シリーズ3作目は短編です。
ちょっと主人公の周りの人が呆気なく死に過ぎじゃないかのかとも思いますが、どの短編にもハズレがなく、面白かったです。上質な文章も読んでいて心地が良いです。
短編だからといって、もっと長ければ良かったとか不自然な終わり方だとかも全然感じませんでしたし、なんならそれぞれに長編を読んだくらいの満足感と読みごたえもありました。
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緋友禅: 旗師・冬狐堂 単行本 – 2003/1/1
北森 鴻
(著)
- 本の長さ260ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2003/1/1
- ISBN-104163215808
- ISBN-13978-4163215808
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
陶子は、無名の作者のタペストリーに惚れこみ、全作品を買い上げることを即決。しかし作品は届かず、作者のアパートを訪れた陶子は彼の死体を発見する。半年後、陶子は意外な場所でタペストリーを再び目にする……。
登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (2003/1/1)
- 発売日 : 2003/1/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 260ページ
- ISBN-10 : 4163215808
- ISBN-13 : 978-4163215808
- Amazon 売れ筋ランキング: - 801,809位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 18,430位日本文学
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2022年9月13日に日本でレビュー済み
・・・は、ペダンテイックな部分を楽しむのが第一なので基本長編向きなんですが、最初の短編集である本作は素直に面白かったです。
特に表題作はスピーディーかつスリリングな佳作。短編のコンゲーム小説として非常に完成度が高いかと。
惜しむらくは{奇縁円空}なる中編。長編のプロットを無理やり縮めたみたく、かつ文体そのものも破綻をきたしてるみたいな悪印象・・・執筆当時の裏事情は知らず、一ファンとしては素直に「300P程度の長編に仕立てれば遥かに完成度を高められたろうに」と、故人となった作家に一言物申したくなる、惜しい作品でしたね。
特に表題作はスピーディーかつスリリングな佳作。短編のコンゲーム小説として非常に完成度が高いかと。
惜しむらくは{奇縁円空}なる中編。長編のプロットを無理やり縮めたみたく、かつ文体そのものも破綻をきたしてるみたいな悪印象・・・執筆当時の裏事情は知らず、一ファンとしては素直に「300P程度の長編に仕立てれば遥かに完成度を高められたろうに」と、故人となった作家に一言物申したくなる、惜しい作品でしたね。
2015年4月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
他作品でも ゲストで頻繁に登場する陶子さん。とりあえず、別嬪さんで 大人の女で なんか隙がなさそうな女性像でしたが
別嬪さん、、そして身長が170㎝近い。
ワーォ!そりゃ目立ちますね。
本書ではショートヘアらしく。
ロングヘアを想像してたので ちょっと意外でした。
1つ目の作品は あれ?どんな内容だったけ、
と2日間で読んだのに ちょっと忘れてます。
その他の短編も、孫娘が殺害された動機てなんなの??がとても気になったり
友人の硝子さんの 話し方というか、、口調は 江戸っ子なのですか⁈違うでしょうが
なんかすごく気になりました。
そして陶子さん自身も、別嬪さんで 長身てことで なんか想像しづらい女性です。
て、文句ばかりで申し訳ないですが
ラストの話しは やはり楽しめました。
カメラマンの硝子さんの一言。
そこに ラストでの鬼炎の作品が30年前とは違う 本物に成り得た 理由となり、スッキリしました。長編を読む勇気は まだないですが。
別嬪さん、、そして身長が170㎝近い。
ワーォ!そりゃ目立ちますね。
本書ではショートヘアらしく。
ロングヘアを想像してたので ちょっと意外でした。
1つ目の作品は あれ?どんな内容だったけ、
と2日間で読んだのに ちょっと忘れてます。
その他の短編も、孫娘が殺害された動機てなんなの??がとても気になったり
友人の硝子さんの 話し方というか、、口調は 江戸っ子なのですか⁈違うでしょうが
なんかすごく気になりました。
そして陶子さん自身も、別嬪さんで 長身てことで なんか想像しづらい女性です。
て、文句ばかりで申し訳ないですが
