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新版 劒岳〈点の記 〉 単行本 – 2009/3/26
明治40年、前人未到の劒岳に三角点を設置すべく初登頂に挑んだ男たちを描いた名作を、映画公開に先がけて読みやすくした〈新版〉
- 本の長さ240ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2009/3/26
- ISBN-10416328060X
- ISBN-13978-4163280608
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登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (2009/3/26)
- 発売日 : 2009/3/26
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 240ページ
- ISBN-10 : 416328060X
- ISBN-13 : 978-4163280608
- Amazon 売れ筋ランキング: - 853,399位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 223,146位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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(1912-1980)1912(明治45)年、長野県上諏訪生れ。無線電信講習所を卒業後、中央気象台に就職し、富士山測候所勤務等を経験する。1956(昭和31)年『強力伝』で直木賞を受賞。『縦走路』『孤高の人』『八甲田山死の彷徨』など山岳小説の分野を拓く。次いで歴史小説にも力を注ぎ、1974年『武田信玄』等で吉川英治賞を受ける。1980年、心筋梗塞で急逝。没後、その遺志により新田次郎文学賞が設けられた。
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2018年6月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
まだ読んでいません。こんどゆっくり読もうと思います。たのしみ
2013年11月20日に日本でレビュー済み
全国をカバーしておる国土地理院の地図は,とても詳細で正確です。こんな地図は世界でも貴重です。こんな膨大な情報をどうやってだれが集めたのだろうか。例えば,山で迷った時,地図が命を助けたこともあるだろう。いずれにしても,山に行くとき,地図なしでは危険だ。紙や電子的なものなどいろいろな地図があるが,日本の地図の基礎は,これらの国土地理院のものだ。国土地理院の皆さん,ありがとう。
数ある日本の山の中でも,頂上に達するのが難しいのが,劔岳である。長野県と富山県の境近くにある。私は,国土地理院の五万分の一の地図(立山)を見ながら,この本を読みました。なぜなら,この地図の基礎を作る話が,この本の内容だから。
前劔,長治郎谷,室堂,玉殿岩屋,馬場島を知っていますか。
山好きにはお勧め。
困難に挑み,何を作ろうとしている人にもぜひ読んでもらいたい。
映画も見ました。美しい映像です。
数ある日本の山の中でも,頂上に達するのが難しいのが,劔岳である。長野県と富山県の境近くにある。私は,国土地理院の五万分の一の地図(立山)を見ながら,この本を読みました。なぜなら,この地図の基礎を作る話が,この本の内容だから。
前劔,長治郎谷,室堂,玉殿岩屋,馬場島を知っていますか。
山好きにはお勧め。
困難に挑み,何を作ろうとしている人にもぜひ読んでもらいたい。
映画も見ました。美しい映像です。
2010年8月7日に日本でレビュー済み
ときは明治末期。陸軍省測量官・柴崎芳太郎とその部下からなる測量隊が、前人未踏とされた越中・剱岳に挑んだ史実をもとにした小説。いわば明治のプロジェクトX。
着実に前進し、無理な突破を図らない柴崎のリーダーシップがいい。このへんは「八甲田山〜」の徳島隊のようで、山岳活動のお手本を見るよう。その一方で、時折はさまれる柴崎と新婚の妻・葉津よとの手紙のやりとりにほっとする。
登頂ルートをふたつ断念し、その途中には生死をさまよう暴風雨にも見舞われるのだが、終盤は意外にもアッサリと進んで、ラストは「孤高の人」や「八甲田山〜」ほどのインパクトは無かった(この話は上のふたつと違って成功談だからね)。
山中シーンが多い物語だけに、映像で見てこそ、偉業を実感できるのかも。
着実に前進し、無理な突破を図らない柴崎のリーダーシップがいい。このへんは「八甲田山〜」の徳島隊のようで、山岳活動のお手本を見るよう。その一方で、時折はさまれる柴崎と新婚の妻・葉津よとの手紙のやりとりにほっとする。
登頂ルートをふたつ断念し、その途中には生死をさまよう暴風雨にも見舞われるのだが、終盤は意外にもアッサリと進んで、ラストは「孤高の人」や「八甲田山〜」ほどのインパクトは無かった(この話は上のふたつと違って成功談だからね)。
山中シーンが多い物語だけに、映像で見てこそ、偉業を実感できるのかも。
2012年8月25日に日本でレビュー済み
前人未到だと言われている劔岳に,測量官の柴崎芳太郎が案内人宇治長次郎らと,山頂への三角点埋設を目指すルポルタージュ系小説.
趣味としての登山ではないので,機材運搬・設置はもとより,名誉を重んじる上司,霊山に登ることに反感を持つ村人,宿屋を占領する接待役人,予算や日程などの困難を抱えながら淡々と仕事をこなす柴崎に現代のサラリーマンの姿を重ね合わすことができる.
天地明察と同じ読後感が味わえ,日本人の良さを体全体に感じる事のできる良書.
趣味としての登山ではないので,機材運搬・設置はもとより,名誉を重んじる上司,霊山に登ることに反感を持つ村人,宿屋を占領する接待役人,予算や日程などの困難を抱えながら淡々と仕事をこなす柴崎に現代のサラリーマンの姿を重ね合わすことができる.
天地明察と同じ読後感が味わえ,日本人の良さを体全体に感じる事のできる良書.