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桃色東京塔 単行本 – 2010/5/13
柴田 よしき
(著)
警視庁捜査一課の黒田岳彦がやってきたI県縹村。事件捜査のパートナーは東京に複雑な思いを抱く未亡人警官・小倉日菜子だった
- 本の長さ369ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2010/5/13
- ISBN-10416329130X
- ISBN-13978-4163291307
登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (2010/5/13)
- 発売日 : 2010/5/13
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 369ページ
- ISBN-10 : 416329130X
- ISBN-13 : 978-4163291307
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,964,378位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1995年、『RIKO―女神の永遠―』で横溝正史賞を受賞。受賞作の主人公である村上緑子は、従来の女性刑事のイメージを一新したキャラクターとして人 気を獲得した。以後、村上緑子シリーズの他、京都を舞台に壮大なスケールで展開する伝奇小説「炎都」シリーズ、猫を主人公にした猫好き必読の本格推理小説 「猫探偵正太郎」シリーズなど、ジャンルを超えて、幅広く意欲作を発表し続けている(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 やってられない月曜日 (ISBN-13: 978-4101396262)』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2012年12月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
柴田よしきさんの書くものは、どれも好きです、今忙しくて最初の出会いのところまでしか読んでません、続きを早く読みたいです。
2012年12月30日に日本でレビュー済み
この本で描かれる関東地方の超過疎地域のことは、現実にあるんでしょう。小さい子がいない村。
そういった村を所管する警察署の女性刑事課係長と警視庁の刑事との交流を描く短編集。
なにか温かいゆったりしたものが流れる心地よい小説です。
著者の柴田よしきさんはいろいろなジャンルを描かれますが、こまやかな女性の視線を感じます。
今後もすてきなお話を読みたい作家です。
そういった村を所管する警察署の女性刑事課係長と警視庁の刑事との交流を描く短編集。
なにか温かいゆったりしたものが流れる心地よい小説です。
著者の柴田よしきさんはいろいろなジャンルを描かれますが、こまやかな女性の視線を感じます。
今後もすてきなお話を読みたい作家です。
2010年9月12日に日本でレビュー済み
警察ミステリーの短編集としても,かなり面白いと思う。
しかし,本作を特別なものにしているのは,捜査する側(刑事)の出自・人生に由来する背景と,微妙に交差する男女の警官の心の機微を,推理仕立てのプロットに織り込ませ,単なるミステリー以上の物語としての奥行きを作り出していることだろう。
首都近郊のベッドタウンで生まれ育って実質的な故郷を持たず,仕事に挫折しまた妻を病で亡くした男と,圧倒的な過疎地で生まれ育って今でもそこで働き,やはり事故で夫を亡くした女。彼らが,連作の短編ごとに入れ替わりに,そして時には一緒に顔を出して,徐々に距離を詰めてゆく。最後まで男女の仲としてはあいまいなままだが,将来への予感も持たせて連作は終わる。
明快な筋立てを求める向きには物足りないかも知れないが,人物や人生の陰影を楽しめる作品である。
しかし,本作を特別なものにしているのは,捜査する側(刑事)の出自・人生に由来する背景と,微妙に交差する男女の警官の心の機微を,推理仕立てのプロットに織り込ませ,単なるミステリー以上の物語としての奥行きを作り出していることだろう。
首都近郊のベッドタウンで生まれ育って実質的な故郷を持たず,仕事に挫折しまた妻を病で亡くした男と,圧倒的な過疎地で生まれ育って今でもそこで働き,やはり事故で夫を亡くした女。彼らが,連作の短編ごとに入れ替わりに,そして時には一緒に顔を出して,徐々に距離を詰めてゆく。最後まで男女の仲としてはあいまいなままだが,将来への予感も持たせて連作は終わる。
明快な筋立てを求める向きには物足りないかも知れないが,人物や人生の陰影を楽しめる作品である。