ラストの話しは やはり楽しめました。
カメラマンの硝子さんの一言。
そこに ラストでの鬼炎の作品が30年前とは違う 本物に成り得た 理由となり、スッキリしました。長編を読む勇気は まだないですが。
2003年2月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
これまでのシリーズとは異なり、短編集です。
前作は、他のシリーズキャラも登場し、にぎやかな感じでしたが、
この作品は、しっとりとした味わいがあります。
昔、目利きを教えてくれた老人との思い出にまつわるエピソードなど、
派手なアクションや、あっと驚く謎解きはありませんが、
その分、板についた印象で、しっくりとしているのが良い感じです。
前作は、他のシリーズキャラも登場し、にぎやかな感じでしたが、
この作品は、しっとりとした味わいがあります。
昔、目利きを教えてくれた老人との思い出にまつわるエピソードなど、
派手なアクションや、あっと驚く謎解きはありませんが、
その分、板についた印象で、しっくりとしているのが良い感じです。
2011年11月17日に日本でレビュー済み
「緋友禅」は、言葉は現実を言い表す機能をすでに失っているが、まだ存在価値をわずかに残しているから始まる。
そして、最後の「奇縁円空」では二人以上の複数の人間が一人の人間を構成しているとの言葉がある。
これら短編の通奏低音となっている「古物」のキーワードであろう。
そしてそこには、「真贋」についての深い洞察まで含まれる。
円空仏は、相性の良い光が限定されている。この言葉に無条件で同意する。
主人公の冬狐堂(冬の狐はクサんだ餌は啄まない)宇佐美陶子は旗師(店舗を持たない古物商)である。実に魅力溢れるキャラである。
また、登場する人物(堀り師、銘木屋等)たちは一癖二癖で凄みがありいぶし銀のような存在感に満ちている。
そして、骨董界のいわば内在的論理も自ずから解る筋立てとなっておりリアリティーある物語となっている。
使われている漢字もそれらしい趣を醸し出すため選び抜かれているようだ。
骨董、古美術、民俗学、料理、酒を趣味とする人はきっと満足する。
この異能の人は2009年、僅か48歳で没した。惜しい。
そして、最後の「奇縁円空」では二人以上の複数の人間が一人の人間を構成しているとの言葉がある。
これら短編の通奏低音となっている「古物」のキーワードであろう。
そしてそこには、「真贋」についての深い洞察まで含まれる。
円空仏は、相性の良い光が限定されている。この言葉に無条件で同意する。
主人公の冬狐堂(冬の狐はクサんだ餌は啄まない)宇佐美陶子は旗師(店舗を持たない古物商)である。実に魅力溢れるキャラである。
また、登場する人物(堀り師、銘木屋等)たちは一癖二癖で凄みがありいぶし銀のような存在感に満ちている。
そして、骨董界のいわば内在的論理も自ずから解る筋立てとなっておりリアリティーある物語となっている。
使われている漢字もそれらしい趣を醸し出すため選び抜かれているようだ。
骨董、古美術、民俗学、料理、酒を趣味とする人はきっと満足する。
この異能の人は2009年、僅か48歳で没した。惜しい。
2004年8月4日に日本でレビュー済み
北森鴻の作品にはハズレがないので、『狐罠』『狐闇』の両長編の冬狐堂が短篇で活躍する本書も、もちろん面白いです。
人が死んだり、陰謀の仕掛け人を探ったりするのですが、どうもミステリーという感じはしません。
ですが、そのエッセンスは紛れもない一級ミステリのサスペンスがあり、読み物としても良質の面白さがあります。
個人的には表題作のビジュアルイメージに惚れました。
人が死んだり、陰謀の仕掛け人を探ったりするのですが、どうもミステリーという感じはしません。
ですが、そのエッセンスは紛れもない一級ミステリのサスペンスがあり、読み物としても良質の面白さがあります。
個人的には表題作のビジュアルイメージに惚れました。
2010年10月2日に日本でレビュー済み
4つの作品集です。
1つ目の話は、正直、あまり面白くなかったので、
読むのをやめてしまおうかとも思ったのですが、
ここで、読むのを止めなくて本当に良かったです。
2作目からは、グイグイ引き込まれました。
読み応え十分です。
北森さんの、作品を読むのは初めてでしたが、
他の作品も、是非、読みたいと思えました。
1つ目の話は、正直、あまり面白くなかったので、
読むのをやめてしまおうかとも思ったのですが、
ここで、読むのを止めなくて本当に良かったです。
2作目からは、グイグイ引き込まれました。
読み応え十分です。
北森さんの、作品を読むのは初めてでしたが、
他の作品も、是非、読みたいと思えました。
2020年6月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
中身の綺麗さはまずまずでしたが、表紙カバーに小さなしみがあった。