ローズダスト下
なるだけネタバレなしで
若杉とローズダストの密談からです
逃亡中のチームに不意に接触してきた組織とのやり取りに驚き
トモキのプライベートですからに爆笑
チームは二手に分かれ
並河の上司との対決で上司も人であるために大変なんだ
所詮は中間で並河と同じで心底の鬼ではない部分に
先にも書きましたが登場人物全て好きの一端
そして戦場へ
どうローズダストを止めるのか?
女性とSOFの二人の視点を増やし語られ佳境へ
並河のピンチを救う場面は感動鳥肌です
羽住も本業で大活躍
未だに縦割り行政
もみ消し優先で対ローズダストに専念できないジレンマ
しかし進んでいく状況に両者減っていく戦力
絡む主人公
そしてローズダストが空に舞い
物語は収束へ
その際のバイク送迎後の
脈はない
には爆笑
以下ネタバレあり
個人的には事後の並河娘とトモキの再会が欲しかった
と思うのは読み手の想像力の欠乏からの願望ですかね?
結局ルミから並河助けた時以来会ってないし
でも赤坂との距離感は読んでて巧いなと思った
他にも悪い迫られる状況の中でもって
戦力が他に振られるために
主人公達がギリギリ動ける場面の作り方が秀逸
非放射能核は物語中で爆発しないとタカをくくってたので驚き
ガンダム以外での福井作品はローレライ
イージスしか知らなくて
結構戦場化する市街地を書かれるのを知らなかったので
心底楽しんで読み進められました
事前に6ステイン
川の深さは
などを読んでいると予想できるんでしょうが
初回にローズダストは最高に楽しんで読み進められると思う
この後に上記の二作を読んだのですが
中年刑事(刑事崩れ)と若いSOF(元SOF)
のコンビはたびたび登場
それでもまたか
とは思わなくて来た来たこのパターン!
と同じ状況の中今回はどう展開するよ?
そして毎回違った展開にワクワク納得でタモシメマス
その最長小説ですので福井作品で一番好き
そして敷居が高くとも一番最初に読むべき作品とも思います
とは言え縦割り行政
縄張り争い
近代戦争に興味がないと分からないので
6ステインのみ最初に噛むのが無難カモですが
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Op.ローズダスト(下) 単行本 – 2006/3/14
福井 晴敏
(著)
二〇〇六年秋、“ネット財閥”アクトグループの役員を狙った連続テロが起こる。実行犯は入江一功をリーダーとする「ローズダスト」を名乗る五人グループ。警視庁の並河警部補は防衛庁情報本部の丹原朋希と捜査にあたるうちに、朋希と一功の間の深い因縁を知る。かつて二人は防衛庁の非公開組織「ダイス」に所属し、従事していた対北朝鮮工作が失敗、二人が思いを寄せていた少女が死んだ。朋希を除く生き残った工作員たちはテロリストとなり、アクトグループ役員となった元上官に復讐しようとしているのだと……。
互いを理解しながら憎しみあう二人の若者と彼らを取り巻く人間たちの群像劇を通して、壮大なスケールで描くサスペンス・アクション。
互いを理解しながら憎しみあう二人の若者と彼らを取り巻く人間たちの群像劇を通して、壮大なスケールで描くサスペンス・アクション。
- 本の長さ569ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2006/3/14
- ISBN-104163245103
- ISBN-13978-4163245102
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登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (2006/3/14)
- 発売日 : 2006/3/14
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 569ページ
- ISBN-10 : 4163245103
- ISBN-13 : 978-4163245102
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,166,347位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 93,193位文芸作品
- カスタマーレビュー:
著者について
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1968年、東京都墨田区生まれ。
98年「Twelve Y.O.」で第44回江戸川乱歩賞を受賞し作家デビュー。99年『亡国のイージス』では第2回大藪春彦賞、第18回日本冒険小説協会大賞、第53回日本推 理作家協会賞を受賞。2002年『終戦のローレライ』では第24回吉川英治文学新人賞、第21回日本冒険小説協会大賞を受賞。05年には原作が3本映画化 された(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『機動戦士ガンダムUC(4) パラオ攻略戦 (ISBN-13: 978-4044748081 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2015年1月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2018年4月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この作者も好きな作家なので大いに期待していた。やはり面白かった。
