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海の祭礼 ハードカバー – 1986/10/25
吉村 昭
(著)
- 本の長さ381ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日1986/10/25
- ISBN-104163092404
- ISBN-13978-4163092409
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登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (1986/10/25)
- 発売日 : 1986/10/25
- 言語 : 日本語
- ハードカバー : 381ページ
- ISBN-10 : 4163092404
- ISBN-13 : 978-4163092409
- Amazon 売れ筋ランキング: - 641,760位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 715位ドイツ文学研究
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2022年12月2日に日本でレビュー済み
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日本海の歴史、、捕鯨、流民、漂民、アイヌ民族、日本民族、果ては江戸時代のワクチン接種!@@!に驚く、綿密な幕府政治に驚く、驚くことばかり、、年少時期に必読させたい、教科書にはない日本海の歴史。
2022年2月3日に日本でレビュー済み
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前半は先日放送された永瀬廉さん主演のNHK BSドラマ「わげもん」と同時期のことが描かれている。
ドラマは史実を織り込んだフィクションで永瀬さん演じる通詞を目指す若者が主人公だったが、本作は前半の主人公がドラマでは木村昴さんが演じたラナルド・マクドナルド。中盤から小池徹平さんが演じた森山栄之助も登場して二人の英語の師弟関係を超えた友情を描き、後半の森山パートは黒船来航後、ペリーやハリスの通訳をして幕末外交を支え、開国へと進む。
森山に関しては実在の人物でありながら資料が少なく、史実の列挙が多いのは仕方ないところ。
それでも人間森山を垣間見ることはできた。
彼が通詞として欧米列強から日本の独立性を守るべく奔走し、身も心もすり減らしてリタイア後は抜け殻のようになり急激に老いていく。彼の多大なる功績が十分報われていないようで忸怩たる思いがするが、それでも晩年はラナウドとともに希望を持って英語の勉強に励んでいた頃を思い出して温かい気持ちになっていたと信じたい。
ドラマは史実を織り込んだフィクションで永瀬さん演じる通詞を目指す若者が主人公だったが、本作は前半の主人公がドラマでは木村昴さんが演じたラナルド・マクドナルド。中盤から小池徹平さんが演じた森山栄之助も登場して二人の英語の師弟関係を超えた友情を描き、後半の森山パートは黒船来航後、ペリーやハリスの通訳をして幕末外交を支え、開国へと進む。
森山に関しては実在の人物でありながら資料が少なく、史実の列挙が多いのは仕方ないところ。
それでも人間森山を垣間見ることはできた。
彼が通詞として欧米列強から日本の独立性を守るべく奔走し、身も心もすり減らしてリタイア後は抜け殻のようになり急激に老いていく。彼の多大なる功績が十分報われていないようで忸怩たる思いがするが、それでも晩年はラナウドとともに希望を持って英語の勉強に励んでいた頃を思い出して温かい気持ちになっていたと信じたい。
2013年9月2日に日本でレビュー済み
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幕末外交史を描いた実録小説であります。
鎖国日本へやってきたマクドナルドと日本人たちの交流は興味深く読めるのですが、いよいよペリーの日本遠征を迎えてからの約160ページ(全体の3分の1)は長大な後日談といいましょうか、小説というより、幕末外交事情の解説を読んでいる気分になります。長かった!
海外の情勢、技術、言語の知識を欠いて、異国船の相次ぐ来航に強い危機感を抱きながら、何ら抜本的な対策を講じることなく先送りを続けるばかりで、遂に崩壊を迎えてしまった幕府は滅びるべくして滅んでいった組織の典型を見るようです。
外交に役立つ人材と認められながら鎖国の国法の前に阻まれたマクドナルド。もしも彼が日本に留まることを許されたなら、この国の歴史はどのように変わったのでしょうか。
鎖国日本へやってきたマクドナルドと日本人たちの交流は興味深く読めるのですが、いよいよペリーの日本遠征を迎えてからの約160ページ(全体の3分の1)は長大な後日談といいましょうか、小説というより、幕末外交事情の解説を読んでいる気分になります。長かった!
