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恋する力 単行本 – 2008/4/24

3.9 5つ星のうち3.9 10個の評価

冴えない日々を送っていた法律事務所勤務の美冬は、大手商社常務と突然の恋に落ちる。次々と困難が立ちはだかる二人の愛の行方は

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 文藝春秋 (2008/4/24)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2008/4/24
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 321ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4163269606
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4163269603
  • カスタマーレビュー:
    3.9 5つ星のうち3.9 10個の評価

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藤本 ひとみ
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カスタマーレビュー

星5つ中3.9つ
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上位レビュー、対象国: 日本

2012年9月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この物語の主人公である美冬は 真面目で優しく 知性的な女性です。 好感を持ちながら読み進みました、が、恋した瀬木さんが独身でなかった事に すごくショックを受けて読みました。 その時 私はすっかり美冬になっていたのです。 藤本ひとみさんが描く男性はすごく 魅力的です。 まるで自分が言われてるみたいに ドキドキしてしまいます。 瀬木さんとは恋しない方がいいんじゃないの…? なんて思いましたが、恋する力を借りて どうなるのか、最後まで 一気に読みました。 私も 瀬木さんに恋してしまいました。 二人の会話とか もっともっと 見てみたいな…
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2011年12月3日に日本でレビュー済み
 著者のハプスブルグの宝剣や公爵サドといっ
た歴史物の作品を気に入っているためこの作品
を手に取ったのですが当てが外れました。

 単なる、大企業の重役と、恋人と別れたばか
りの平凡なアラサー女(主人公)の不倫の物
語です。

 主人公は不倫相手の重役の社内抗争に関わる
ことになるのですが、あまりにも御都合主義&
浅薄な感じが否めません。まあ、著者はあえて
そのような作品に仕上げているわけですが。

 この作品は純粋に女向け(=ハーレクイン
物)ですので、男が読むとがっかりします。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2018年10月4日に日本でレビュー済み
藤本ひとみ『恋する力』は現代日本の就職氷河期世代の女性を主人公とした恋愛小説である。平凡な毎日を過ごす法律事務所勤務の美冬は大手商社常務の瀬木と出会い、その強引さに引きずられるように恋に落ちる。

いかにも恋愛小説風のタイトルであるが、朝から晩まで恋愛ばかりの話ではない。むしろ労働が自己実現にならない就職氷河期世代の生き辛さが描かれている。少女漫画のような甘さはない。桶川ストーカー殺人事件を彷彿とさせる危ない人物も登場する。不倫の話もあるが、それほどドロドロしていない。

主人公はパラリーガルである。債務整理中心の法律事務所で味気ない仕事をした経験がある。パラリーガルを搾取するブラック弁護士法人も現実に存在しており、主人公の満たされない気持ちは共感できる。

私にとって著者の作品と言えばフランス歴史小説である。本書は現代日本が舞台であるが、ナポレオンの話が随所に出てくる。フランス歴史小説を書いている著者らしさがある。
2008年6月15日に日本でレビュー済み
今日一日頑張ろう…誰もがその励みになるものを求めていると思う。誰かの言葉、一本のメール、ひとつの着信…すっかり美冬と一体になって恋をしてしまいました。
瀬木の言うように「好き」という言葉に、どこまで信憑性があるだろう。セックスは立派な愛情表現だし、気持ちのキャッチボールです。受け取れない球しか投げない相手ならやめればいい。
いまの日本男児にこそ真剣に恋をして、女の子たちを羽ばたかせてほしい…
アラウンド30のひとたちに中年世代からのオススメです。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2019年9月20日に日本でレビュー済み
いつまでも定職につかず、結婚もしてくれない彼と別れて、親ほど年の離れた相手と不倫する話。地位も名誉もある年上の男性から豪華なプレゼント、高級料理店での食事、知的な仕事へのアドバイスをもらって自分に価値があると勘違いする主人公。
二人の逢瀬も、男性の性欲処理に呼び出されて利用されているだけのロマンスも何もない。都合の良いだけの女。真面目で仕事熱心なのに全く共感を感じない。
不倫相手の男性にも、全く魅力を感じない。お金とプレゼントで性行為を買っているだけ。バブル期ですか?
ナポレオンに関する知識は、藤本ひとみさんの骨頂かと思いますが、それもサブキャラと主人公の会話のみ。話の構成に全く関係なく。でも、ナポレオンオタクの話が分からなくても唯一面白かったです。
2008年5月7日に日本でレビュー済み
途中切ない気持ちになったりもしたけれど、企業のトップとして仕方のない、それでも充分な愛情表現だったのかもしれないと思う部分が何箇所かありました。でもやっぱり、女として、この部分でこんなふうにされたら「好き」といわれるより何倍も嬉しいと思う場面がありました。私も瀬木さんに恋をしました。美冬のように大人な振る舞いはできないけど。
なんだか最後に残ったほのかな実りが、あったかく心に残りました。
夢の国・・・私もどこにあるか聞きたかったです。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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