30歳OL梨央は恋も仕事も行き詰まり。
誕生日の夜に建設現場の足場に登ったはいいが、
降りられなくなり、
そばにいた鳶の男に助けられる。
男のことが忘れなれない理央はその男を追いかけて
仕事を辞めてとある工務店で働き始める。
男のことを追いかけつつも、仕事が面白くなっていく理央。
そして工務店の女社長郷子。
工務店を廃業しようとしつつも
最後はしっかり工務店を続けていく決意をしていく。
二人の女性の物語、と言って過言ではないでしょう。
とにかく家を建てるのは大変なのね。
現場での苦労なんか全然知らないから
「へぇ〜、そうなんだ」と感心しながら読みました。
もちろん、そうれだけではなく、
ちゃんと理央の恋愛問題も絡めながら、
仕事と恋愛、両方に頑張ろうとする梨央の姿勢が爽やかでした。
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くうねるところすむところ 単行本 – 2005/5/25
平 安寿子
(著)
- 本の長さ277ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2005/5/25
- ISBN-104163239901
- ISBN-13978-4163239903
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商品の説明
出版社からのコメント
職場の上司との不倫に疲れ、仕事もうまくいかず、30歳にして人生どん詰まりの梨央。一目惚れしたとび職を追いかけて飛び込んだ工務店では、亭主に逃げられた女社長がぶち切れ寸前。思いがけない事情から家を建てる仕事についた30と45の女達は何が何だかの大混乱――。
人間にとっての家とは、生まれ育ったところであり、初めて家賃を払う経験をさせてくれ、そして人生最後の時を過ごす場所。あなたの人生と結ばれている家を思い出しながら、彼女達の冒険の物語におつきあいください。
人間にとっての家とは、生まれ育ったところであり、初めて家賃を払う経験をさせてくれ、そして人生最後の時を過ごす場所。あなたの人生と結ばれている家を思い出しながら、彼女達の冒険の物語におつきあいください。
登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (2005/5/25)
- 発売日 : 2005/5/25
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 277ページ
- ISBN-10 : 4163239901
- ISBN-13 : 978-4163239903
- Amazon 売れ筋ランキング: - 319,857位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 7,637位日本文学
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2013年8月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ふたりの女性が土建の世界に、身を投じます。
ひとりは男とやり甲斐を求めて、もうひとりは親の後目を継ぐという流れで。
男の論理が幅を利かす業界内で、異端の女子が革命を起こす!
・・・ような話ではありません。
筆者の実体験からインスパイアして出来た物語とのことです。
一軒の家を建てるということは、施工主にとって一生に一度あるかの大イベント。
施工主の想いを元に、工務店が設計し、鳶が足場を造り、大工が木を組み上げていく、、、
そんな街の、土建な人々の奮闘を描いた人情もの。という感じでした。
その現場へのリスペクトをしながらも、素人女性が走り回らせることで、面白おかしく描いています。
著者の別作品も読んでいますが、頭の回転が早くて、でも、ちょっと前のめりな女性っていうのは、
得意なキャラクターなんでしょうか。この物語の主人公もそんな人。
まあ、ひとりは男目当てという部分があるのが、個人的に気に食わないですが、、
働きやすい環境を自ら試行錯誤して見つけていく、のには頭が下がりますね。
ひと通り人生経験を積んできた著者だからこそ描ける人物かもしんないです。
家を建てようと想う人に読んでほしい。
ひとりは男とやり甲斐を求めて、もうひとりは親の後目を継ぐという流れで。
男の論理が幅を利かす業界内で、異端の女子が革命を起こす!
