これは間違いなく後々語り継がれるであろう傑作である。作者自身の少年時代(果たしてそうかどうかは疑問だが)が
ファンタジーと冒険とそして推理小説のような筋運びで描かれていく。時代は1963年から64年にかけて、舞台は米国アラバマ
州の小さな町ゼファー。貧しいが健康で優しい両親を持つ少年コーリー・マッケンソンが主人公。彼らに絡む脇役は多彩で、
個性豊かな善人、悪役、それに訳の分からない怪物や、人の心を持った自転車などなど。魔術師のようなザ・レディと
呼ばれる黒人の老婆もいれば、元ナチの残党も出てくる。街のギャングやそれをとっちめる年老いたカーボーイ。変わり者
だが、どうも天才的な同級生の少女や、常に素っ裸で暮らす大金持ちの息子。そして、心温まる友人達。それぞれが
きちっとしたエピソードに登場してくる。最後のエピローグで、コーリーが40歳を越えて町に帰ってくるくだりがある。涙が出そうに
なる。町はすっかり変わっているが、そこに残っている人たちはコーリーを覚えてくれている。少年時代というのは誰もが
魔法と夢を信じてきた時代、それを過ぎて、魔法はなくなっても、夢が成就しなくても、それぞれの人にはあのせつない
までの少年時代だけがはっきりと残る、そういうことを切々と語りかけてくれる、そういう作品だ。
¥2,136¥2,136 税込
ポイント: 21pt
(1%)
配送料 ¥480 6月23日-25日にお届け
発送元: 現在発送にお時間を頂戴しております。創業15年の信頼と実績。采文堂書店 販売者: 現在発送にお時間を頂戴しております。創業15年の信頼と実績。采文堂書店
¥2,136¥2,136 税込
ポイント: 21pt
(1%)
配送料 ¥480 6月23日-25日にお届け
発送元: 現在発送にお時間を頂戴しております。創業15年の信頼と実績。采文堂書店
販売者: 現在発送にお時間を頂戴しております。創業15年の信頼と実績。采文堂書店
¥193¥193 税込
ポイント: 2pt
(1%)
配送料 ¥257 6月12日-13日にお届け
発送元: 古本倶楽部【午前9時までのご注文は当日発送】【通常24時間以内発送】 販売者: 古本倶楽部【午前9時までのご注文は当日発送】【通常24時間以内発送】
¥193¥193 税込
ポイント: 2pt
(1%)
配送料 ¥257 6月12日-13日にお届け
発送元: 古本倶楽部【午前9時までのご注文は当日発送】【通常24時間以内発送】
販売者: 古本倶楽部【午前9時までのご注文は当日発送】【通常24時間以内発送】
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
少年時代 上 単行本 – 1995/3/1
ダブルポイント 詳細
{"desktop_buybox_group_1":[{"displayPrice":"¥2,136","priceAmount":2136.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"2,136","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"dSidWuT%2F3wLJklpCiqQCcpTP937PUKdmM7BXwon63SuyeSEbDHiv9scWqN1MtIo0zZR244flhTvF4L4R57GuzxAkQlNjUwtaLaSyQnYVjNm81yomjJY61vEHc%2BMtVO1M7BWcHFdBSftPylIgXReX1FzJCEY18KVLQNFS2tMm1poWZP%2FuiK6VJA%3D%3D","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"NEW","aapiBuyingOptionIndex":0}, {"displayPrice":"¥193","priceAmount":193.