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富士山 単行本 – 2004/3/26
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富士山の麓で十年以上も集め続けたゴミの要塞に住む、妖怪のような老女の話「ジャミラ」他、富士山にまつわる珠玉の連作短篇集
- 本の長さ261ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2004/3/26
- ISBN-104163227407
- ISBN-13978-4163227405
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (2004/3/26)
- 発売日 : 2004/3/26
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 261ページ
- ISBN-10 : 4163227407
- ISBN-13 : 978-4163227405
- Amazon 売れ筋ランキング: - 36,180位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 925位日本文学
- カスタマーレビュー:
著者について
Randy Taguchi first began writing online in 1996 and soon attracted a large following in Japan, where she is sometimes referred to as the "Queen of the Internet." She is a popular and prolific author, whose work includes a busy blog, seventeen novels, two of which -- Outlet and Fujisan -- have been released in English to date, many short stories, and more than twenty essays. She is currently supporting the Fukushima Kid's Summer Camp program, helping children impacted by the 2011 earthquake, and she released a brief essay entitled "How Japan Made the Nuclear Choice" in reaction to the incident. Her latest work, Zazen Girl, was released in 2014.
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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思っています。
この1冊を読めば納得できるでしょう。
表現者として極北に屹立しているすさまじい内容です。
ここまで描写できるその心の強さ、表現者としての
使命感。
彼女がここまで到達したその速度の陰にどのくらいの
努力があったのか。。。
進化し続ける田口ランディのひとつの到達点として
おすすめします。
ときどきグロい表現が出てきてちょっと苦手だった。
富士山になじみの無い私が読むと、
富士山というものに興味がわいてきました。
内容としては
作品ごとに好みが別れるだろうなーと
思いました。
私もどうも納得のいかない話もありましたし
最後の話はなんだか読んでいて女性として苦しかったり
しましたが
そういう不快な感情を呼び起こすのもまた
小説の魅力なんだろうなあと思います。
この短編集に出てくる人々は、コムデギャルソンの店員にはなれそうもない。そう感じた。
何を言いたいのか。コムデギャルソンで服を買ったことのある人ならばわかると思うのだけれど、店員さんは声をかけるまでは寄ってこない。セールスしない。アピールしない。
それに対し、田口さんの小説世界の人物たちは、放っておいても「何かをしでかす」。
どちらがよいという問題ではない。しかし、田口さんの小説の世界観を持つとコムデギャルソン的世界が見えなくなる。世界の広さや多様性と切り結んでいるように自分では感じながらも、静謐な世界を見落とす、というのはちょっともったいない。
だって、さっぱりとした敬意を向け合う日常ならば、目をあければどこにでも見つかるのだから。
初めて書店で見たときは、ナンジャ・ソレと思った。だがいつまでも頭の隅に引っかかって、とうとう買ってしまった。
一話目はコミュニケーション不全症候群の話で、田口ランディっぽいな、と思った。でもオウム真理教がからんできて、富士山が無理なくうかんできたところでは、感心した。二話目のオカルトめいた話でも、樹海っていう面白い題材で、いつものテーマに奥行きがあった。
ゴミ屋敷やアダルト・チルドレンなど現代の問題だけでなく、中絶という使い古された題材にも堂々と向かっていて、力強い。
現代に絶望したり皮肉ったりするだけでなく、たとえ不器用であっても、具体的に希望を提案するのは素晴らしい。
確かに、「ぼくらには富士山がある」。
今を生きる人々へ遠くに近くにエネルギーを送る富士山。人々の生き様は、どれも痛々しく、切ない。そして大切なものを探している。それを教えてくれるのは富士であり、生きることそのもの。
青木ヶ原の案内を提案すると大概の人は腰が引ける。他に類を見ない生命力溢れる貴重な森なのに。この本でもいささかそのあたりに寄り過ぎではあるのだが、「ほんとうはね…」と案内を始めるのには入り口にふさわしいかもしれない。ちなみに描かれている場所は私たちが案内する野鳥の森や紅葉台のある東側一帯ではなく、地図、ウェブサイトの案内では空白な西側。ごみの不法投棄で一時は大変だったあたり。この本を入り口にして富士山を世界遺産にふさわしい美しく、頼もしく、尊厳のある山にしていきたい。田口ランディさんに感謝。
主人公達は皆何かが足りない、感情の欠落、その一方で大切な何かも見えている、社会に混ざりきれない人々だ。舞台となるのは日常の中の非日常。
どの話も主人公達の言っている事がわかる気がする。読み進めているうちに決して明るい感じのものばかりではないのだけど些細な事すぎて忘れていた感情を思い出すことがよくあった。
意外にもスピード感があって、どんどん話に引き込まれてしまった。