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損料屋喜八郎始末控え 単行本 – 2000/6/9
山本 一力
(著)
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上司の不始末の責めを負って同心を辞し、刀を捨てた喜八郎。知謀を尽くし、横暴を極める札差たちに正義の鉄槌を下す痛快時代小説登場
- 本の長さ312ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2000/6/9
- ISBN-104163192700
- ISBN-13978-4163192703
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
上司の不始末の責めを負って同心を辞め、庶民相手に鍋釜や小銭を貸す損料屋に身をやつした喜八郎。元上役やいなせな仲間たちと力を合わせ、巨利を貪る札差と打打発止と渡り合う。『オール読物』掲載作に書き下ろしを加える。
登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (2000/6/9)
- 発売日 : 2000/6/9
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 312ページ
- ISBN-10 : 4163192700
- ISBN-13 : 978-4163192703
- Amazon 売れ筋ランキング: - 830,933位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 215,197位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1947年高知県生まれ。小説家。会社員を経て、97年に「蒼龍」で第77回オール讀物新人賞を受賞。2002年には『あかね空』で第126回直木賞を受賞(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 江戸は心意気 (ISBN-13: 978-4022645456)』が刊行された当時に掲載されていたものです)
イメージ付きのレビュー
3 星
金勘定がややこしい
金の計算部分がちょっとややこしいが面白かった。思ったほど喜八郎の登場場面が少ないようだが今後が見ものだ。一般文学通算2770作品目の感想。通算3577冊目の作品。2023/09/13 16:20
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2012年12月10日に日本でレビュー済み
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別の作品で山本時代小説を知ったのですが、気楽に読める易しい文体で、考証も良くとれており、読んでいて直ぐにその世界に入れる.
2015年7月23日に日本でレビュー済み
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山本一力さんは今まで、『あかね空』と『銀しゃり』を読みましたが、その2作に比べて本作はのっけから私には少し難しいように感じました。なので、スラスラ読み出したら止まらない、という感覚は味わえませんでした。
もっと歴史が得意だったり、当時のお金の話に馴染みがあれば、読みやすいのかもしれませんが、私には読めない漢字満載でつまずいてしまいました。現代のお金の話でさえ苦手なのに、昔のお金(経営・経済)の話とくれば、もうお手上げ、だいぶとっつきにくかったです。
教養のある人が読んだらきっと楽しめるんだろうな、と自分の学のなさにがっかり。
とは言うものの、話の内容は面白かったです。
喜八郎と秀弥の関係が今後どうなるのか気になるところです。喜八郎さんのように、頼りになって男気のある人、ステキですねぇ。人情にも溢れている。
あくどいと思われている人にも実は義理を通す別の顔があったり、また、責任感の強い仕事人も気の迷いでおかしな事に手を出してしまったり、人間にはそれぞれ色々な顔があってなかなか一筋縄ではいかないなぁ、というのがこの本のテーマのようだと思いました。今の時代もそうですよね。丸々どこをとっても悪い人、逆に打ち所無いほどできた人、ってそうそういませんもんね。
山本一力さんの本は、『だいこん』を購入済みです。食べ物がらみの彼の時代小説は好きなので、きっと本作ほど難しくないと思うし、読むのが今から楽しみです。
もっと歴史が得意だったり、当時のお金の話に馴染みがあれば、読みやすいのかもしれませんが、私には読めない漢字満載でつまずいてしまいました。現代のお金の話でさえ苦手なのに、昔のお金(経営・経済)の話とくれば、もうお手上げ、だいぶとっつきにくかったです。
