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いすゞ鳴る 単行本 – 2008/5/19

4.2 5つ星のうち4.2 30個の評価

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購入オプションとあわせ買い

土佐の荒くれ鯨漁師や江戸の大商人、そして火消し六十四組の人足たちがそれぞれの思いを胸に、御師に導かれて伊勢参りに旅立つ
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 文藝春秋 (2008/5/19)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2008/5/19
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 462ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4163270205
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4163270203
  • カスタマーレビュー:
    4.2 5つ星のうち4.2 30個の評価

著者について

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山本 一力
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1947年高知県生まれ。小説家。会社員を経て、97年に「蒼龍」で第77回オール讀物新人賞を受賞。2002年には『あかね空』で第126回直木賞を受賞(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 江戸は心意気 (ISBN-13: 978-4022645456)』が刊行された当時に掲載されていたものです)

カスタマーレビュー

星5つ中4.2つ
5つのうち4.2つ
30グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2011年5月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「おもしろい」のが小説の定義なら、
これは文句なしにおもしろい。
とにかくお読みいただきたい。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2008年7月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
今回は、江戸と室戸岬のつながりという非常に距離感のある読み物で展開されているので、ワクワクした。出だしは本当に一力節が良く聞こえてきた。江戸での安政の大地震から、土佐の鯨取りとオムニバスのように、刻々と時間を変えて動いて行くところは、楽しかった。ただ 途中から伊勢参りへのつながりが出てきて、御師が登場し、最後は霊能力でのリンクというちょっと不思議な終わり方だった。ハッピーエンドは良いのだが、夢見からのつながりは美味しくないのでは。と言うことで、1点減点です。一力ファンとしては、たのしく読めると思いますよ!
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年1月30日に日本でレビュー済み
 時は安政二年の江戸大地震の翌年。土佐室戸のクジラ漁師と江戸深川のこどもが、今の用語ではツアーコンダクターに導かれて伊勢で出会う不思議物語。

 脇役を固めるのが、江戸の水売り、深川一の両替商、長屋の差配、火消し、さらに土佐からは船大工。伊勢では能登の御陣乗太鼓も。あと銭売りと駕篭かきが加われば一力小説のオールスター勢ぞろいだろう。
 東西を結ぶ海の道を航海するのは、品川から出帆する五百石積みの快速船七日船とクジラを追うため時速9キロを出せる八丁櫓船。まことにスケールが大きい。

 話をつなげる仕掛けの夢見は繰り返された分だけ賛否の分かれるところだろうが、最後の20頁に描かれる正月元旦の土佐の海の夜明けと夢の実現シーンは圧巻である。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年3月19日に日本でレビュー済み
一力さんの作品、登場人物の「おとこぎ」に惚れさせられます。老若男女、どの人物もカッコイイ。今回も、江戸の御隠居の太っ腹、土佐の鯨漁師たちの威勢と、とても血湧き肉踊る…です。
ただ、一番大事な場面が、すべて「夢に見た」では、あまりに安直に感じました。御師ひとりならまだしも、何人も何人も…。小さな伏線がいくつも絡まって…という、一力ワールドもうひとつの魅力も半減、ちょっと残念な読後でした。
2011年2月11日に日本でレビュー済み
江戸と土佐の御師、土佐の漁師それに江戸の大工棟梁、両替商等
多彩な人々が登場して最初はどんな風に話が進むのかとちょっと戸惑います。
御師の能力に夢見があって、これを気にする人は物語に集中出来ないかも知れません。
山本ファンの人は多分気にしないと思いますし、私はとても面白く読めました。
最終章の「いすゞ杖」は緊迫感があってとてもいいです。
物語に回想箇所があってやや読みにくいですが、少しおまけで星5つにしました。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2015年8月8日に日本でレビュー済み
 一生に一度の「お伊勢参り」という江戸庶民の夢を果たす者達の群像劇。江戸組と土佐組が神憑った縁(えにし)により絡んで、大団円を迎える構図は、みえみえながら王道。現代人には未知の、江戸庶民の生活描写が興味深い。しかも鯨漁師が出てくる。江戸時代の風俗を知るという意味で、読んで損はない書籍。山本一力さんの作品、どれを読んでも、外れた感じがしません。安定しています。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年6月7日に日本でレビュー済み
物語は江戸と土佐、双方に暮らす人々を対比させながら
進行していきます。
伊勢への旅を安全かつ順調に引率する御師という現代で言えば
ツアーコンダクターに匹敵するお仕事をする人々が
揃って霊能力の持ち主であり物語の中心になっています。

江戸と土佐の出来事を交互に読んでいくのは最初、
わかりづらかったのですがだんだん接点が見えてくると
引き込まれて一気に読みました。

ただ御師になる才能の持ち主の江戸の子供の行く末が曖昧だった点が
個人的に★一つマイナスでした。
そちらの方が読者の想像力を掻き立てて良いと言われる方も多いかも
しれませんので読後に関しては別れそうです。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2016年11月5日に日本でレビュー済み
これって何ですかね?前半は、江戸と四国を行ったり来たり。話しが全くわからず。後半になり、やっと伊勢詣での話し。そのあとは、オカルト?
一力さんの銀シャリ、五二屋傳蔵は素晴らしい作品。でもこれはがっかりで、途中でやめました。