6つの短編小説がありますが、その中のプロジェクトXという話が私は気に入りました。
きっとあなたの心に響くお気に入りの話が見つかると思います。
オススメです!
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風に舞いあがるビニールシート 単行本 – 2006/5/31
森 絵都
(著)
国連で難民事業に携わる里佳は上司で、元夫のエドがアフガンで死んだという知らせに立ち直れない。市井で懸命に生きる人を描く6篇
- 本の長さ313ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2006/5/31
- ISBN-104163249206
- ISBN-13978-4163249209
この著者の人気タイトル
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登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (2006/5/31)
- 発売日 : 2006/5/31
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 313ページ
- ISBN-10 : 4163249206
- ISBN-13 : 978-4163249209
- Amazon 売れ筋ランキング: - 186,664位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 4,601位日本文学
- カスタマーレビュー:
著者について
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1968年東京都生まれ。早稲田大学卒。91年『リズム』で講談社児童文学新人賞を受賞しデビュー。同作品で椋鳩十児童文学賞を受賞。『宇宙のみなしご』 で野間児童文芸新人賞、産経児童出版文化賞ニッポン放送賞を、『アーモンド入りチョコレートのワルツ』で路傍の石文学賞を、『カラフル』で産経児童出版文 化賞を、『つきのふね』で野間児童文芸賞を、『DIVE!!』で小学館児童出版文化賞を受賞。2006年『風に舞いあがるビニールシート』で第135回直 木賞を受賞した(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 宇宙のみなしご (ISBN-13: 978-4043941087 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
イメージ付きのレビュー
5 星
風に舞い上がるビニールシート
彼氏が貸してくれて、久しぶりに小説を読みました。6話の短編集でしたが、どれも面白かったです。1番好きなのは「風に舞い上がるビニールシート」彼もこの話がお気に入りで、何回も読んだと言ってました。風に舞い上がるビニールシート。暴風が吹けば軽々飛んでしまう、ささやかな幸福な日々のこと。(と、日本在住の私は解釈しました)私たちのシートも飛ばされそうよ、と訴える主人公に「暴風が吹いても、日本であれば安全な場所に着地できる。好きなものを腹いっぱい食べて温かいベッドで眠ることが出来る。世界ではそれを幸せと呼ぶんだ」と返す主人公の元旦那。舞い続ける沢山のビニールシートを抑えに行く旦那と、足元のビニールシートを抑えたい妻。「私のシートは飛ばされてしまった」そんな風に思う主人公はラストシーンで、素敵なビニールシートが足元に敷かれていたことに気づくのです。*全然関係ないですが、主人公元旦那の名前が「エド」だったので、私の頭の中ではエド・シーランで再生されていました。彼氏にはいい小説を教えてもらいました。借りた本を汚したのでもう1冊買いましたが、自分用に手元に残ったのが心から嬉しいと思える短編集でした。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2019年6月4日に日本でレビュー済み
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6つの作品すべてが面白かった、直木賞作品云々より読み手と
していかに楽しめるかを考えると本書は質の高い作品だと思う、
個人的にはサラリーマンの悲哀と友情を描いた「ジュネレーシ
ョンX」が特に面白かった。
していかに楽しめるかを考えると本書は質の高い作品だと思う、
個人的にはサラリーマンの悲哀と友情を描いた「ジュネレーシ
ョンX」が特に面白かった。
2020年9月23日に日本でレビュー済み
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一生懸命にもがいて生きることで得られる自分の価値観への気付き。あとがきにもあるが、テーマは共通でも、6篇全て異なる世界観で描かれ、かつ読み終えたときにハッとさせられる構成がすごい。
