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腐りゆく天使 単行本 – 2000/10/1

4.4 5つ星のうち4.4 13個の評価

萩原朔太郎の私生活をモチーフにした幻想的大正ロマン小説。朔太郎が心寄せる妾エレナ、背徳の恋に悶える神父らが不思議な大正時代を演出
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商品の説明

内容(「MARC」データベースより)

萩原朔太郎の私生活をモチーフにした幻想的大正ロマン小説。朔太郎が心寄せるエレナ、背徳の恋に悶える神父らが演出する不思議な時代。詩人の心も、神父の心も、美少年の心も惑わす恋の物語。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 文藝春秋 (2000/10/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2000/10/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 445ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 416319620X
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4163196206
  • カスタマーレビュー:
    4.4 5つ星のうち4.4 13個の評価

著者について

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夢枕 獏
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1951年、神奈川県小田原市生まれ。77年に作家デビュー後、“キマイラ・吼”“魔獣狩り”“闇狩り師”“陰陽師”シリーズ等人気作品を発表し、今日に 至る。89年『上弦の月を喰べる獅子』で、第10回日本SF大賞を、98年『神々の山嶺』で第11回柴田錬三郎賞を受賞。日本SF作家クラブ会員(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 天海の秘宝(上) (ISBN-13: 978-4022507631 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)

カスタマーレビュー

星5つ中4.4つ
5つのうち4.4つ
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上位レビュー、対象国: 日本

2012年11月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
朽ちて屍となる朔太郎の魂と、現実のエレナへのストーカー的な朔太郎。どちらの朔太郎もとても近くに息吹を感じる。夢枕獏は死んだ人間の魂を掘り起こしてエンターテイメント化するのが得意なのでしょうか、この「腐りゆく天使」は時代が昭和なので、より主人公が近くに感じるのです。文庫の表紙も「谷中安規」で、ひっそりと亡くなった版画家の装画にしたところも素晴らしい!
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2004年5月21日に日本でレビュー済み
「腐りゆく天使」、壊れゆく私・・・といった感じでしょうか。
伝奇小説、格闘小説、等々で培われてきた作者独自の表現が、また新たな羽根を広げているとも思えます。やはりこの人もまた「詩人」だったのですね。
作中、詩人とは言葉の狩人であるとの定義は言い得て妙。ある言葉を餌に、形のないものを招き寄せ、絡めとって表現という檻に入れるという概念は、「陰陽師」シリーズでいうところの「呪」に他ならないのでは。
学校時代に触れたきりの朔太郎の世界には、正直違和感しか覚えなかった記憶があります。読み解く者に、共感を含む感受性が伴わなければ理解する事は能わなかったのかもしれません。こうして時を経た後に再びまみえてみて、多少は理解が出来るようになったのでしょうか。例えフィクション部分があろうとも、こうしたリンク部分を私たちに現してくれるという世界観の提示こそが、小説の楽しみだと思います。
巧みに用いられている書簡をはじめとして、作者の力量にあらためて拍手の一作です。
氏の作品群を伏線の一種と考えれば、物語は新たなる地平を目指しうるのかも知れません。
ご一読を!
15人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2010年12月10日に日本でレビュー済み
「腐りゆく天使」。新聞か何かで、表題を目にした時から気になっていた。が、単行本は重いし高いから、あんまり好きじゃない(←寝っ転がって本読んだりするのが好き)ので、文庫になるまで待っていた。
で、すっかり忘れていた頃に、古本屋で文庫版とばったり。勿論即ゲット!
もうどんぴしゃでした。この退廃的な雰囲気、「腐った菊のようなにほひ」、白く甘い臭いを放ちながら腐ってゆく天使。
正直言って、萩原朔太郎自体はそれほど「好き!」って訳でもないんですが(親の持ってた一冊の詩集を読んでみた程度)、それでもこの話は面白かったです。
章ごとに付いている小タイトルも、雰囲気があって良い感じw
惜しむらくは、表紙の絵がもう少し違う感じだと良かったな、と。たとえば、ビアズリー調のイラストとか。
朔太郎が好きじゃなくても、夢枕獏氏のファンじゃなくても、何か薄暗い、後ろめたいものに魅かれる方にはおすすめです。
ほんのちょっとだけいやらしかったり、男色(男×男)っぽい描写もあるので、苦手な方はご注意を。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2001年8月16日に日本でレビュー済み
夢枕獏、そして腐りゆく天使。
読む前からこのキーワードだけでわくわくしてしまうような、数少ない絶妙のタイトル。
そして、それを裏切らない展開。
僕をころしたのは誰?と問い続ける地中の死体と、腐りゆく天使を見守る神父。そしてエレナに恋する朔太郎。
その三人が一堂に会するときに、、、、
神々の山麓と並んで、脱伝奇の新生夢枕獏の代表作に、間違いなくなります。
読もう。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2004年6月11日に日本でレビュー済み
私も思った。朔太郎の詩を読んだときに。
「あ、この人ビョーキ。いってもうてるわ(嘆息)」と。
月に吠える、青猫…どれをとっても、常人の目では捕らえきれない、まさに「詩人の目と感性」を持った人間にのみ聞こえる「天の声」…もしくは「悪魔の囁き」をつむぐ人間の言葉だと。
この作品を端的に表わすならば、
腐りゆく天使、崩れゆく精神(こころ)、壊れゆく朔太郎…と言った所か。
最終章の朔太郎の手紙は圧巻だった。「手紙魔」…う~ん、まさに。
もっと「朔太郎」について調べてから読み直したら、二度おいしい作品だろう。
でも私は、白秋の詩のほうが好きなんだけどね(笑)。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2017年7月16日に日本でレビュー済み
分厚いですが、中身は単純で速読が可能です。1時間もあれば読めてしまいます。単純すぎ、先の展開も読めるというか。40ページで収まるショートショート短編を10倍の400ページにだらだらグズグズと引き伸ばしただけで、まるで化物語を思いださせます。
オチもひどく、大麻でもキメながらだらだらと書いたのでしょう。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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