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豚の報い ハードカバー – 1996/2/1
又吉 栄喜
(著)
生命力あふれ、ひたむきでどこかユーモラスな三人の女性の、沖縄式生き方のすごさ!選考委員の圧倒的支持を得た芥川賞受賞作!
- 本の長さ221ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日1996/2/1
- ISBN-104163162100
- ISBN-13978-4163162102
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
スナック「月の浜」に豚が乱入した。ママと二人のホステスが厄落としのため近くの小島に御獄参りに行くが…。ひたむきでのびやかで、ユーモラスな沖縄式生き方のすごさを活写した芥川賞受賞作。
登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (1996/2/1)
- 発売日 : 1996/2/1
- 言語 : 日本語
- ハードカバー : 221ページ
- ISBN-10 : 4163162100
- ISBN-13 : 978-4163162102
- Amazon 売れ筋ランキング: - 599,699位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 13,929位日本文学
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2014年7月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
名作だ。沖縄の風土と、人の性質を明確に表し、かつまったく古さを感じさせない。又吉栄喜は沖縄の生んだ天才である。
2005年12月19日に日本でレビュー済み
又吉栄喜の芥川賞受賞作品。沖縄の場末のスナックに豚が闖入し、従業員の女のひとりが魂(まぶい)を落とす。つまり今日風に言えば失神をする。その珍事ひとつをとってみてもいかにも沖縄的おおらかさを感じさせるが、その厄落としのために御嶽に向かう過程で繰り広げられる物語のすべてが、どこか人間くさいおかしみを内包しており、肩の力が抜けてゆく。登場人物の女たちはみな心の傷を負いながらも、あっけらかんとたくましく、そして南の光そのもののように生命力にあふれている。爽やかな読後感が残る作品。
ただし文体は「妙に静かに」「妙に年寄りっぽく」「妙に潤んでいた」あるいは「変にはっきりと聞こえた」「変に青白かった」「変にざわめいている」等の語句が頻出するなど、もう少し精錬して欲しかった。芥川賞選考委員の方々も、登場人物たちのオプティミストぶりと沖縄土着のおおらかさに、ものの見事に飲み込まれていったということだろうか。むろんそれも作品の力と言えなくもないが。
ただし文体は「妙に静かに」「妙に年寄りっぽく」「妙に潤んでいた」あるいは「変にはっきりと聞こえた」「変に青白かった」「変にざわめいている」等の語句が頻出するなど、もう少し精錬して欲しかった。芥川賞選考委員の方々も、登場人物たちのオプティミストぶりと沖縄土着のおおらかさに、ものの見事に飲み込まれていったということだろうか。むろんそれも作品の力と言えなくもないが。
2024年5月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「豚の報い」
沖縄の特異な風土をベースに、スナックの三人の女性と主人公が御嶽参りに行く筋立てですが、三人の女性や主人公が、一生懸命にエピソードを並べても、生身の人間として浮かび上がってきません。
前評判に反し、消化不良気味の小説でした。
沖縄の特異な風土をベースに、スナックの三人の女性と主人公が御嶽参りに行く筋立てですが、三人の女性や主人公が、一生懸命にエピソードを並べても、生身の人間として浮かび上がってきません。
前評判に反し、消化不良気味の小説でした。
2023年4月5日に日本でレビュー済み
タイトル作は、豚の厄祓いのために聖なる島を訪れた三人のホステスと、彼女らを先導する大学生の数日を描いた作品。
沖縄方面(?)が舞台であるが、風葬が行われているという真謝島は架空の島。
店に闖入してきた豚が災厄の象徴であるとするのも、果たしてホントなのか判然としないが、聖と俗の混淆がうまく著されている。
旅行気分の女子たち(!)とワケありユタもどき男子は、島でこれまた豚のためにトラブルに見舞われるという展開だ。下世話なシーンが続くものの、ラストは神さまのいる島らしい気分に浸れる。【芥川賞】
「背中の夾竹桃」は、沖縄を舞台としたハーフの美しい女性と米軍兵士の恋愛小説。
ベトナム戦争が時代背景で、いつ戦地に召集されるか戦々恐々とする兵士たちと基地のある街に暮らす人々の姿が活写されている。
妻子を国に残してきた兵士に、恋をしてしまった女子。その始まりから終わりまでがつづられる。湿度が低いのが良い。
沖縄方面(?)が舞台であるが、風葬が行われているという真謝島は架空の島。
店に闖入してきた豚が災厄の象徴であるとするのも、果たしてホントなのか判然としないが、聖と俗の混淆がうまく著されている。
旅行気分の女子たち(!)とワケありユタもどき男子は、島でこれまた豚のためにトラブルに見舞われるという展開だ。下世話なシーンが続くものの、ラストは神さまのいる島らしい気分に浸れる。【芥川賞】
「背中の夾竹桃」は、沖縄を舞台としたハーフの美しい女性と米軍兵士の恋愛小説。
ベトナム戦争が時代背景で、いつ戦地に召集されるか戦々恐々とする兵士たちと基地のある街に暮らす人々の姿が活写されている。
妻子を国に残してきた兵士に、恋をしてしまった女子。その始まりから終わりまでがつづられる。湿度が低いのが良い。
2006年1月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
沖縄独特の風葬、マブイ「たましい」、ユタ「巫女」をこの小説から学んだ以外は、得る物がなかった。場末のスナック、豚の闖入、父の墓参り、全てがかみ合っていないように感じられました。
2004年6月13日に日本でレビュー済み
『豚の報い』というタイトル、まずインパクトありますね。
物語の舞台は沖縄。だからというわけでもないでしょうが、味は濃いです。表紙のイラストも濃いですね。たとえるなら沖縄銘菓ちんすこうみたいなもんでしょうか?
前半、三分の一くらいでしょうか、文章が読み難いです。中盤以降は、読書側が慣れるのか文章がすっきりしているのか……
話の展開も(特に前半)、まさにユタ(霊能者)のお告げのような、支離滅裂のような、ちゃんと意味が通っているような……よく分からなさが充満しています。
四人の登場人物(というより三人の女)は豚の闖入にタマゲて、豚を食べて散々な目に遭い、最後には楽天的な気分になれたことを豚のおかげと認識します。
豚は悪魔であり、また神でもある動物です。人間もまた豚です。奔放に騒ぎ貪欲に食べまくる三人の女達の姿は、まさに豚舎そのものではないでしょうか? そういう意味では、宮崎アニメと通じるものもありますね。
物語の舞台は沖縄。だからというわけでもないでしょうが、味は濃いです。表紙のイラストも濃いですね。たとえるなら沖縄銘菓ちんすこうみたいなもんでしょうか?
前半、三分の一くらいでしょうか、文章が読み難いです。中盤以降は、読書側が慣れるのか文章がすっきりしているのか……
話の展開も(特に前半)、まさにユタ(霊能者)のお告げのような、支離滅裂のような、ちゃんと意味が通っているような……よく分からなさが充満しています。
四人の登場人物(というより三人の女)は豚の闖入にタマゲて、豚を食べて散々な目に遭い、最後には楽天的な気分になれたことを豚のおかげと認識します。
豚は悪魔であり、また神でもある動物です。人間もまた豚です。奔放に騒ぎ貪欲に食べまくる三人の女達の姿は、まさに豚舎そのものではないでしょうか? そういう意味では、宮崎アニメと通じるものもありますね。
2007年10月13日に日本でレビュー済み
昭和の初めに書かれたような印象の作品。読んでいて、雰囲気は感じるのだが、そこに生々しい臭いは感じられない。この手の小説は、におい立つような情緒こそ必要だと思うのだが。