無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
上野介の忠臣蔵 単行本 – 1999/2/1
清水 義範
(著)
隠居の日を楽しみに奮励する上野介の悩みは、最近人の名前を思い出せないことだ。好漢清水一学の恋もからめた討たれる側のドラマ
- 本の長さ220ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日1999/2/1
- ISBN-104163183302
- ISBN-13978-4163183305
商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
清水一学の中で「大石内蔵助」という名前が、次第に大きくなっていく。どんな顔の男なのかも知らないのに、おかしな話だ…。吉良家小姓、好漢・清水一学が恋を捨て赤穂浪士に立ち向かう。討たれる側から見た元禄忠臣蔵。
登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (1999/2/1)
- 発売日 : 1999/2/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 220ページ
- ISBN-10 : 4163183302
- ISBN-13 : 978-4163183305
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,275,423位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 333,330位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
カスタマーレビュー
星5つ中4.5つ
5つのうち4.5つ
全体的な星の数と星別のパーセンテージの内訳を計算するにあたり、単純平均は使用されていません。当システムでは、レビューがどの程度新しいか、レビュー担当者がAmazonで購入したかどうかなど、特定の要素をより重視しています。 詳細はこちら
7グローバルレーティング
虚偽のレビューは一切容認しません
私たちの目標は、すべてのレビューを信頼性の高い、有益なものにすることです。だからこそ、私たちはテクノロジーと人間の調査員の両方を活用して、お客様が偽のレビューを見る前にブロックしています。 詳細はこちら
コミュニティガイドラインに違反するAmazonアカウントはブロックされます。また、レビューを購入した出品者をブロックし、そのようなレビューを投稿した当事者に対して法的措置を取ります。 報告方法について学ぶ
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2015年1月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
普通の忠臣蔵は当たり前だが、浅野家の側からしか見ていない。逆から見ると、こうも違う。物事、なんでも多面的に見ることが必要と言う事がよく解る。楽しめた。面白かった。忠臣蔵に興味がある人は是非読んで欲しい。
2015年7月26日に日本でレビュー済み
吉良上野介側の視点から、あの殿中松の廊下の事件を見るという発想が面白いですし、時に家臣の清水一学を物語の中心に据えたのは秀逸な設定です。又、上野介が地元では名君として知られており、高家筆頭としては当時の常識から見れば、その振る舞いは当然であった。むしろ浅野内匠頭の方が世間知らずの田舎大名であり、少々精神的にも異常な面があったと辛辣な見解で物語を進展させるのは、この作家らしく読者を惹きつけていく展開です。元来の忠臣蔵を逆の見方をさせるところが上手い。読者はその展開に引っ張られていくでしょう。実に読ませます。
ただ、後半になると歴史的な史料に忠実になり過ぎている面が強くなり、作者独自のひねった視点が薄らいでくるのが残念です。したがって、討ち入りの場面も「一方的な殺戮であった」というように、確かに史実と分析には納得するものがありますが、物語の展開も単純なものになってしまっています。主役の清水一学もあっさりと死なせてしまいます。この作者ならもうひとひねりありそうな展開に持っていけなかったかと惜しまれます。
ただ、後半になると歴史的な史料に忠実になり過ぎている面が強くなり、作者独自のひねった視点が薄らいでくるのが残念です。したがって、討ち入りの場面も「一方的な殺戮であった」というように、確かに史実と分析には納得するものがありますが、物語の展開も単純なものになってしまっています。主役の清水一学もあっさりと死なせてしまいます。この作者ならもうひとひねりありそうな展開に持っていけなかったかと惜しまれます。
2014年5月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
赤穂浪士の立場で書かれた物が多い中で、吉良方から書かれており、興味深い。一気に読み切りました。
2002年9月1日に日本でレビュー済み
赤穂が善で、吉良が悪。時にはそれをひっくり返して忠臣蔵を観てみようではありませんか。近年、岳真也氏の『吉良の言い分』をはじめ、吉良側から忠臣蔵を描こうとする試みがありますが、本作品もその一つです。基本的に小説でありながら、文中に清水氏の主張も入れられているという一風変わったスタイルです。清水氏の、難解ぶらない、飾り付けない、ストレートな文体が物語に完璧にはまっています。従来の忠臣蔵にこだわりたい人もいるかもしれませんが、一方ではなく両方から観る方が真実に近づけるのではないでしょうか。何よりも、歴史に対してフェアな態度であると思います。いちいち難しいことを考えていられない、という人も是非一読あれ。忠臣蔵であることを離れて読んでもおもしろい物語です。