作者の「人ってこんなに優しいのよ」の声が聞こえてくるような、癒される本です。
家庭にありがちな問題を挿入して、それを克服する主人公の心理を描くことで、読者に成長を共感させ、自身もやさしい気持ちになっていることに気づかせます。前作『賢者はベンチで思索する』の続編だけあって、「サスペンスもの」にありがちな「怒り」がなく、読後感が良いのがおススメです。既に、数人の友人にプレゼントしました。
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
ふたつめの月 単行本 – 2007/5/28
近藤 史恵
(著)
せっかく正社員になって頑張っていた会社をリストラされた久里子は実は自主退職扱いになっていたことを知る――その悲しい真相とは
- 本の長さ253ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2007/5/28
- ISBN-104163259600
- ISBN-13978-4163259604
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (2007/5/28)
- 発売日 : 2007/5/28
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 253ページ
- ISBN-10 : 4163259600
- ISBN-13 : 978-4163259604
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,083,814位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 259,970位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
イメージ付きのレビュー
1 星
どこが”コンディション:良い”なの?
小説のレビューではなく物理的な商品のレビュー。確かにまだ読まれていない本のようだが、1ページ目から濡れた跡でヨレヨレしわくちゃ。カバーには折れ目。全体的にも薄汚い。私の基準ではとてもコンデション良好とは思えない。
フィードバックをお寄せいただきありがとうございます
申し訳ありませんが、エラーが発生しました
申し訳ありませんが、レビューを読み込めませんでした
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2015年2月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
第1作目のファミレスでフリーターをしていた久里子。そこはやはり日々 お客が来ます。
常連さんや そうでない人々。そんな環境だからこそ 日常の謎のようなモノな成り立ったかなと。でも久里子もフリーターではなく 就職します。2年後もファミレスでバイトだと、やはり久里子が 23歳とはいえ 就職したいところまだ見つからない?と 心配になるので(笑)本作の、第1話では 契約社員から 正社員になるという幸先いいスタートかと思ったら リストラ?それは落ち込むよね、23歳だから、世間では若いから大丈夫と思われたって 。自分は会社に必要ではなかった、、正しし落ち込み方だと思います。が、どうやら真相はそうではないらしい。赤坂(前作ではほぼ国枝さん)との再会から 謎が解けてゆきます。本作では 正社員からいきなり 解雇された久里子なので、日常の謎とは なかなかゆかず、前作の方がミステリ要素あって面白かったと思われる方も多いかと。個人的には 久里子の恋愛と 23歳で若いとはいえ 真面目に人生を考える久里子の生長が、楽しめました。
弓田君との関係が2年で、やっと進みました(笑)でも久里子らしいし、弓田くんらしので。ラストのお話しでは本屋に就職しており、学んだことは きっと何かに役立つはず という赤坂さんの言うとおり 久里子も、本屋で働きながら 服飾専門学校で学んだことを生かせるモノを見つけたっぽいラスト。
タイトルとなったラストのお話しは、ロマンがあり またもや赤坂さんの謎が増えたような。続きあるといいなぁ。アンとトモにも会いたい♪
常連さんや そうでない人々。そんな環境だからこそ 日常の謎のようなモノな成り立ったかなと。でも久里子もフリーターではなく 就職します。2年後もファミレスでバイトだと、やはり久里子が 23歳とはいえ 就職したいところまだ見つからない?と 心配になるので(笑)本作の、第1話では 契約社員から 正社員になるという幸先いいスタートかと思ったら リストラ?それは落ち込むよね、23歳だから、世間では若いから大丈夫と思われたって 。自分は会社に必要ではなかった、、正しし落ち込み方だと思います。が、どうやら真相はそうではないらしい。赤坂(前作ではほぼ国枝さん)との再会から 謎が解けてゆきます。本作では 正社員からいきなり 解雇された久里子なので、日常の謎とは なかなかゆかず、前作の方がミステリ要素あって面白かったと思われる方も多いかと。個人的には 久里子の恋愛と 23歳で若いとはいえ 真面目に人生を考える久里子の生長が、楽しめました。