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"193","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"dSidWuT%2F3wLJklpCiqQCcpTP937PUKdmpKUKxzN8jS70rzM5rWP08CsuPNDEUf%2FyNWk1Q%2Fz8uYovBt7U0fxT%2BWAOlNKQtYFW%2Fzbp4f3d2sLjpaWdCmix7yME2UFcn4YGpDQhePJf3HdNJqDWqQYE4cV3GK%2BkIKbjLnfKn1danG5l86IwP8CtFLXYjRev25xJ","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"USED","aapiBuyingOptionIndex":1}]}
購入オプションとあわせ買い
- 本の長さ397ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日1995/3/1
- ISBN-104163154108
- ISBN-13978-4163154107
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
川に棲む怪獣、宇宙から来たインヴェイダー、レース・カーを駆る死んだ青年。それを信じるぼくたちには存在した、あの素晴しい魔法の王国。魔法に彩られた1964年のトム・ソーヤー。
登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (1995/3/1)
- 発売日 : 1995/3/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 397ページ
- ISBN-10 : 4163154108
- ISBN-13 : 978-4163154107
- Amazon 売れ筋ランキング: - 809,691位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
星5つ中4.1つ
5つのうち4.1つ
全体的な星の数と星別のパーセンテージの内訳を計算するにあたり、単純平均は使用されていません。当システムでは、レビューがどの程度新しいか、レビュー担当者がAmazonで購入したかどうかなど、特定の要素をより重視しています。 詳細はこちら
24グローバルレーティング
虚偽のレビューは一切容認しません
私たちの目標は、すべてのレビューを信頼性の高い、有益なものにすることです。だからこそ、私たちはテクノロジーと人間の調査員の両方を活用して、お客様が偽のレビューを見る前にブロックしています。 詳細はこちら
コミュニティガイドラインに違反するAmazonアカウントはブロックされます。また、レビューを購入した出品者をブロックし、そのようなレビューを投稿した当事者に対して法的措置を取ります。 報告方法について学ぶ
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2015年12月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
読んでみてください。本に関してはそれしかいえません。
スタンドバイミーもよかったですけどこれもいいですよ。
スタンドバイミーもよかったですけどこれもいいですよ。
2009年5月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
上巻を読み終えた時点でのレビューです。
舞台は1964年、黒人差別が色濃く残る、アメリカ南部の田舎町ゼファー。想像力豊かな少年コーリー・マッケンソンの11歳から12歳にかけての1年間が上下巻を通じて描かれます。
物語は、絞殺された男が、ハンドルに手錠でつながれクルマごと湖に沈められるところを、コーリーとその父親が偶然見つけるところから始まります。
この男は何者なのか、誰が何のために殺したのか。この謎が底流として流れつつ、コーリーを巡る日常(非日常?)のエピソードが重ねられます。
親友、町の不良少年、悪党の一味から、川に棲む怪獣、魔術を使うと噂される黒人の老女性指導者、クルマを駆って疾走する幽霊などまで、コーリーは様々な人・モノ・事件に関わることで徐々に成長していきます。