2014年1月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
他の方のレビューで概要は解ると思うので、シリーズを通しての私個人の感想を少しだけ書く。まだ一周しかしてないので、間違いがあるかもしれないことを先に断わっておく。
本作ではやたらと主人公やローズダストたちが「新しい言葉」を連呼し、若杉の目指す国家像を「古い言葉」だとして全否定している。確かに若杉の言葉は「古い言葉」かもしれないが、それと同時に「正しい言葉」でもあったのではないか?問題なのは「新しい」か「古いか」ではない。「正しい」かどうかだ(「正しい言葉」は一つではないだろう)。
作者は主人公サイドやローズダストたちに(結果的には)戦後日本を擁護する役割を担わせているが、そんな彼らからは若杉のいう「古い言葉」よりも具体性がある魅力的な「新しい言葉」はとうとう聞けなかった。(作者は「希望」や「ローズダスト」を「新しい言葉」だと言いたいようだが、抽象的すぎてこの国の進むべき道を指し示す「言葉」にはなり得ないだろう。大体、「希望」という言葉は主人公サイドやローズダストたちが否定した「古い言葉」そのものであり、戦前には日本を満州事変や太平洋戦争に導き、戦後には高度経済成長や構造改革、政権交代に導いた言葉ではないか。結局は彼らにも「新しい言葉」を示すことが出来なかった。)
作者の作品では、決まって「悪役」が死ぬ運命にあるが、そうではなく、(「新しい言葉」ではなく、「正しい言葉」を見つけた)主人公サイドやローズダストたち、そして若杉を中心とした「集まり」が、立場や思想の違いを超えて、最終的には共闘して日本を変えていく展開でも良かったのではないかと考えてしまう。「悪役を殺して終わり」では、ただのB級西部劇である。
本作の最後では、結局日本を誰も変えることは出来ず、米国も直接介入は見合わせたものの、米国にとって都合のいい「戦後日本」のままで終わる。並河はマル六との会話の中で「集まり」を一匹ずつ潰していくと語るが、それは日本を守っているようで実は米国の利益を守るために無意識に操られているだけではないかと危惧してしまう。私からみて本作の終わり方は本当の「希望」や「救い」のない最悪のバットエンドだった。
本作ではやたらと主人公やローズダストたちが「新しい言葉」を連呼し、若杉の目指す国家像を「古い言葉」だとして全否定している。確かに若杉の言葉は「古い言葉」かもしれないが、それと同時に「正しい言葉」でもあったのではないか?問題なのは「新しい」か「古いか」ではない。「正しい」かどうかだ(「正しい言葉」は一つではないだろう)。
作者は主人公サイドやローズダストたちに(結果的には)戦後日本を擁護する役割を担わせているが、そんな彼らからは若杉のいう「古い言葉」よりも具体性がある魅力的な「新しい言葉」はとうとう聞けなかった。(作者は「希望」や「ローズダスト」を「新しい言葉」だと言いたいようだが、抽象的すぎてこの国の進むべき道を指し示す「言葉」にはなり得ないだろう。大体、「希望」という言葉は主人公サイドやローズダストたちが否定した「古い言葉」そのものであり、戦前には日本を満州事変や太平洋戦争に導き、戦後には高度経済成長や構造改革、政権交代に導いた言葉ではないか。結局は彼らにも「新しい言葉」を示すことが出来なかった。)
作者の作品では、決まって「悪役」が死ぬ運命にあるが、そうではなく、(「新しい言葉」ではなく、「正しい言葉」を見つけた)主人公サイドやローズダストたち、そして若杉を中心とした「集まり」が、立場や思想の違いを超えて、最終的には共闘して日本を変えていく展開でも良かったのではないかと考えてしまう。「悪役を殺して終わり」では、ただのB級西部劇である。
本作の最後では、結局日本を誰も変えることは出来ず、米国も直接介入は見合わせたものの、米国にとって都合のいい「戦後日本」のままで終わる。並河はマル六との会話の中で「集まり」を一匹ずつ潰していくと語るが、それは日本を守っているようで実は米国の利益を守るために無意識に操られているだけではないかと危惧してしまう。私からみて本作の終わり方は本当の「希望」や「救い」のない最悪のバットエンドだった。
2006年4月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
読み終えたあとは、いつまでも余韻の残る感動に包まれました。
壮絶なラストが描かれる物語終盤。
涙が止まりませんでした。
すべての登場人物たちのセリフ、心情表現、行動に至るまで、それらを示すすべての文章が、読者であるぼくの脳裏にはっきりとその様相を想像させ、まるで映画を観ているような興奮を与えてくれました。
同時にこれが作家・福井晴敏の為せる業(わざ)なのかな、と改めて感服しました。
前作『終戦のローレライ』とは異なり、舞台は現代日本。
“戦争”が“テロ”という言葉に置き換えられた現代を生きるぼくら読者にとって、より想像するには難くない時代背景となりました。
フィクションとはいえ、実際にそれが起こる様子を容易に想像できるんです。
