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よしもとばなな

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彼女について単行本 – 2008/11/13

よしもとばなな (著)

4.4 29個の評価

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由美子は、幼なじみのいとこ昇一とともに失われた過去を探す旅に出た。この世を柔らかくあたたかく包む魔法を描く書き下ろし長篇。

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本の長さ

224ページ
言語

日本語
出版社

文藝春秋
発売日

2008/11/13
ISBN-10

4163275800
ISBN-13

978-4163275802
すべての詳細を表示

よしもとばなな
31
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吉本ばなな
104
文庫
66個の商品：￥1から

登録情報

出版社 ‏ : ‎ 文藝春秋 (2008/11/13)
発売日 ‏ : ‎ 2008/11/13
言語 ‏ : ‎ 日本語
単行本 ‏ : ‎ 224ページ
ISBN-10 ‏ : ‎ 4163275800
ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4163275802

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カスタマーレビュー:
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よしもとばなな

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1964年、東京生まれ。

詩人・思想家の吉本隆明の次女。日本大学芸術学部文藝学科卒業。

87年小説「キッチン」で第６回海燕新人文学賞を受賞しデビュー。88年『キッチン』で第16回泉鏡花文学賞、同年『キッチン』『うたかた／サンクチュアリ』で第39回芸術選奨文部大臣新人賞、89年『TUGUMI』で第２回山本周五郎賞、95年『アムリタ』で第5回紫式部賞、2000年『不倫と南米』で第10回ドゥマゴ文学賞（安野光雅・選）を受賞。

著作は30か国以上で翻訳出版されており、イタリアで、93年スカンノ賞、96年フェンディッシメ文学賞＜Under35＞、99年マスケラダルジェント賞の三賞を受賞している。他の著作に『アルゼンチンババア』『王国』シリーズ『デッドエンドの思い出』『イルカ』『ひとかげ』『まぼろしハワイ』『サウスポイント』『彼女について』『アナザー・ワールド　王国その4』など多数がある。

カスタマーレビュー

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じゅぴた

良き思い出

2020年7月15日に日本でレビュー済み

今でも、那須へ行くと、この本を思い出す。
切ないけど、心温まる、ばななワールド！
何回読んでも、初めて読んだ2009年頃に身も心もタイムスリップ。
私の一押し。

2022年12月12日に日本でレビュー済み

に持って行く一冊は、たぶんこれ。地球からの見送りのバックミュージックは、柴田淳の月光浴でお願いします。

1人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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ina

魂の救い

2009年1月13日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

ばななさんの作品には常に「死」というものが寄り添っている。
死の香りがする作品群の中で、この作品は一つの到達点だと思います。
死後の世界や魂。その魂の救済。最後へと至るストーリー展開が素晴らしく、ラストは鳥肌がたった。感動した。読後に思わず思わずもう一回読み直してしまった。

人間の精神や肉体と呼ばれる場所よりもっと深い層にある「魂」の世界を書いています。
地獄のように思えるつらく悲しい現実を生きている人、壁にぶち当たり「生きていてもしょうがないんじゃないか」と絶望している人に向けても、深い領域での救済を書いていると思いました。
表紙の絵が、読後にすべてを表現していて、思わずうなりました。

6人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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まほこ

いい感じです

2009年6月7日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

ばななさんの変化に伴って作品もどんどん変化しているのがわかっていつも面白いです．受け取ることができるようになってからの作品って感じです．スピリチュアルとか魔女がっていうことよりもそれはあくまで言葉であってこの本の中に描かれていることは物事をよく観察しているとものすごく普通のことだと感じました．この本はわかりにくいトラウマのある人にはわかりやすくてかなり救いになる本なのではないでしょうか？ばななワールドはやっぱり癒しです．

3人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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tomo