弓田君との関係が2年で、やっと進みました(笑)でも久里子らしいし、弓田くんらしので。ラストのお話しでは本屋に就職しており、学んだことは きっと何かに役立つはず という赤坂さんの言うとおり 久里子も、本屋で働きながら 服飾専門学校で学んだことを生かせるモノを見つけたっぽいラスト。
タイトルとなったラストのお話しは、ロマンがあり またもや赤坂さんの謎が増えたような。続きあるといいなぁ。アンとトモにも会いたい♪
2012年6月17日に日本でレビュー済み
あまりテンション高くなくて、どこか健気な久里子。
二十三歳だけどまだまだおぼこく、人間の心理にうとい。
そんな彼女が、ひとの行動の裏に隠された心理に気づくことで、さまざまな試練を乗り越えてゆくミステリ形式の成長譚。
久里子は作者の地に近いのかも。文章に真面目で健気な感じが漂っています。
そういう空気感が好きな人にはおすすめ。
特別おもしろい小説でもなかったけど、おれはその空気感が心地よかったです。
飼われている二匹の犬がまたいいんだ。
松尾たいこさんによる表紙の絵もかわいい。
解説によれば本書は『賢者はベンチで思索する』の続編。
そちらでは久里子はまだ二十一歳。読んでみたくなりました。
だれかテレビドラマ化してくれないかな。
金曜の深夜の三十分枠とかで地味にヒットしそうな気がするんだけど。
二十三歳だけどまだまだおぼこく、人間の心理にうとい。
そんな彼女が、ひとの行動の裏に隠された心理に気づくことで、さまざまな試練を乗り越えてゆくミステリ形式の成長譚。
久里子は作者の地に近いのかも。文章に真面目で健気な感じが漂っています。
そういう空気感が好きな人にはおすすめ。
特別おもしろい小説でもなかったけど、おれはその空気感が心地よかったです。
飼われている二匹の犬がまたいいんだ。
松尾たいこさんによる表紙の絵もかわいい。
解説によれば本書は『賢者はベンチで思索する』の続編。
そちらでは久里子はまだ二十一歳。読んでみたくなりました。
だれかテレビドラマ化してくれないかな。
金曜の深夜の三十分枠とかで地味にヒットしそうな気がするんだけど。
2018年3月13日に日本でレビュー済み
「賢者はベンチで思索する」を読み、面白かったのでこちらの続編も読みました。
前作と同様、3編からなっており、前作では3編目が一番面白かった、というか1編目、2編目はその振りだったのかなという印象だったのですが、こちらはどのストーリーも温度差なく読めました。
どの話も謎解きの部分は少し突飛な感じがしましたが、その分予想できない展開だったので楽して良かったです。
赤坂老人の名言、キャラが魅力的でファンになってしまったので、もしまた続編が出たら読みたいです。
前作と同様、3編からなっており、前作では3編目が一番面白かった、というか1編目、2編目はその振りだったのかなという印象だったのですが、こちらはどのストーリーも温度差なく読めました。
どの話も謎解きの部分は少し突飛な感じがしましたが、その分予想できない展開だったので楽して良かったです。
赤坂老人の名言、キャラが魅力的でファンになってしまったので、もしまた続編が出たら読みたいです。
2015年7月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
綺麗な本でした。入り込みました。ほのぼのしました。価格も手頃なのに良かったです。
2011年1月11日に日本でレビュー済み
「サクリファイス」で息もつかせぬ男の戦いを描く人が、20代の女の子の目線でこぉんな話を書いてしまう。。。すごすぎる。
仕事に疲れてちょっと気分転換したい時、ぴったりでした。
木村さん、自己都合の書類偽装したんだろうか…。
赤坂老人の謎は、次回に持ち越しと思われるところもニクイ。
仕事に疲れてちょっと気分転換したい時、ぴったりでした。
木村さん、自己都合の書類偽装したんだろうか…。
赤坂老人の謎は、次回に持ち越しと思われるところもニクイ。
2017年4月7日に日本でレビュー済み
シリーズを2冊読みました。
ミステリーとして読むと謎が最後まで分からなくてドキドキという感じではありませんが、小説として読むと引き込まれるような魅力があります。
この本を読んでから、特に主人公と老人との関係が忘れられなくて、ずっと思い出しては考えています。
忘れられない出会いというものが人生にはあり、いつかそういう出会いが私にもあればいいなと思いました。
ミステリーとして読むと謎が最後まで分からなくてドキドキという感じではありませんが、小説として読むと引き込まれるような魅力があります。
この本を読んでから、特に主人公と老人との関係が忘れられなくて、ずっと思い出しては考えています。
忘れられない出会いというものが人生にはあり、いつかそういう出会いが私にもあればいいなと思いました。