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デッドエンドの思い出 単行本 – 2003/7/26
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- 本の長さ229ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2003/7/26
- ISBN-104163220100
- ISBN-13978-4163220109
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商品の説明
商品説明
大学の同級生である男女の出会いと別れ、そして再会に、普遍的な人生の営みを重ねた「幽霊の家」。会社を逆恨みする男によって毒を盛られたカレーを社員食堂で食べてしまった女性編集者の心の動きを描いた「おかあさーん!」。小説家の「私」が子ども時代に実家のある街で体験した男の子とのせつなく甘美な時間を回想する「あったかくなんかない」。そして、同じビルに勤める旅の雑誌を編集する男性への5年間の思いを実らせようとする女性の思いをつづった「ともちゃんの幸せ」など、痛苦に満ちた人生の局面にそれぞれのやり方で向かい合う女性主人公の姿が肯定的にとらえられている。
登場人物の多くはネガティブな状況に置かれるが、そうした状況をやみくもに否定せず、ニュートラルにとらえ、「世界」との和解の可能性として提出するよしもとのスタンスは、本作において首尾一貫している。そうした作品集全体の方向性は、よしもと自ら「これまで書いた自分の作品の中で、いちばん好き」(あとがき)と語る、婚約者から別れを切り出された女性が陥ったデッドエンド(袋小路)的状況の中で掴む「最高の幸せ」の瞬間を描いた表題作「デッドエンドの思い出」に集約している。人生への絶対的な肯定に満ちた短編集である。(榎本正樹)
出版社からのコメント
作家生活16年、数々のベストセラーを上 梓してきたよしもとばななさんの最高傑作 が登場します。
本作にはつらく切ない5つのラブストー リーが収録されています。恋愛のまっただ 中にいるときには、気づくことのなかった 微妙な感情、言葉にすると壊れそうで言い 出せなかったもどかしい思いが鮮やかに描 かれています。それらは、甘美な経験など ではなくて、つらかったり、苦しいことだ ったりするのに、時の流れの中で、いきい きと輝いてくるのです。
いったい「幸せ」とは、どんな感情なの か----。人の心の中に眠っている宝物をそ っと蘇らせてくれる珠玉の短篇集。
日常の忙しさや、煩わしい人間関係など で疲れたときに、そっとページをめくって みてください。きっと、心が穏やかになり ます。決して安易ではないほんとうの意味 での「癒し」をぜひ味わってみてください。
文藝春秋 出版局
森正明
内容(「MARC」データベースより)
登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (2003/7/26)
- 発売日 : 2003/7/26
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 229ページ
- ISBN-10 : 4163220100
- ISBN-13 : 978-4163220109
- Amazon 売れ筋ランキング: - 178,886位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 4,432位日本文学
- カスタマーレビュー:
著者について
1964年、東京生まれ。
詩人・思想家の吉本隆明の次女。日本大学芸術学部文藝学科卒業。
87年小説「キッチン」で第6回海燕新人文学賞を受賞しデビュー。88年『キッチン』で第16回泉鏡花文学賞、同年『キッチン』『うたかた/サンクチュアリ』で第39回芸術選奨文部大臣新人賞、89年『TUGUMI』で第2回山本周五郎賞、95年『アムリタ』で第5回紫式部賞、2000年『不倫と南米』で第10回ドゥマゴ文学賞(安野光雅・選)を受賞。
著作は30か国以上で翻訳出版されており、イタリアで、93年スカンノ賞、96年フェンディッシメ文学賞<Under35>、99年マスケラダルジェント賞の三賞を受賞している。他の著作に『アルゼンチンババア』『王国』シリーズ『デッドエンドの思い出』『イルカ』『ひとかげ』『まぼろしハワイ』『サウスポイント』『彼女について』『アナザー・ワールド 王国その4』など多数がある。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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初めに表題になっている『デッドエンドの思い出』を読んだ。
なに!?この癒しは??
‥涙が止まらなかった。悲しいのでは無く、幸せってどういう感じかを思い出したのだ。
次に『幽霊の家』を読んだ。
別れた彼との縁を、無理に戻そうと願うのはやめようと思えた。
どうなるか分からないけれど、自然に、流れに、身をまかせてみようと思えた。
きっと、今の私もどこかへ、誰かへ繋がっているのだ。
私が大切にしている幸せを同じ様に思ってくれる誰かへ。
ばななさん、ありがとうございます。
そして読み終わった後には、家族や友達など、自分にとって大切だと思ういろんな人たちに会いたいなと思ったり、早く家に帰ってお母さんの作ってくれる夜ご飯を食べようと、なんだか普通のことを心から思う。そしてこれからもいろいろあると思うけど、たぶん私は幸せだろうと思わせてくれる本です。
「ともちゃんの幸せ」「デッドエンドお思い出」の5編の短編集を
集めたものである。
「ともちゃんの幸せ」は『SWITCH』で発表したものだが、その他の
作品は書き下ろしである。
それぞれ、必ずしもハッピーエンドというわけではないが、女性の
主人公の心情がよく綴られた作品の世界にすっと引き込まれて読んで
しまう。
私小説のような雰囲気を持ったこの本は、著者のこれまでの一番の
お気に入りの作品という。
著者の描く、切なく甘酸っぱい、そしてふんわりしている世界に
どっぷりと浸って読めた本である。
どうしようもないと思っていることがあっても、少しだけ気が軽くなる。
大抵の本は図書館で借りて読むのでも事足りますが、この本に関しては手元に置いておきたいと思わされます。