎解きをすると言う物ではなく、犯人の目線で、ターゲットを追い詰めていく過程を読んでいくという感じです。
そのせいか、長い小説の割にサクサクと淡々と読める感じです。
2017年12月19日に日本でレビュー済み
「偶然を待つということは、その偶然が予知されない偶然ではなくて、かならず起きるという偶然、つまり必然ですね。・・・」
2008年11月5日に日本でレビュー済み
推理小説というと、事件が起こって、その犯人捜しというのが、筋なのだけれど、ときに松本清張はちがう事を目論む。
ホントに推理小説を書く。
「推理」なので、主人公が事件に対して推理してそれを検証していくのだ。
だから、殺人事件が起こるとは限らない。
この「十万分の一の偶然」もそうだ。
事件は冒頭に起きるのだけれど、犯人捜し? トリック暴き? それとも復讐もの?
読み進むたびに、松本清張はどのパターンの小説にしたんだと、そっちが気になっていく。
ラストを迎えるまで悩ましい。非常に高度な「推理小説」だ。
ホントに推理小説を書く。
「推理」なので、主人公が事件に対して推理してそれを検証していくのだ。
だから、殺人事件が起こるとは限らない。
この「十万分の一の偶然」もそうだ。
事件は冒頭に起きるのだけれど、犯人捜し? トリック暴き? それとも復讐もの?
読み進むたびに、松本清張はどのパターンの小説にしたんだと、そっちが気になっていく。
ラストを迎えるまで悩ましい。非常に高度な「推理小説」だ。
2007年12月9日に日本でレビュー済み
松本清張の推理小説のなかで、特異な文体でかかれているユニークな作品である。いつもの清張なら感情的な文章でも説明的な文章でも、清張本人の顔の見える文体である。しかし、この作品の清張は、どこかあちらの世界を向いていて、文体に地に足のついた感じがしない。読んでいる最中に、「おや?」という違和感を覚えた。こんな経験は清張作品のなかで、後にも先にもこの作品だけである。この虚ろな感じが、この作品の雰囲気や謎解きに大いに貢献していると思う。「特殊な清張」が読みたいなら、この作品ははずせないなと感じた