今作も物語のなかでは、福井作品では毎度のこととはいえ、アクション映画さながらに手に汗握る場面も多く用意されていて、なにより登場人物の心情描写が巧みです。
福井晴敏の過去作品に見られる様々な“福井節”も健在で、ファンは思わずニヤリ、あるいは「またか」と納得してしてまう部分があることは否めません。
しかし、今作には過去のどの作品にも無かった“魅力”があることも確かです。
朋希、並河、一功、ほかのローズダストの面々・・・。
そのほかの登場人物もキャラクター性に長けていて、それぞれの思惑が交錯することによって紡ぎ出されるストーリーは秀逸です。
全身を貫くような感動が、欲しいひとへ。
ぼくは自信を持って、この『Op.ローズダスト』の必読をススメますよ♪
壮絶なラストが描かれる物語終盤。
涙が止まりませんでした。
すべての登場人物たちのセリフ、心情表現、行動に至るまで、それらを示すすべての文章が、読者であるぼくの脳裏にはっきりとその様相を想像させ、まるで映画を観ているような興奮を与えてくれました。
同時にこれが作家・福井晴敏の為せる業(わざ)なのかな、と改めて感服しました。
前作『終戦のローレライ』とは異なり、舞台は現代日本。
“戦争”が“テロ”という言葉に置き換えられた現代を生きるぼくら読者にとって、より想像するには難くない時代背景となりました。
フィクションとはいえ、実際にそれが起こる様子を容易に想像できるんです。
今作も物語のなかでは、福井作品では毎度のこととはいえ、アクション映画さながらに手に汗握る場面も多く用意されていて、なにより登場人物の心情描写が巧みです。
福井晴敏の過去作品に見られる様々な“福井節”も健在で、ファンは思わずニヤリ、あるいは「またか」と納得してしてまう部分があることは否めません。
しかし、今作には過去のどの作品にも無かった“魅力”があることも確かです。
朋希、並河、一功、ほかのローズダストの面々・・・。
そのほかの登場人物もキャラクター性に長けていて、それぞれの思惑が交錯することによって紡ぎ出されるストーリーは秀逸です。
全身を貫くような感動が、欲しいひとへ。
ぼくは自信を持って、この『Op.ローズダスト』の必読をススメますよ♪
2013年11月8日に日本でレビュー済み
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あっという間に読んじゃいました。
今の日本なら十分ありえる話です。
今の日本なら十分ありえる話です。
2006年4月21日に日本でレビュー済み
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ラストの朋希の脱出シーン。ファースト・ガンダムの最終話「脱出」をイメージされた方がいらっしゃたらうれしい限りです。ニュータイプ張りの危機回避。ガンダム・リアル世代の福井氏ならではの演出ではないでしょうか。
ワンパターンとの指摘が多いようですが、今回は中間の世代の羽住もいたことですし、また、本人がインタビューで言っているように、この作品は、ハードファンタジーだと思います。『亡国のイージス』のハードさと、『終戦のローレライ』のファンタジーさが合わさった、もう一つの『月に繭地には果実』ではないかと思います。
個人的には待ったかいがあったな、という作品でした。
ワンパターンとの指摘が多いようですが、今回は中間の世代の羽住もいたことですし、また、本人がインタビューで言っているように、この作品は、ハードファンタジーだと思います。『亡国のイージス』のハードさと、『終戦のローレライ』のファンタジーさが合わさった、もう一つの『月に繭地には果実』ではないかと思います。
個人的には待ったかいがあったな、という作品でした。
2013年4月18日に日本でレビュー済み
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ひとつひとつの行動ごとに 長々と気持ちや背景の解説的な文章、既出の内容、その都度その都度の詳細がひたすら書かれていて 非常に読みにくい。 そういった箇所を斜め読みして飛ばしていかないと ストーリーが進まず 非常に疲れる。
そんな詳細を細々描写する書き方をしているにも関わらず、最後のしめ方は 普通。 なんだこりゃ?
そんな詳細を細々描写する書き方をしているにも関わらず、最後のしめ方は 普通。 なんだこりゃ?
2006年4月4日に日本でレビュー済み
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福井節健在の、ワンパターンだけど、やっぱり泣かせる下巻。
脱出シーン等、脳裏に映像が次から次へと浮かびあがるのは
人物描写がしっかりしているなどの、背景に一切手抜きがないから。
確かに、難しい面もあるけど、特に戦争を親も知らない年代の私達に
問いかけるものがあります。
簡単に人を、肉親さえも手にかける時代。
舞い上がるローズダストの意味を、もう一度考えてみたいと思いました。
是非、上巻でくじける事なく読み終えて下さい。
脱出シーン等、脳裏に映像が次から次へと浮かびあがるのは
人物描写がしっかりしているなどの、背景に一切手抜きがないから。
確かに、難しい面もあるけど、特に戦争を親も知らない年代の私達に
問いかけるものがあります。
簡単に人を、肉親さえも手にかける時代。
舞い上がるローズダストの意味を、もう一度考えてみたいと思いました。
是非、上巻でくじける事なく読み終えて下さい。