生きる希望を失くした人へ

2010年10月24日に日本でレビュー済み

おそらく、ついていけない人も多いことと思う。
「魂」「呪い」「幽霊」なんてばかばかしい、と思う人、「死にたい」なんて考えたこともない人・・・
よしもとばななさんの作品は何作も読んでいて、その度に感動をもらっていたわたしですら、
正直、「魔女」「魔術」という単語が出てきたときは、「えっ？ついに？そこまでいっちゃった？？？」と思ってしまった。
しかし、大切なのはそこではなかった。
規模の大小はあるものの、そういった目に見えないものは、多かれ少なかれ、わたしたちの人生にも確実に影響を及ぼしているのだ、と肌で感じることができるようなストーリーであった。

実際、主人公の女の子とわたしには重なっていることがいくつもあったため、感情移入しすぎて、最後の数ページは「涙」というよりも嗚咽がとまらなくなった。
ここ数年、「死にたい」という思いが心のどこかにずっとつきまとっていたが、
「あぁそうか、生きていて普通の生活を毎日送ることができている、それだけで素晴らしいことなんだ」と目からウロコがぽろぽろと落ちた。
「一回死んだ気になって生きる」ことが、この本のおかげで可能になった。
よしもとばななさんには感謝をしてもしきれない。
この本を書いてくださって、ありがとうございます。

今までの人生で読んだ本の中で、最も影響の大きかった本。

19人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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しまね

なるほど

2021年10月5日に日本でレビュー済み

何が隠されているのか気になって読み進めていき、そうだったのか、なるほど…という感じである程度すっきり読み終えた気がします。
普通小説だと生きている人間の救済が根本にあると思いますがこれはまあたぶんどちらも救われたのでしょうね。
夢を見ていた方も、起きている時は事実を知っているはずですしね。心の杭が少しとけたかな？だといいな、という感じです。

しかし会話文が本当に読みづらくてびっくりしました。男女2人が同じ口調で話すし「〜だけれど」の連発で読むのにつっかえる感じ。描写もなんだかまどろっこしい部分があり。そのあたり多少読み疲れました。

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say

生きることの痛みと甘さ

2010年1月25日に日本でレビュー済み

暫く会っていない、大好きな人が
私の後ろ暗い過去を過ごした辛い、でも懐かしい場所に
一緒に車で回ってくれて、
笑顔で励ましてくれた。
そんな夢を見た。
そんな旅をしたことは現実には無かったけれど
彼は私の話を真剣に聴いてくれて、
「頑張ったね」
と言ってくれた唯一の人だった。

彼と過去に暗い気持ちで過ごした場所を旅する夢から醒めて読んだ本がこれだったので、とても驚いた。
似ているだけに、物語の世界観にのめりこんでしまった。

ネット上の評価を見えると、概ね高いようだ。
ただ、ばななさんのファンだからこその評価で、そうでない人にとっては
オカルト趣味、少女趣味のように感じるかもしれない。
それもまた無理のないことと思う。
しかし、私にはこれがただの絵空事には思えない。

由美子にとっての昇一という存在。
生きる上での様々な『意味』や『理由』。
淡々と語られるだけに、深く突き刺さってくる。

『知っている』人、救われたことがある人にとっては、
痛く、また甘い物語であると思う。

8人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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ゆうき

男性読者には読むに堪えない

2009年2月25日に日本でレビュー済み

アマゾンのレビューの評価があまりにも高いのに驚いた。吉本ばななには熱烈な固定ファンがついているのかもしれない。

単行本のどの頁を開いても『ばななワールド』が展開している。これがファンに取ってはたならないのだろうか？ストーリーは相変わらず『キッチン』のように身近なママの死を女の子が１人称で語るもの。

『キッチン』の頃は、自分のようなごく普通の男性がまだついていけるレベルであったが、『まどろこしい会話』が延々と続く合間に、主人公はキッチンでコーヒーを煎れてもらったり、料理を作ってもらったり、シミジミとエプロンを眺めたり。言語明瞭意味不明な乙女チックな情景描写に、もう頭は爆発寸前。

しかも、双子の魔女姉妹の娘が交霊中に父親を殺してしまった母の記憶をたどるという、荒唐無稽なオカルト的小説。吉本ばななは、どこまでいってしまうのか心配になる。乙女心がわからない男性読者ということで、低い評価許してください。

39人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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