2021年2月15日に日本でレビュー済み
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皆人間臭くて、大切にしているものがあって全力になれて羨ましい。
2014年2月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
とてもよく出来た小説だと感じた。
文章は精緻だし、比喩も作者の素晴らしい感性を感じさせる。
そして、国連難民高等弁務官という設定と風に舞いあがるビニールシートというタイトルは、読者に大きな期待を抱かせる。
ただ、残念なのは、主人公の夫であった、エドが情熱を注ぐ、世界の難民を救うという仕事の内容があまり描かれていない。
何故愛し合っていた二人が離婚をしなければならなかったのか、妻より仕事を難民救護という仕事にのめりこむエドの背景
などが見えてこない。
エドが死ぬシーン、現地の女性が打たれるのをかばって死んでいくというのはちょっと安っぽい感じがした。
そして、最後に主人公が、あんなに嫌がっていた海外の現場、アフガニスタン駐在を希望するところも
無理やりという感じがする。
タイトルや設定の割に、日本の家庭内で起きている男女のすれ違いとあまり変わらないという印象が残った。
文章は精緻だし、比喩も作者の素晴らしい感性を感じさせる。
そして、国連難民高等弁務官という設定と風に舞いあがるビニールシートというタイトルは、読者に大きな期待を抱かせる。
ただ、残念なのは、主人公の夫であった、エドが情熱を注ぐ、世界の難民を救うという仕事の内容があまり描かれていない。
何故愛し合っていた二人が離婚をしなければならなかったのか、妻より仕事を難民救護という仕事にのめりこむエドの背景
などが見えてこない。
エドが死ぬシーン、現地の女性が打たれるのをかばって死んでいくというのはちょっと安っぽい感じがした。
そして、最後に主人公が、あんなに嫌がっていた海外の現場、アフガニスタン駐在を希望するところも
無理やりという感じがする。
タイトルや設定の割に、日本の家庭内で起きている男女のすれ違いとあまり変わらないという印象が残った。
2019年1月28日に日本でレビュー済み
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短編が沢山収録されてます。どれもテーストが異なっていて、面白いです。
2016年1月4日に日本でレビュー済み
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「器を探して(2006年3月号・256号、「美濃焼の器」を改題)」、「犬の散歩(2006年5月号・257号)」までは他の作家に秀でる/差別化されるとも思えないが、「守護神(2006年7月号・258号)」で呆気、とても気に入る。
「鐘の音(2006年9月号・259号、「残響」を改題)」も好い味で、元が童話作家だけに、お話に逃げ道がない。
別のところで書いたが、構成が緻密なので読者が寄り添って読むのに最適。
その代償は別の結末が想起されないとなるが、それはまた別の作家に任せよう。
「ジェネレーションX(2006年11月号・260号)」でやや失速し(つまり結末が見えるお話なのに経緯まで見えてしまう)、「風に舞いあがるビニールシート(2007年1月号・261号)」では大量の資料をバックボーンに究極の恋愛劇を語る。
もっともこのお話も結末の予想は付くし、資料が煩い(世間に反感を持たれるような意見を言わない)部分も併せ持つので短篇集中の最高作ではないだろう。
……というようなことを書くとアンチが騒ぐんだよね。
「鐘の音(2006年9月号・259号、「残響」を改題)」も好い味で、元が童話作家だけに、お話に逃げ道がない。
別のところで書いたが、構成が緻密なので読者が寄り添って読むのに最適。
その代償は別の結末が想起されないとなるが、それはまた別の作家に任せよう。
「ジェネレーションX(2006年11月号・260号)」でやや失速し(つまり結末が見えるお話なのに経緯まで見えてしまう)、「風に舞いあがるビニールシート(2007年1月号・261号)」では大量の資料をバックボーンに究極の恋愛劇を語る。
もっともこのお話も結末の予想は付くし、資料が煩い(世間に反感を持たれるような意見を言わない)部分も併せ持つので短篇集中の最高作ではないだろう。
……というようなことを書くとアンチが騒ぐんだよね。
2013年7月31日に日本でレビュー済み
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内容はさわやかかつ丁寧な描写がきにいってます 他の作品も機会があれば読んでみたくなりました