教養のある人が読んだらきっと楽しめるんだろうな、と自分の学のなさにがっかり。
とは言うものの、話の内容は面白かったです。
喜八郎と秀弥の関係が今後どうなるのか気になるところです。喜八郎さんのように、頼りになって男気のある人、ステキですねぇ。人情にも溢れている。
あくどいと思われている人にも実は義理を通す別の顔があったり、また、責任感の強い仕事人も気の迷いでおかしな事に手を出してしまったり、人間にはそれぞれ色々な顔があってなかなか一筋縄ではいかないなぁ、というのがこの本のテーマのようだと思いました。今の時代もそうですよね。丸々どこをとっても悪い人、逆に打ち所無いほどできた人、ってそうそういませんもんね。
山本一力さんの本は、『だいこん』を購入済みです。食べ物がらみの彼の時代小説は好きなので、きっと本作ほど難しくないと思うし、読むのが今から楽しみです。
2005年1月17日に日本でレビュー済み
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すごいデビュー作です。作者はエンターテイメントを熟知、舞台設定、人物設定・描写もストーリー展開も隙無く丁寧に描き込んでいて、どんどんずぶずぶ山本一力の世界に引き込んでいきます。
ただ、この小説は短編として雑誌へ掲載したものに書き下ろしを加えたもので、実績の無い作者が公約数的な受けを狙ったのか、どこかで聴いたことのある歌、山本周五郎、藤沢周平、池波正太郎ら人情時代小説の巨人達の変奏曲にも思えてしまいますが、その後の直木賞受賞の「あかね雲」では作者独自の新境地を開いていて、傑出していた力を感じました。
ただ、この小説は短編として雑誌へ掲載したものに書き下ろしを加えたもので、実績の無い作者が公約数的な受けを狙ったのか、どこかで聴いたことのある歌、山本周五郎、藤沢周平、池波正太郎ら人情時代小説の巨人達の変奏曲にも思えてしまいますが、その後の直木賞受賞の「あかね雲」では作者独自の新境地を開いていて、傑出していた力を感じました。
2013年1月21日に日本でレビュー済み
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損料屋、という商売に興味があってタイトル買いしましたが、単に主人公の表の顔、というだけで、損料屋としてのエピソードは全くといっていいほどありません。自分の目的からすると詐欺ですw
しかし!買って損なし、読んで損なし!!の、充実の内容でした。
札差、蔵宿師、など、自分は初めて接する職業ばかり。また、棄捐令など実際の歴史とも絡めたストーリーは、現代の経済詐欺や企業闘争にも似て、面白く読めました。(悪役担当の伊勢屋さんも実在したようで)
あまり時代劇に出てこない江戸の経済用語、初心者にはありがたい入門編です。
最初のエピソードで、金満にのぼせ上がった札差たちに下した正義の鉄槌(と思った手段)が、江戸市中の経済を悪化させ、後々主人公たちに迷いと後悔を招いてしまう、という、何とも皮肉な展開が新味です。
しかし!買って損なし、読んで損なし!!の、充実の内容でした。
札差、蔵宿師、など、自分は初めて接する職業ばかり。また、棄捐令など実際の歴史とも絡めたストーリーは、現代の経済詐欺や企業闘争にも似て、面白く読めました。(悪役担当の伊勢屋さんも実在したようで)
あまり時代劇に出てこない江戸の経済用語、初心者にはありがたい入門編です。
最初のエピソードで、金満にのぼせ上がった札差たちに下した正義の鉄槌(と思った手段)が、江戸市中の経済を悪化させ、後々主人公たちに迷いと後悔を招いてしまう、という、何とも皮肉な展開が新味です。
2005年9月23日に日本でレビュー済み
まず、損料屋という商いが、なるほど江戸の庶民の暮らしを伺わせます。所々に、ファンにはおなじみの料亭「江戸屋」&女将の秀弥さんも登場して楽しいですよ。
2009年12月9日に日本でレビュー済み
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損料屋の場面がなくて、喜八郎のどんな人間性でこれだけの人が集まり、助けてくれるのかわからない
確かにかっこいいのだけれど
札差しと武家の関わりはよくわかりました
確かにかっこいいのだけれど
札差しと武家の関わりはよくわかりました
2013年2月5日に日本でレビュー済み
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この本を書店で見つけて山本一力という作家を知り、読み続けるきっかけとなった本を、kindle で最初に購入し、あの最初のドキドキ期待しながらページをめくった当時の記憶がよみがえりました。