・・・ような話ではありません。
筆者の実体験からインスパイアして出来た物語とのことです。
一軒の家を建てるということは、施工主にとって一生に一度あるかの大イベント。
施工主の想いを元に、工務店が設計し、鳶が足場を造り、大工が木を組み上げていく、、、
そんな街の、土建な人々の奮闘を描いた人情もの。という感じでした。
その現場へのリスペクトをしながらも、素人女性が走り回らせることで、面白おかしく描いています。
著者の別作品も読んでいますが、頭の回転が早くて、でも、ちょっと前のめりな女性っていうのは、
得意なキャラクターなんでしょうか。この物語の主人公もそんな人。
まあ、ひとりは男目当てという部分があるのが、個人的に気に食わないですが、、
働きやすい環境を自ら試行錯誤して見つけていく、のには頭が下がりますね。
ひと通り人生経験を積んできた著者だからこそ描ける人物かもしんないです。
家を建てようと想う人に読んでほしい。
2014年9月8日に日本でレビュー済み
編集者の仕事に嫌気が差し建設工務店に転職した梨央は張り切り仕事は最初は順調だった。
が現場監督を引き受けたころから建築業界の体質に慣れず悪戦苦闘の日々が始まる。
会社のリストラ、合併話が持ち上がり、就任したばかりの女社長は合併を決意するが、梨央たちの説得で独立路線を選択する。
女性監督としての成長を期待していたがそれほどでもない内容だった。
一般文学通算1274作品目の感想。2014/09/09 07:10
が現場監督を引き受けたころから建築業界の体質に慣れず悪戦苦闘の日々が始まる。
会社のリストラ、合併話が持ち上がり、就任したばかりの女社長は合併を決意するが、梨央たちの説得で独立路線を選択する。
女性監督としての成長を期待していたがそれほどでもない内容だった。
一般文学通算1274作品目の感想。2014/09/09 07:10
2014年7月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
似ている名前のコミックが好きで検索したら、偶然目に入ったので注文してみました。
主人公が途中で入れ替わって、短編集?かと思ったら、すべての話が繋がってて、それぞれの立場と思いを垣間見ることができて面白かったです。
主人公が途中で入れ替わって、短編集?かと思ったら、すべての話が繋がってて、それぞれの立場と思いを垣間見ることができて面白かったです。
2012年5月10日に日本でレビュー済み
タイトルに惹かれて手に取ることに。落語の『寿限無』を現代的にアレンジしたものだとばかり思っていたので、中盤までは内容にがっかりしていた。(寿限無も少しは出てきます)だが最後は涙が止まらなかった。別に感動的な話だったわけではないのだが、重ねつつある歳のせいであろう。
さておき、この物語は正に表紙通りである。ひょんな事から建設業に憧れを持つ様になった30過ぎの梨央と、40過ぎの女社長、姫(郷子)の視点で交互に進んでいく。
中盤、梨央の恋愛に対する葛藤や姫のわがままぶりにイライラさせられた。
楽しい噺を期待していただけに、この時点で☆2つ。だがラストが心地良かった。
皆さんも読了後目を閉じれば、風を感じるかも知れません。お試しあれ。
さておき、この物語は正に表紙通りである。ひょんな事から建設業に憧れを持つ様になった30過ぎの梨央と、40過ぎの女社長、姫(郷子)の視点で交互に進んでいく。
中盤、梨央の恋愛に対する葛藤や姫のわがままぶりにイライラさせられた。
楽しい噺を期待していただけに、この時点で☆2つ。だがラストが心地良かった。
皆さんも読了後目を閉じれば、風を感じるかも知れません。お試しあれ。
2006年1月4日に日本でレビュー済み
家を建てるのに、こんなに複数の会社が関わっているとは知らなかった。ひとつの家には、実際に住む人にとってだけでなく、工務店ほか、関わったすべての人の思いがこめられているんですね。
私の人生は、このままでいいのかなーっていう思いは、波が寄せるように、一生繰り返し繰り返し思いながら生きるんでしょうけど、女にとっては、結婚とからんで30歳前後に大きな波が寄せるような気がします。ただ、主人公のように、結婚するにしてもしないにしても、仕事や人生を考え、再出発する大きなチャンスの時期でもあるように思いました。
私の人生は、このままでいいのかなーっていう思いは、波が寄せるように、一生繰り返し繰り返し思いながら生きるんでしょうけど、女にとっては、結婚とからんで30歳前後に大きな波が寄せるような気がします。ただ、主人公のように、結婚するにしてもしないにしても、仕事や人生を考え、再出発する大きなチャンスの時期でもあるように思いました。
2008年8月27日に日本でレビュー済み
都合のよいときだけ女っぽくなる主人公が女々しくて不快。
あと建て主に対してさしでがましい意見をいう建築家に閉口した。
登場人物(特に主人公)に魅力が感じられない。
あと建て主に対してさしでがましい意見をいう建築家に閉口した。
登場人物(特に主人公)に魅力が感じられない。
2006年6月7日に日本でレビュー済み
建築業界に転職するのは、編集経験ありの30歳独身梨央。
その梨央が就職する工務店の社長は、離婚したばかりの姫こと郷子。
この素人2人が無知から始めて、ストレス一杯になりながら奮闘する。
「99%はシビアでも、2%は夢が叶ったとか、やり甲斐を感じる瞬間があるはずですよ。そうじゃなかったら、誰もこんなくそったれ人生を生きてませんて。」
梨央が郷子に言うこの言葉はこの小説を表している。
仕事に疲れたとき気分転換になる本。
その梨央が就職する工務店の社長は、離婚したばかりの姫こと郷子。
この素人2人が無知から始めて、ストレス一杯になりながら奮闘する。
「99%はシビアでも、2%は夢が叶ったとか、やり甲斐を感じる瞬間があるはずですよ。そうじゃなかったら、誰もこんなくそったれ人生を生きてませんて。」
梨央が郷子に言うこの言葉はこの小説を表している。
仕事に疲れたとき気分転換になる本。