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WE LOVE ジジイ 単行本 – 2009/1/29
桂 望実
(著)
傷心のもと人気コピーライターが寂れた田舎に引っ越したところ、地方活性化のために駆り出される羽目に。しかも安易な企画が通り……
- 本の長さ255ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2009/1/29
- ISBN-104163278400
- ISBN-13978-4163278407
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登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (2009/1/29)
- 発売日 : 2009/1/29
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 255ページ
- ISBN-10 : 4163278400
- ISBN-13 : 978-4163278407
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2013年12月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
仕事中、読みたい本が思いついた時、アマゾンをすぐクリックして購入(笑)
2012年5月29日に日本でレビュー済み
仲間の死をきっかけに三十半ばでセミリタイアして、
逃げるように縁もゆかりもない田舎に移り住み、
自らを罰するように孤独な生活を決め込んだ男が、
自分の適当な発言がきっかけとなって、
消極的気味ながらもなし崩し的に地域の年寄りたちと深くかかわり、
町おこしをする羽目になり、集落と自分自身を再生していくのが
大まかなストーリー。
大事件が起きたり、シュールな展開が発生するわけではありませんが
(それでも田舎ではレアイベントであろう)、平易かつ丁寧な文章で
田舎独特のコミュニケーションや習慣、ゆるさを巧みに描きつつ、
物語が進んでいます。
結局思い知らされたのは、人は独り無人島で
完全自給自足生活でもしない限り、
直接的・間接的を問わず他人とのコミュニケーションからは
逃れることはできない宿命であるということですな。ええ。
逃げるように縁もゆかりもない田舎に移り住み、
自らを罰するように孤独な生活を決め込んだ男が、
自分の適当な発言がきっかけとなって、
消極的気味ながらもなし崩し的に地域の年寄りたちと深くかかわり、
町おこしをする羽目になり、集落と自分自身を再生していくのが
大まかなストーリー。
大事件が起きたり、シュールな展開が発生するわけではありませんが
(それでも田舎ではレアイベントであろう)、平易かつ丁寧な文章で
田舎独特のコミュニケーションや習慣、ゆるさを巧みに描きつつ、
物語が進んでいます。
結局思い知らされたのは、人は独り無人島で
完全自給自足生活でもしない限り、
直接的・間接的を問わず他人とのコミュニケーションからは
逃れることはできない宿命であるということですな。ええ。
2009年2月10日に日本でレビュー済み
桂さんは割と好きな作家さんなので、期待していたので、ちょっと期待外れ。
リストラ、田舎暮らし、高齢化の進む過疎の村、高齢者達…と、今時のネタをこれだけたくさん材料にすれば、なんか面白いのが書けるだろう…なんて、感じがしちゃいました。
優柔不断な池田さん、おたくっぽい高校生の祐雅、外国人労働者のアウベルト…などなど脇役のキャラクターも実に良いのだけれど、あまりにも盛り沢山過ぎてジジイたちの良さが薄まってしまった感じ。
また、鍵になっている「ゲーム輪投げ」は、ひねりすぎてしまったせいかイメージが伝わらず、ゲームの緊迫感が伝わらなかった。
(そういえば、「県庁の星」も映像化された方が、面白かった場面も多かった。)
盛り沢山な割に、メインは、ありがちな展開。
最後のシーンにはサプライズもあり…と、ちょっと欲張りすぎたのかな。
蛇足ですが、この装丁はちょっと安っぽい。
桂さんって、他の作品も含めて、あまり装丁に恵まれていないと思うんですけど。
リストラ、田舎暮らし、高齢化の進む過疎の村、高齢者達…と、今時のネタをこれだけたくさん材料にすれば、なんか面白いのが書けるだろう…なんて、感じがしちゃいました。
優柔不断な池田さん、おたくっぽい高校生の祐雅、外国人労働者のアウベルト…などなど脇役のキャラクターも実に良いのだけれど、あまりにも盛り沢山過ぎてジジイたちの良さが薄まってしまった感じ。
また、鍵になっている「ゲーム輪投げ」は、ひねりすぎてしまったせいかイメージが伝わらず、ゲームの緊迫感が伝わらなかった。
(そういえば、「県庁の星」も映像化された方が、面白かった場面も多かった。)
盛り沢山な割に、メインは、ありがちな展開。
最後のシーンにはサプライズもあり…と、ちょっと欲張りすぎたのかな。
蛇足ですが、この装丁はちょっと安っぽい。
桂さんって、他の作品も含めて、あまり装丁に恵まれていないと思うんですけど。
2009年5月18日に日本でレビュー済み
都会から田舎に引っ越してきた元コピーライターが村の地域おこしに巻き込まれていく地域再生ストーリー。
過疎化する村、高齢者問題、外国人労働者の厳しい労働問題・・・。
現代社会が抱えている様々な問題を描いているのですが、比較的短めの作品なのに盛り込みすぎ・・・。
魅力的なキャラも多いし、面白くなる要素はたっぷりなんだから、もう少し長編でじっくり書いてほしかったです。
