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美味礼讃 ハードカバー – 1992/3/1
海老沢 泰久
(著)
彼以前は西洋料理だった。彼がほんもののフランス料理をもたらした。その男、辻静雄の半生を描く伝記小説。丸谷才一氏ほか大絶賛
- 本の長さ393ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日1992/3/1
- ISBN-10416313090X
- ISBN-13978-4163130903
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登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (1992/3/1)
- 発売日 : 1992/3/1
- 言語 : 日本語
- ハードカバー : 393ページ
- ISBN-10 : 416313090X
- ISBN-13 : 978-4163130903
- Amazon 売れ筋ランキング: - 473,550位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 11,091位日本文学
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2024年5月22日に日本でレビュー済み
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先輩の背中を見て育てるという職人の世界で、料理学校というものを現実の場でも役立てるように、育て上げた辻静雄の半生を描く伝記小説。この世界に携わったニンゲン以外でも食への妥協ない追求の成果に、現在の日本の食文化の発展が感じられる1冊。
2022年12月27日に日本でレビュー済み
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料理の鉄人や美味しんぼの延長で手に取って以来、人生でベスト10入りの大好きな作品です。20年ぶりに電子書籍で読み直しましたが、昨今の金欲的?で殺伐とした世の中にあって、こんな素晴らしい日本人が居た事を知ることができて良かったと思います。この作者では「監督」も超面白いと思います(1976〜1978のヤクルトスワローズの戦績参照してから読むと面白さ倍増)。電子書籍化してくれないかな?
2023年8月13日に日本でレビュー済み
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この人の本は「監督」しか読んだことがなかったが面白かった。人の出会いというのは運命的。もっとも、それを受け入れる柔軟性・共感性というか本人の持って生まれた素質というかそういうものも欠かせない。
2022年6月29日に日本でレビュー済み
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辻調理師学校の初代校長・辻静雄の半生を追った小説。評伝ではなく事実を小説仕立てにしたことで、読みやすくワクワクする展開の素晴らしい物語となった。
辻の個人的な晩餐会に出席した無礼な大使婦人が、提供された極上料理のレシピを詳しくたずねる場面。「すばらしい絵を前にして、それを描いた画家にこの絵はどうやって描いたのかときく人間がいるだろうか。きいても描けやしまい」と思いながらもにこやかにレシピを説明する辻。向かいに座るフランス文学者が言う。「奥さん。こういう料理を前にしたときは、われわれ素人は黙ってその味を味わえばいいのです。われわれにできることはそれ以外にないのですから」
いまや「食べログ」などで素人が総料理評論家になってしまった感があるこの時代にこそ生きてくる言葉である。
この本とは関係ないが、美食を追求したがあまり肝臓を壊し、60歳で亡くなった静雄の後を継いだ息子・辻芳樹(超イケメンオヤジ)のテレビインタビューを見たが、もう食の求道者というか哲学者のごとき語りで、とんでもない親子だなあと思った。ちなみに芳樹の妻の弟がタレントの松岡修造である。
辻の個人的な晩餐会に出席した無礼な大使婦人が、提供された極上料理のレシピを詳しくたずねる場面。「すばらしい絵を前にして、それを描いた画家にこの絵はどうやって描いたのかときく人間がいるだろうか。きいても描けやしまい」と思いながらもにこやかにレシピを説明する辻。向かいに座るフランス文学者が言う。「奥さん。こういう料理を前にしたときは、われわれ素人は黙ってその味を味わえばいいのです。われわれにできることはそれ以外にないのですから」
いまや「食べログ」などで素人が総料理評論家になってしまった感があるこの時代にこそ生きてくる言葉である。
この本とは関係ないが、美食を追求したがあまり肝臓を壊し、60歳で亡くなった静雄の後を継いだ息子・辻芳樹(超イケメンオヤジ)のテレビインタビューを見たが、もう食の求道者というか哲学者のごとき語りで、とんでもない親子だなあと思った。ちなみに芳樹の妻の弟がタレントの松岡修造である。
2022年6月23日に日本でレビュー済み
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F1にしろ、プロ野球にしろ、海老沢さんは本当に丁寧に取材をして調べ上げて書いているのがわかるのでたとえば一連の「巨人批判」本にしろ、なにも感情的に書き殴っているのではなく、冷静に「あるべき姿」だと彼が信じるものをぶらさずに描いている。これもそう。フランス料理のこともよく知らないし、辻静雄のことも子供の時にやってた「料理天国」に協力してたことぐらいでしか知らなかったが、この本を読んで、本格的なフレンチを追求した辻静雄の生き方に感動するし、サイドストーリーもどれも泣かせるものばかりで海老沢さんのストーリーテラーとしての面目躍如たるものがある。たぶん、辻静雄について書かれた本ではエンターテインメントとしてはもう決定版といえるのではないか。すべての小説好きが読むべき必読の書。
2018年9月13日に日本でレビュー済み
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導入の辺りでくじけそうになりましたが(笑)
読み進めていくと、主人公が初めは食に関係する職業でも
なく、結婚をきっかけにしかたなく始めたことに情熱を
注ぎはじめ、良いアドバイザーに恵まれて成功していく姿に
引き込まれてしまいました
きっと辻 静雄が、素直にアドバイスに聞き従える人物だったから
そうなったのだなと感じます そして決めたことに一途だったことも
自分には何もないと思っていた人生がこうも変貌させられるほどに
素直さという性質は最強なのだなと思えます
読み進めていくと、主人公が初めは食に関係する職業でも
なく、結婚をきっかけにしかたなく始めたことに情熱を
注ぎはじめ、良いアドバイザーに恵まれて成功していく姿に
引き込まれてしまいました
きっと辻 静雄が、素直にアドバイスに聞き従える人物だったから
そうなったのだなと感じます そして決めたことに一途だったことも
自分には何もないと思っていた人生がこうも変貌させられるほどに
素直さという性質は最強なのだなと思えます
2019年3月9日に日本でレビュー済み
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辻調理師専門学校の設立の背景を知ることができました。
小さなチャレンジが、やがては大きなことにつながっていく。
運命とは面白いものです。
日本のフランス料理界の発展の歴史ですね。
今はフランスも日本料理の影響を受けて、
相互に発展しています。
すごいことです。
小さなチャレンジが、やがては大きなことにつながっていく。
運命とは面白いものです。
日本のフランス料理界の発展の歴史ですね。
今はフランスも日本料理の影響を受けて、
相互に発展しています。
すごいことです。