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発売元 ゆずの木書店
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空ばかり見ていた 単行本 – 2006/1/27

4.6 5つ星のうち4.6 23個の評価

旅する床屋をめぐる風変わりでうつくしい余韻のある作品集。現実と夢想がゆるやかに混じりあい、濃密な物語の世界へと誘います
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 文藝春秋 (2006/1/27)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2006/1/27
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 317ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4163246207
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4163246208
  • カスタマーレビュー:
    4.6 5つ星のうち4.6 23個の評価

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吉田 篤弘
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カスタマーレビュー

星5つ中4.6つ
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23グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2021年2月27日に日本でレビュー済み
あれから色んな本を読みました。
今から見れば、この本よりも客観的に見て面白い本にも出会えたし、
今から見れば、読み返すと、自分の中の青臭さみたいのが思い出されて少し気恥ずかしくもなったりしますが、
自分にとってこれほど大切な本は今でも無いと思っています。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2012年1月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
・筆者の作品は抽象的な表現をしながら、深い哲学的な
 思索を含んでいたり、昔の懐かしい香りや質感を運ぶ力があります。

・本作は、読者の評価が高いですが短編どうしのつんがりが
 あるようで、ないようなつながり方をしている部分を
 もう少し、短編どうしをつなげるか、もしくは割り切って
 別個の短編集とするか、どちらかにしたほうが、よりはっきりと
 伝わってくる楽しめる作品になったのではないかと思います。
・そういう意味でも「つむじ風食堂の夜」のほうが個人的に気にいっています。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2016年6月22日に日本でレビュー済み
2冊目です。
来年日本から旅に出る友人へのプレゼントとして購入しました。
主人公のホクトさんの柔らかい雰囲気が好きです。
ホクトさんの旅は楽しいものばかりではないけれど、読んだあとになぜか気持ちがすっとする気がします。
素敵なお話です。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2006年3月24日に日本でレビュー済み
12の短編集が織り成すこの本には共通の人がいる

ホクトさん

お父さんが亡くなり、跡を継ぐために戻ってきたホクトさんは

外国でパントマイムをしていたらしい。が、

お父さんの跡を継いだお店を閉めてしまった。

旅しながら髪を切るお店を持たないホクトさん。

何だか、滲むように物語に惹きこまれる短編集で

繋がらないようで繋がるホクトさんを巡る世界を旅するこの本は

読書の本来の愉しみを堪能させてくれた。

テレビや街の騒音に疲れたとき、この本のページをめくると無音の世界に浸れる。
19人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2008年1月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
表紙はまるで夜の空、昼の空をあらわし、吉田篤弘氏のウィットに富んだ面じゃなく、詩的な部分を大きくふくらませた物語です。放浪の床屋を軸に十二編のものがたりが語られています。旅する床屋さんに会ったことはありませんが、腕があればどこでも技術を披露できるところが、この物語に光明をあたえています。静かで美しい物語はそんな輝きを持っています。『美しさが、しばしば悲しみと共にあるのはなぜか。私はずいぶんそれを考えてきたが、またしても私は答えを出せそうにない。美しさはいつでも永遠であってほしいが、悲しみには終わりが必要になる』
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2019年9月10日に日本でレビュー済み
流れる雲のような12の短編。心地よいと言えば良いのですが、後には何も残りませんでした。不思議なほど、内容が記憶に残らないのです。次の話を読むときにはもう、一つ前がどんな話だったかを忘れるほどに。何も考えない時間を過ごすには良い一冊。何かを得たいと思うときには物足りない一冊です。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2010年8月13日に日本でレビュー済み
グレーがかった藤色の表紙、
『空ばかり見ていた』というタイトルに、
なにかしら品のよさ、肩の力の抜けたようすを感じて、
つい手にとってしまいました。

「(流しの床屋)ホクトをめぐる12のものがたり」
という帯の惹句とはうらはらに、
語り手は話ごとに移り変わり、
話はつながっているようなそうでないような、
そんなふしぎな連作短編集でした。

そのお話のどれもが、
それぞれに味わいがあり魅力的です。
中でもわたしが一番好きになったのは、
寓話のような「草原の向こうの神様」。
きっとあなたにとっても、
お気に入りの一篇が見つかると思います。

そして、最終話の「リトル・ファンファーレ」。
読み終えたとき、
もう一度第一話から読み返したくなって、
また幸せなひと時をすごせるという、
おまけまで用意されています。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2019年3月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
友達でも働いている姿を偶然街で見かけたら、普段とは全然印象が違ってはっとした気持ちになったりするけど、まさにそういった感じでした。人って本当にいろんな面があって奥行がある、という当たり前だけど忘れていることを淡々と思い起こさせてくれるような本です。
長靴をはいた神様の後ろ姿、役割が多いホテルマン、合わない眼鏡をかける女の子の恋心・・・印象的で心をくすぐられる登場人物がこの本にもいっぱい登場します。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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