細かいエピソードの積み重ねで物語は進んでいくのですが、私の少年時代は、コーリーのそれとは場所も時代背景も全くかけ離れていたにも関わらず、1冊を通してずっと郷愁をかきたてられていました。
上巻では春と夏とが描かれ、下巻では秋と冬とが描かれます。下巻では、コーリーが大人たちに代わって謎を解こうと奮闘するようです。その経験を通じて、更に彼は成長するのでしょう。これから下巻を読むのが本当に楽しみです。
舞台は1964年、黒人差別が色濃く残る、アメリカ南部の田舎町ゼファー。想像力豊かな少年コーリー・マッケンソンの11歳から12歳にかけての1年間が上下巻を通じて描かれます。
物語は、絞殺された男が、ハンドルに手錠でつながれクルマごと湖に沈められるところを、コーリーとその父親が偶然見つけるところから始まります。
この男は何者なのか、誰が何のために殺したのか。この謎が底流として流れつつ、コーリーを巡る日常(非日常?)のエピソードが重ねられます。
親友、町の不良少年、悪党の一味から、川に棲む怪獣、魔術を使うと噂される黒人の老女性指導者、クルマを駆って疾走する幽霊などまで、コーリーは様々な人・モノ・事件に関わることで徐々に成長していきます。
細かいエピソードの積み重ねで物語は進んでいくのですが、私の少年時代は、コーリーのそれとは場所も時代背景も全くかけ離れていたにも関わらず、1冊を通してずっと郷愁をかきたてられていました。
上巻では春と夏とが描かれ、下巻では秋と冬とが描かれます。下巻では、コーリーが大人たちに代わって謎を解こうと奮闘するようです。その経験を通じて、更に彼は成長するのでしょう。これから下巻を読むのが本当に楽しみです。
2009年11月23日に日本でレビュー済み
この小説の主人公は、コーリー・マッケンソン。
40歳代の男性で、作者自身を思わせるような経歴の持ち主。
彼が、生まれ育ったアラバマ州のゼファーという小さな町で
体験した12歳の1年間を回想していくというのが、
本書「少年時代」の設定です。
冒頭、父と車で出かけた際、
少年時代の彼はサクソン湖に沈む車を目撃します。
その車の運転席には、裸にされ、
顔を潰さてピアノ線で首を絞められたれた死体が、
ハンドルに手錠でつながれていました。
保安官に通報するも、湖の深度が深すぎ、
車は引き上げられないままとなります。
殺されたのは誰で、犯人は一体誰なのか。
この謎が主軸となってストーリーは展開していきますが、
この本の面白さは、小さなエピソードの積み重ねにあります。
小説は4部に分かれ、
第1部が「春」、第2部が「夏」、
第3部が「秋」、第4部が「冬」を描いていきますが、
各部が小さな章に分かれていて、
この章ごとに短編小説であるかのような、
小さな物語が展開していくのです。
この各物語は、主人公と友達の友情を描くものや、
町の個性的な人物との関わりを描くもの、
また、モンスターが登場するようなファンタジー色の強いものなど、
変化に富んでいますが、
いずれもある種の郷愁感を呼ぶような内容となっています。
子供時代への思いというものは
全世界共通のものがあるのではないでしょうか。
国や環境が違っていても、私たちが持っている、
共通の懐かしい気持ちをくすぐるようなものが
各エピソードには詰まっています。
上・下巻合わせて1000ページを越す大作ですが、
次のエピソードを早く知りたくて、
どんどん読み進んでしまう、そんな小説です。
ただ、ミステリとしての色合いは弱めでしょうか。
本書はむしろ、ミステリをアクセントにして
巧くまとめ上げた少年の成長物語という印象を受けました。
40歳代の男性で、作者自身を思わせるような経歴の持ち主。
彼が、生まれ育ったアラバマ州のゼファーという小さな町で
体験した12歳の1年間を回想していくというのが、
本書「少年時代」の設定です。
冒頭、父と車で出かけた際、
少年時代の彼はサクソン湖に沈む車を目撃します。
その車の運転席には、裸にされ、
顔を潰さてピアノ線で首を絞められたれた死体が、
ハンドルに手錠でつながれていました。
保安官に通報するも、湖の深度が深すぎ、
車は引き上げられないままとなります。
殺されたのは誰で、犯人は一体誰なのか。
