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ドロレス・クレイボーン 単行本 – 1995/9/1

4.0 5つ星のうち4.0 14個の評価

商品の説明

内容(「MARC」データベースより)

「神様がもういっぺんチャンスをくださるとしたら、あたしゃ、もういっぺん亭主を殺す」ドロレスは憎み合いながら金持ちの未亡人を世話するメイド。その彼女に夫殺しと、いままた女主人殺しの嫌疑が…。愛憎描写のスゴみ。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 文藝春秋 (1995/9/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1995/9/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 246ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4163158103
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4163158105
  • カスタマーレビュー:
    4.0 5つ星のうち4.0 14個の評価

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スティーヴン・キング
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上位レビュー、対象国: 日本

2023年12月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
これだけ口汚く罵っても聡明さを感じられる。まるで音楽のように小気味よい文章。ちびっこピートのフレーズに和む。翻訳も良いのだろうな。そして主人公の生きた軌跡がちょっとだけ眩しかった。
2019年7月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
読書には何ら差し支えのない状態で、概ね満足です。
販売時の説明文コピーが同封されていて、それを読みながら現物を確認できたのが良かったです。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2015年4月12日に日本でレビュー済み
覚えてない位に読み倒してる。
で、飽きる事がない。その時の自分の歳や状況によって思う所は違うけど、何より切ないのがドロレスがいうトコロの「女の仕事」部分。シーツを干すシーンなんか、「洗濯なんかやった事が無いって男全員読め!」と叫びたくなるwここまで過酷ではないけど、冬場なんか多かれ少なかれ、毎日当たり前の様に「お母さん」達はいまだにやってますから…。乾燥機?ありますよ。でも日常的には「電気代勿体なくて」使えません。ま、これは本筋には関係ないですが、この手の綿密な描写がドロレスの言葉に説得力を持たせます。で、ドロレスの選択は正しかったんだとすんなり思ってしまうんです。
彼女の言葉は洗練されていない。いないが故に、鮮明にそのシーンが目に見える様に浮かんでくるんだと思います。
ちなみに脳内映画化完了作品だったんで映画化された「黙秘」を観た時には心底がっかりしました。何で素直に作らんかったんだ!と。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2006年6月1日に日本でレビュー済み
これは驚愕のミステリーだ。

 読み進むうちにこんな悲惨な人生って・・と、ただ戦慄する。そして嫌な気持ちになる。でも、どうしても目が離せない。そのうちドロレスがいとおしくなり、下品な老婆なのにとても凛として美しいと感じ、終盤では全く違和感のないストーリー展開だと思えてくる。

 これはホラーではない。人生の真実の物語だ。

人は多かれ少なかれ苦しみを背負っている。ドロレスの様な人生は特殊ではない。現実に多く存在するだろう。そして、困難に立ち向かうか、諦めるかの選択があり、多くの人々は諦めて表面上安易な道を選ぶ。

 彼女が美しいのは立ち向かう勇気を持っているからだ。

キングの作品には非現実的な恐怖を扱ったものも多く、そちらも素晴らしい。しかし私は、この作品とか、世の中が「不正」という物で成り立っていると思い出させてくれる「刑務所のリタ・ヘイワース」などに、より心を揺さぶられる。

苦労人キングは教えてくれる。

人生いたるところに青山あり、は真実だが、逆もまた真なり、である。

うまくバランスをとって、自分が壊れないようにしていくしかないんだよ、と。

 そういうわけで、「ドロレス」は私のベストオブキンズノベルズなのである。
20人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2007年3月3日に日本でレビュー済み
 キングのマスターピースの一冊である。

 この本はホラーではない。一人の女性が 人生の困難に立ち向かい 子供を守っていく感動的な話である。彼女が夫を殺害する場面だけが 一種のサスペンスだが それ以外は 老女が淡々と語る自分の人生だ。

 キングはホラー作家であるわけだが その小説は時として 非常に感動的である。本書を含めて 幾つかの作品は読んでいて泣いてしまうこともある。その高い文学性こそが キングを読む魅力だ。キングは ホラーという舞台装置を借りながら 実際に語っているのは「人間」である。その意味で ホラーではない本作も 正しくキングの本流の一冊だ。
11人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2004年6月12日に日本でレビュー済み
他のキング作品と同じように突然核心から物語は始まる。しかし細かい章割りがなく
ただひたすらに話が進んでいくのはキングにしては珍しい作風。
ホラーやSFといった要素はほとんどありません。サイコホラーともちょっと違う。
夫を殺した妻と、子供そして仕事としての家政婦。それらがドロレスの口から溢れ出る。
それだけの話なのだけれど、キングワールドに引き込まれたら最後まで一気に行くこと間違いなし。
雰囲気に引き込まれるまで時間がかかったので星は4つです。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2006年5月5日に日本でレビュー済み
文春の煽り文句は間違っている。

ドロレスは虐げられてなどいない。

戦っているだけ。

聴取のため、小部屋の中で語るドロレスの下品で美しい言葉が素晴らしい。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2005年1月5日に日本でレビュー済み
事情聴取のため、小部屋に通されたドロレス。
そこには彼女を含めた4人しかいません。・・・が、読んでいる私やあなた自身にも彼女は語りかけてきます。
老女特有の話し方でありながら退屈させることなく、淡々と自らの半生を。
彼女の口からは、「ドロレス・クレイボーン」という名を持つ少女、女性、妻、母親、使用人としての自分自身に何が起きたかが語られます。
・・・と、ここまで読んで老女の半生の何がそんなにおもしろいんだい、とお思いになる方もいるはずです。
しかし、スティーブン・キングの手にかかればおもしろいのです。
私自身「スティーブン・キング、ばぁさんの話なんて書いてどうしちゃったの?」と半ば馬鹿にしながら手に取った本でしたが、読み終える頃には深く反省。
「やっぱり、スティーブン・キングはおもしろいや!」
笑いあり、涙ありで大満足できることをお約束します。
多少下品な記述もありますが、そこがまた人間くささを感じられていいんですよねぇ。
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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