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死神の精度 単行本(ソフトカバー) – 2005/6/28
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- 本の長さ275ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2005/6/28
- ISBN-104163239804
- ISBN-13978-4163239804
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登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (2005/6/28)
- 発売日 : 2005/6/28
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 275ページ
- ISBN-10 : 4163239804
- ISBN-13 : 978-4163239804
- Amazon 売れ筋ランキング: - 275,109位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 6,721位日本文学
- カスタマーレビュー:
著者について
1971(昭和46)年千葉県生れ。
1995(平成7)年東北大学法学部卒業。2000年『オーデュボンの祈り』で、新潮ミステリー倶楽部賞を受賞し、デビュー。
2002年刊行の『ラッシュライフ』が各紙誌で絶賛され、好評を博す。2003年に発表した『重力ピエロ』は、ミステリファン以外の読者からも喝采をもって迎えられ、一気に読者層を広げた。また『重力ピエロ』で、1970年代生れとしては、初の直木賞の候補となる。
2004年『チルドレン』、2005年『グラスホッパー』、2006年『死神の精度』が直木賞候補に。2004年『アヒルと鴨のコインロッカー』で吉川英治文学新人賞受賞。洒脱なユーモアと緻密な構成で読む者を唸らせ、近年稀にみる資質の持ち主として注目を浴びている。
2008年『ゴールデンスランバー』で第5回本屋大賞と山本周五郎賞を受賞した。
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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伊坂さんの小説のイメージは、長編小説で伏線回収が魅力的かと思います。しかし本作は短編なので、複雑な長編を読みづらい方でも読みやすいと感じました。作者が恣意的に枝葉を省いて、ストリーの幹のみとしたと感じです。
私は寝る前に、短編小説や30分ドラマを見るのが好きなのですが、翌日仕事があるのに長編を読むのは腰が重いという大人にも本書はお勧めです。伊坂さんぽい洋画のような台詞回しや伏線回収・どんでん返しはちゃんとあります。
「旅路を死神」の中で、著者の『重力ピエロ』の世界とクロスする辺りからぐんと面白くなる気配があって、「死神対老女」のラスト四頁のサプライズ二つには、にこにこしちゃいました。「おお、そうなんだー」て、ちょっと前に読んだ収録短篇に戻ったりしてました。こういう作品同士の繋げ方、登場人物の再生が、伊坂幸太郎さん、上手いよなあって思います。
あと、不思議と心に残った忘れられない文章を一つ、挙げておきたいっす。
《人間の生きる歩みはいつだって、えっちらおっちらだ、とも思った。》文春文庫 p.267
「ったく、そのとおりだよなあ」と、胸にじんと沁みましたわ。
クスっと笑えるところもあり、伏線回収もあり、考えさせられるところもありメチャクチャ面白かった。
特に旅人と死神、老女VS死神が面白かったです!
そんな作品ですが5つの短編集といった風合い。
・死神の精度
・死神と藤田
・吹雪に死神
・恋愛で死神
・旅路を死神
・死神対老女
の6つ。
・・・
表題作『死神の精度』は、オタク系女子の生死判断。ネクラでクレーマーに好かれ始めているという流れなのだが、その顛末が伊坂作品らしい。死神が無類の音楽好きという性質はやや狙いすぎか。タワレコとかの視聴コーナに長居していればそれは死神って、最近でもまだあるのかしら。
『死神と藤田』は、滅びゆく任侠世界のヤクザたちの散り際の儚さを描くもの。真っすぐすぎて仲間からも煙たがれるというのは良くありますよね。ヤクザの場合、それは死に至ります。
『吹雪に死神』は、アガサ・クリスティの『マウス・トラップ』ばりの密室殺人事件。もちろん死神にはおおよその死の原因が分かっており、「同僚」がちらほら見え隠れることも。
『恋愛で死神』は、イケメンが敢えてダサメンに扮しているなか、とある女性に恋しちゃうという、キュン系な話。イケメンと死神とのやり取りが面白い。
『旅路を死神』は、なんとも伊坂作品らしいキャラ設定。母親に傷を負わせ、若者を殺した男が、リーマンに扮した死神の車をジャックし、奥入瀬に向かう。若者の若気の至りが実は誤解によるものだと本人が徐々に分かる塩梅がいい。言葉の端々から本人は根っからの悪い奴じゃないってことが分かるのね。
最後の『死神対老女』は何と死神の雰囲気を嗅ぎ付ける老美容師の話。伊坂氏らしいといえば、別の作品とのリンケージでして、本作の別の短編でこの老美容師は登場しています。もう一つ、確か第一話で『見送り』になったネクラ女子はこの短編で再登場するのだと思います。この代わり映えもまた楽しい。
・・・
ということで、伊坂氏の短編集でした。
相変わらず洒脱な会話が冴えわたる作品でありました。ツイストが効いているという風ではなく、むしろ微熱的面白味が通底する作品であったと思います。
存在となってきた。
別々の話しのようだが繋がっていれのも面白かった。
まさかミステリ小説で泣くとは思いませんでした。