田舎の良さは十分に描かれています。
濃密な人間関係を築かなければ生きていくことができない田舎。
孤独にのんびり暮らしたい・・・無理です。嫌でも生活の中に周囲の人々が侵食してきます(笑)
そのウザったさがウザさを超えて、かけがえのないものになっていく過程は自然でうまい(*^_^*)
でも、せっかくの地域おこしのゲーム輪投げの様子にドキドキも臨場感もないんだよなぁ
ゲーム輪投げはたしかに子供から老人まで平等に楽しめるゲームでなんだから、もう少しここにボリュームが欲しかった。
押さえどころはいいけど、いまいち盛り上がりにかけるのがもったいない作品でした。
過疎化する村、高齢者問題、外国人労働者の厳しい労働問題・・・。
現代社会が抱えている様々な問題を描いているのですが、比較的短めの作品なのに盛り込みすぎ・・・。
魅力的なキャラも多いし、面白くなる要素はたっぷりなんだから、もう少し長編でじっくり書いてほしかったです。
田舎の良さは十分に描かれています。
濃密な人間関係を築かなければ生きていくことができない田舎。
孤独にのんびり暮らしたい・・・無理です。嫌でも生活の中に周囲の人々が侵食してきます(笑)
そのウザったさがウザさを超えて、かけがえのないものになっていく過程は自然でうまい(*^_^*)
でも、せっかくの地域おこしのゲーム輪投げの様子にドキドキも臨場感もないんだよなぁ
ゲーム輪投げはたしかに子供から老人まで平等に楽しめるゲームでなんだから、もう少しここにボリュームが欲しかった。
押さえどころはいいけど、いまいち盛り上がりにかけるのがもったいない作品でした。
2014年12月21日に日本でレビュー済み
本書のテーマは「自分を許すこと」だと思いました。
岸川はこの先もずっと自分を許せないかもしれないけど、
この町に暮らすことで許せない自分も受け入れて
生きていけるのでしょう。
私は近所づきあいが苦手なので田舎には絶対住みたくないと
思っている人間です。
それでも、この町の高齢者たちに愛おしさを抱きました。
しげじいと亀じいの友情が泣かせます。
岸川はこの先もずっと自分を許せないかもしれないけど、
この町に暮らすことで許せない自分も受け入れて
生きていけるのでしょう。
私は近所づきあいが苦手なので田舎には絶対住みたくないと
思っている人間です。
それでも、この町の高齢者たちに愛おしさを抱きました。
しげじいと亀じいの友情が泣かせます。
2012年9月17日に日本でレビュー済み
「逃げたい気持ちと、逃げちゃいかん気持ちの両方をもっとるんじゃないかなぁ」
という台詞に端的に表れているように、最初、後ろ向きだった主人公が、田舎での生活と人との付き合いに慣れ親しんでいく物語です。何らかの問題点はあるものの個性豊かな登場人物が、工場長を除いて憎めないのがのが素敵です。そして輪投げ大会の盛り上がりと、主人公の心の整理。
読後感の良い小説でした。
という台詞に端的に表れているように、最初、後ろ向きだった主人公が、田舎での生活と人との付き合いに慣れ親しんでいく物語です。何らかの問題点はあるものの個性豊かな登場人物が、工場長を除いて憎めないのがのが素敵です。そして輪投げ大会の盛り上がりと、主人公の心の整理。
読後感の良い小説でした。
2009年2月15日に日本でレビュー済み
最近の桂さんの作品はイマイチ面白いとは思えませんでした。
初期の『ボーイズ・ビー』や『Lady, GO』なんかは
すごく好きだったんですけど。
しかし、この作品は久々に桂さんの作品としては
ヒットでした。
後輩の自殺の原因が自分だと思いつめた岸川は
仕事を辞め、田舎暮らしを始める。
仕事もせず、日々のんびりと過ごす岸川に
村おこしの依頼が届く。
何気なく提案したゲーム輪投げ。
このゲーム輪投げを通して
自棄になっていた心が少しずつ和らいでいく。
登場人物は皆良いキャラクターを持っているのだけれど、
いかんせん登場する人物が多くて
結局それを活かしきれてないのがもったいない。
もっと登場人物を少なくして
それぞれの活躍を増やせば
もっと奥行きのある物語が出来たんじゃないかな、と思う。
そこが残念だけど、
全体的には面白く読めた。
初期の『ボーイズ・ビー』や『Lady, GO』なんかは
すごく好きだったんですけど。
しかし、この作品は久々に桂さんの作品としては
ヒットでした。
後輩の自殺の原因が自分だと思いつめた岸川は
仕事を辞め、田舎暮らしを始める。
仕事もせず、日々のんびりと過ごす岸川に
村おこしの依頼が届く。
何気なく提案したゲーム輪投げ。
このゲーム輪投げを通して
自棄になっていた心が少しずつ和らいでいく。
登場人物は皆良いキャラクターを持っているのだけれど、
いかんせん登場する人物が多くて
結局それを活かしきれてないのがもったいない。
もっと登場人物を少なくして
それぞれの活躍を増やせば
もっと奥行きのある物語が出来たんじゃないかな、と思う。
そこが残念だけど、
全体的には面白く読めた。
2009年2月8日に日本でレビュー済み
コピーライターが都会の生活に疲れ、Iターン。友を裏切り、離婚され、田舎暮らしでラジコンヘリを飛ばしてぼんやり過ごす。
そんな田舎の農村で、ニュースポーツ「輪投げ」をひょんなことから考案してしまう。人なつこい根無し草の若者と、さえない市役所職員にどんどん踏み込まれ、頼りにされる。年寄りと出稼ぎ外国人にも交流が深まる人情ストーリー。
そんな田舎の農村で、ニュースポーツ「輪投げ」をひょんなことから考案してしまう。人なつこい根無し草の若者と、さえない市役所職員にどんどん踏み込まれ、頼りにされる。年寄りと出稼ぎ外国人にも交流が深まる人情ストーリー。