この謎が主軸となってストーリーは展開していきますが、
この本の面白さは、小さなエピソードの積み重ねにあります。
小説は4部に分かれ、
第1部が「春」、第2部が「夏」、
第3部が「秋」、第4部が「冬」を描いていきますが、
各部が小さな章に分かれていて、
この章ごとに短編小説であるかのような、
小さな物語が展開していくのです。
この各物語は、主人公と友達の友情を描くものや、
町の個性的な人物との関わりを描くもの、
また、モンスターが登場するようなファンタジー色の強いものなど、
変化に富んでいますが、
いずれもある種の郷愁感を呼ぶような内容となっています。
子供時代への思いというものは
全世界共通のものがあるのではないでしょうか。
国や環境が違っていても、私たちが持っている、
共通の懐かしい気持ちをくすぐるようなものが
各エピソードには詰まっています。
上・下巻合わせて1000ページを越す大作ですが、
次のエピソードを早く知りたくて、
どんどん読み進んでしまう、そんな小説です。
ただ、ミステリとしての色合いは弱めでしょうか。
本書はむしろ、ミステリをアクセントにして
巧くまとめ上げた少年の成長物語という印象を受けました。
2013年7月27日に日本でレビュー済み
作者自身をモデルにしたであろう主人公の少年。
この少年の1年間を、彼と彼の父親が目撃した殺人事件を縦糸に、少年時代にしか経験できないであろう感性で捉えられた大小様々の日常を横軸に綴られた作品です。
縦糸の殺人事件はロジカルな推理が行われるわけではなく、狂人の戯言を少年らしい無垢な感性で捉えることや、占い的要素が解決の糸口になっています。
私としては横軸である様々な日常的(しばしば非日常的)な出来事に魅かれました。
普通、この様なノスタルジックな小説は、誰もが経験したような平凡な日常的な出来事が記されることが多いのですが、この小説では非日常的な日常がしばしば出てきます。
意思を持った自転車、犬を喰らうような両生類、死者が運転する車、細腕の剛球投手、素っ裸で生活する金持ちのボンボン、ロケットの墜落、挙句の果てには本物のトリケラトプスが出てくる始末。
それにも拘らず、何故かしら多くの部分で共感してしまいます。
それはこれらの非日常的な事こそが古今東西全ての少年の心にあるものだからでしょう。
私の少年時代の思い出は、ウルトラマンでありスーパーカーであり、恐竜であり、細腕のエース小林であり、毎日同じ場所にいる赤い服のメリーさんです。
作者が述べている失いたくない少年の心というものは、この様なものの中にあるのではないでしょうか。
なお、現在2児の父である私にとっては、主人公の行動はもとより、主人公の父親の行動も胸を打ちました。
自分もこの父親のような立派な選択と行動が出来るのだろうかと、考えてしまいました。
しかし解説を読むと、作者は実の父母に育てられてはいなかったとのこと。
この小説の両親は、まさに作者の理想像なのでしょう。
全ての元少年にお薦めします。
この少年の1年間を、彼と彼の父親が目撃した殺人事件を縦糸に、少年時代にしか経験できないであろう感性で捉えられた大小様々の日常を横軸に綴られた作品です。
縦糸の殺人事件はロジカルな推理が行われるわけではなく、狂人の戯言を少年らしい無垢な感性で捉えることや、占い的要素が解決の糸口になっています。
私としては横軸である様々な日常的(しばしば非日常的)な出来事に魅かれました。
普通、この様なノスタルジックな小説は、誰もが経験したような平凡な日常的な出来事が記されることが多いのですが、この小説では非日常的な日常がしばしば出てきます。
意思を持った自転車、犬を喰らうような両生類、死者が運転する車、細腕の剛球投手、素っ裸で生活する金持ちのボンボン、ロケットの墜落、挙句の果てには本物のトリケラトプスが出てくる始末。
それにも拘らず、何故かしら多くの部分で共感してしまいます。
それはこれらの非日常的な事こそが古今東西全ての少年の心にあるものだからでしょう。
私の少年時代の思い出は、ウルトラマンでありスーパーカーであり、恐竜であり、細腕のエース小林であり、毎日同じ場所にいる赤い服のメリーさんです。
作者が述べている失いたくない少年の心というものは、この様なものの中にあるのではないでしょうか。