海外の情勢、技術、言語の知識を欠いて、異国船の相次ぐ来航に強い危機感を抱きながら、何ら抜本的な対策を講じることなく先送りを続けるばかりで、遂に崩壊を迎えてしまった幕府は滅びるべくして滅んでいった組織の典型を見るようです。
外交に役立つ人材と認められながら鎖国の国法の前に阻まれたマクドナルド。もしも彼が日本に留まることを許されたなら、この国の歴史はどのように変わったのでしょうか。
2022年2月22日に日本でレビュー済み
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読みたい本が早く届くことがよいです。
2021年4月25日に日本でレビュー済み
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吉村昭の作品はハズレが無いねえ〜。でもこれが氏の作品の中で面白い方かって言われるとそれは無い。そもそもマクドさん全然出てこないし、出てきても大して活躍しない。捕まってちょっと日本語喋れるようになっただけ。記録文学という性質上創作は最低限しか出来なかったんだろうけど、今作ではそれが仇になった感がある。資料少なかったんだろうな……
総合すると、吉村昭の記録文学を好んで読む人向けであって、スペクタクルとか愛国的内容とかを求める人には全く不向き。私は好きだから読めたけど、あらすじの特異さに惹かれたようないわゆる「普通の読み物」を求めてる人は途中で投げちゃうんじゃ無いかな。
総合すると、吉村昭の記録文学を好んで読む人向けであって、スペクタクルとか愛国的内容とかを求める人には全く不向き。私は好きだから読めたけど、あらすじの特異さに惹かれたようないわゆる「普通の読み物」を求めてる人は途中で投げちゃうんじゃ無いかな。
2017年4月18日に日本でレビュー済み
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幕末にアメリカの捕鯨船から日本に蜜上陸したラナルド・マクドナルドに始まり、長崎でのオランダ語通詞(通訳)森山栄之助との1年間にわたる英語を通した交流を経て、ペリー来航に始まる幕末~維新の怒涛の変化を作者らしく、綿密な資料・取材をもとに描いた力作です。
個人的には、マクドナルドが主人公の物語かと思って読み始めたのですが・・・・・
諸外国の思惑・政策に加え、世界情勢も相まってに防戦一方の幕府に対し、攘夷派のすさまじい動きもうまくまとめられ、森山の苦悩が浮き彫りになります。
ジョン万次郎の晩年もそうでしたが、森山も維新後は、それまでの激務から解放されて抜け殻のような状態になったそうで、とてもかわいそうに思いました。
山本音吉も出てきますが、彼の乗った宝順丸は、知多半島を出た後、伊勢志摩でコメや陶器を積んで江戸に向かったはずですが。
個人的には、マクドナルドが主人公の物語かと思って読み始めたのですが・・・・・
諸外国の思惑・政策に加え、世界情勢も相まってに防戦一方の幕府に対し、攘夷派のすさまじい動きもうまくまとめられ、森山の苦悩が浮き彫りになります。
ジョン万次郎の晩年もそうでしたが、森山も維新後は、それまでの激務から解放されて抜け殻のような状態になったそうで、とてもかわいそうに思いました。
山本音吉も出てきますが、彼の乗った宝順丸は、知多半島を出た後、伊勢志摩でコメや陶器を積んで江戸に向かったはずですが。
2016年9月17日に日本でレビュー済み
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大分前に読んだのですが、利尻島に旅したとき碑があって、ガイドさんから話を聞いたときに改めて感動しました。
2019年6月30日に日本でレビュー済み
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ペリー来航までの日本の立ち位置、海外との危ない関係また、それに英語がいかに大切かがよく分かった。昨年、利尻島に行った折、この本のことを知った。感謝です。