なお、現在2児の父である私にとっては、主人公の行動はもとより、主人公の父親の行動も胸を打ちました。
自分もこの父親のような立派な選択と行動が出来るのだろうかと、考えてしまいました。
しかし解説を読むと、作者は実の父母に育てられてはいなかったとのこと。
この小説の両親は、まさに作者の理想像なのでしょう。
全ての元少年にお薦めします。
2001年10月4日に日本でレビュー済み
ジュヴナイルとしても読める。ミステリや冒険小説というカテゴライズもされているようだし、幻想文学大賞を受賞しているように、ファンタジーとも言える。僕はたまたまこの本を書いたときの作者とほとんど同じような年になってしまった。僕にはこの話は書けないし、マキャモンには僕の話は書けない。思うに、ノスタルジーというものはそのように非常に個人的なものなのだ。しかし、不思議なことにそれはいかに自分とかけ離れたものであろうと、共有できる感覚でもある。あふれんばかりのヒューマニズムとユーモア、そしてイマジネーション。作者が実はほとんど両親を知らない環境で育ったことを読後に知って驚く。そして納得する。彼はそれゆえに、理想的な父親を作り出した。僕は星をひとつ減らした理由を考えた。たぶん、作者の理想を求める想いがあふれてしまった分。逆に言えば、その分この小説はファンタジーに近いとも言える。冒頭に書いたようにジュヴナイルとしても読めるが、欲を言えば、今の僕のように、作者の年になってから読んで欲しい本。ノスタルジックに。
2015年1月26日に日本でレビュー済み
アラバマの自然描写とアメリカの田舎社会の現実を少年の経験を通して見事に織り上げた小説です。つい「男の子に生まれてみたかった」と思ってしまいました。出来ることなら原書で読みたいものです。
2008年12月29日に日本でレビュー済み
ホラーというよりファンタジィというか、
マジックリアリズム寄りの児童文学。
1964年のアメリカの田舎町の一年が描かれます。
主人公は12歳の少年だが、登場人物は160名に及ぶ。
大長編というよりは、30Pほどの短編連作な感じ。
名作の誉れ高いが、
私には退屈で退屈で上下巻読むのに20時間かかったぞw
つまんないエピソードの羅列である。
ミステリとしてのメインストーリーが細すぎて、
ワクワク感が無いのが欠点。
この雰囲気が合う人には至高の読書空間になるのだろうが、
知性も教養も未熟な少年や少年時代が素晴しいとは思わない私には
何も残らない駄作でした。
いじめっ子や悪漢と対決しても、
魔法で解決するのは白けたぞ。
ジェンダー観が古臭いのもダメポ。
主人公が不細工な天才化学少女の魅力に気付かずに、
美しい妻を娶ることになるのは古すぎて大笑いw
少年を主人公にした文学的なミステリは、
ジョー・R・ランズデール が世界一だと私は思う。
この作品が好きな人には、
ガブリエル・ガルシア=マルケス の「百年の孤独」 も楽しめるかと思う。
マルケスと比較するとは誉めてるように思われるかもしれないが、
私的にはマキャモンは屑認定しました。
マジックリアリズム寄りの児童文学。
1964年のアメリカの田舎町の一年が描かれます。
主人公は12歳の少年だが、登場人物は160名に及ぶ。
大長編というよりは、30Pほどの短編連作な感じ。
名作の誉れ高いが、
私には退屈で退屈で上下巻読むのに20時間かかったぞw
つまんないエピソードの羅列である。
ミステリとしてのメインストーリーが細すぎて、
ワクワク感が無いのが欠点。
この雰囲気が合う人には至高の読書空間になるのだろうが、
知性も教養も未熟な少年や少年時代が素晴しいとは思わない私には
何も残らない駄作でした。
いじめっ子や悪漢と対決しても、
魔法で解決するのは白けたぞ。
ジェンダー観が古臭いのもダメポ。
主人公が不細工な天才化学少女の魅力に気付かずに、
美しい妻を娶ることになるのは古すぎて大笑いw
少年を主人公にした文学的なミステリは、
ジョー・R・ランズデール が世界一だと私は思う。
この作品が好きな人には、
ガブリエル・ガルシア=マルケス の「百年の孤独」 も楽しめるかと思う。
マルケスと比較するとは誉めてるように思われるかもしれないが、
私的にはマキャモンは屑認定しました。