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田舎の紳士服店のモデルの妻単行本 – 2010/11/2

宮下奈都 (著)

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夫のため田舎に移り住んだ梨々子が妻、母、女として迷いながら進む日々を丁寧に綴る。注目の著者がすべての女性に贈る“私の物語”

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本の長さ

253ページ
言語

日本語
出版社

文藝春秋
発売日

2010/11/2
ISBN-10

4163297103
ISBN-13

978-4163297101
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登録情報

出版社 ‏ : ‎ 文藝春秋 (2010/11/2)
発売日 ‏ : ‎ 2010/11/2
言語 ‏ : ‎ 日本語
単行本 ‏ : ‎ 253ページ
ISBN-10 ‏ : ‎ 4163297103
ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4163297101

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宮下奈都

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普段に感じる主婦の気持ち

2018年9月12日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

何気なく普通に暮らしていて感じる気持ち、焦り、妬みなどの気持ちが文字になると、惹きつけられて一気に読めます。
慣れない土地で暮らすことがある人に励ましを送れる感じがしました。

1人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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現は夢

やはり、本屋大賞って微妙な作品が多い印象

2018年11月10日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

子持ちの主婦の人なら、この梨々子の気持ちには、共感できる部分がいろいろあるのかもしれませんが。
しかし、未婚の私からするとほとんど話の山も谷も感じられない、単調で退屈な主婦の憂鬱な年月を描いただけの話にしか、思えませんでした。特別目立つ存在でもなかった割には、結構プライドの高い女性が夫とのすれ違い、そしてなかなか学校に馴染めない、手のかかる子供達のことで悩むだけの。
それから、私がこうした感想を抱くのは、おそらく、私自身が田舎が好きではないことも、関係があるのだろうとは思いますが。それに、悩みの種だった長男が実は類い稀なピアノの才能があることを発見し、一筋の希望を見出すとか。また、少女時代に憧れていた芸能人アサヒとのひと時の恋により、ガス抜きみたいなものをもたらした結果なのか？いつの間にか、夫との関係も、回復とか。

私には、いろいろと都合が良過ぎる展開のように、思えてしまうのですが。
それに最終的には、夫や子供達ら家族の絆を再確認ということなのでしょうが、あまりにも梨々子の彼らへの態度が淡々とし過ぎているので、あまりこちらの心には響くようなものも、特になく。
それに、このアサヒとの恋も、いかにも取ってつけたような印象が拭えないし。
そもそも、何で彼が梨々子のことを好きになったのかも、いまいち、理由が伝わってこないままだったし。
梨々子には、どこか自分の地元の田舎の女性に繋がるような、懐かしさのようなものがあったのでしょうか？
また、アサヒという人物の背景の説明も、ほぼないままだったのも、物足りなさを感じました。
一応、彼は独身だったのでしょうか？また、一見、地味な話ながらも、バブル的な感覚が見え隠れする所もあり、著者とのジェネレーションギャップのようなものも、どこか感じてしまいましたし。
何より、あまりこの梨々子という女性には、好きになれない物を感じました。
でもこういう女性って、いっぱいいそうな気もして、そういう意味ではリアルな人物像かもしれませんが。

9人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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Mercury

響いた、、いや、じわじわと寄り添ってきた

2017年1月28日に日本でレビュー済み

最初は、後ろ向きな主人公だな・・と思っていた。
だが、読み進めるうち、
不本意ながら田舎の専業主婦になり
不本意ながら、自分と価値観の違うパートナー、子供、地域の人たちを
ありのまま受け入れざるをえない、そして受け入れることができた「妻」が
最後には嬉しく感じた。
梨々子さん、この先、もっと新しい展開があるよ、
田舎の主婦だってね、と言ってあげたい気持ち。

3人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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小川

楽になりました

2011年8月22日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

仕事で気を使い、家でも何か落ち着かない。
旦那とはうまくいっていると思うけど、何かがすっきりしない。
この先どうなるんだろって、ふと考えることが、多くなってきたけど、どうしていいか分からない。
そんな時に読んだこの本、なんだか心が楽になりました。
自分が日々、思っていることが、主人公と重なり
『分かるわかる』ってどんどん話に引き込まれました。
宮下奈都さんの本は、読んだ後、いつも心が楽になります。

6人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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ハナミズキ

なんだかモヤモヤ〜

2011年2月23日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

「日をつなぐ」以来、宮下奈都さんの小説のファンです。今回も楽しみにしていたのですが、読み始めから主人公梨々子の人格が把握できず、気持ちの繊細な部分もよくわからなくて、共感もできず、なんだかモヤモヤした気持ちの悪いまま読み進んでいきました。梨々子が妻として、母として、人として成長していく過程を10年日記を使って表現していく手法で、なんとなく最後まで読んでしまいましたが、これまでの宮下奈都さんの小説にであったときのような感動や共感はなく、少しがっかりです。それとも読者がもっと想像力を働かせて読むべきものなのかな？次回作「メロディー・フェア」に期待したいです。

4人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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Makichi

ごくありふれた日常の繰り返しの中で。

2017年5月2日に日本でレビュー済み

都会から田舎へやむない理由で引っ越した梨々子。初めは、夫のこと子どものこと思い通りいかないこと、他の人と比べては上っ面な感情に振り回されて生きています。

だけど、そのごくありふれた日常の中で、あきらめることから、受け入れていくことへ。繰り返す日々の中で得られていく穏やかな心の気づきがあり、そして家族のゆるやかな変化があります。

前半は読み進まなかったけど、後半では、梨々子が気づいてくると家庭の中で小さな変化が起きてくる、その小さな日常の変化が光となる嬉しさをじわっと感じることができます。

1人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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めり

今回は。

2010年12月6日に日本でレビュー済み

最近「新作」を一番楽しみにしている「作家」さんなのですが今回は正直なところ私には合わない「作品」でした。
優しい雰囲気の中にいつも何かしらキラキラ光るような言葉が必ずあるのですがあんなに恋焦がれていた旦那さんにまったく向き合おうともしない接し方が納得できなくてラストの子供たちへ思いだけに救いを求めてしまったなぁ・・・と感じました。
元アイドルとの逢瀬とか必要だったのか？
何かすっきりしない読書感で終わってしまったのが残念です。
ただ１０年日記を使ったのアイデアは良かったです！

16人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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ぴょん

妻＆母の私にはものすごく響いた

2013年6月12日に日本でレビュー済み

普通に仕事をし、結婚し、出産し、それなりに忙しく
毎日が過ぎて行く今の私には、
この作品はものすごく響いた！！
本の帯にある通り、多くの「妻」と「母」を照らす光のような作品。
結婚して、子供を産み、そこから先の長く淡々とした
ごくありふれた生活に圧倒されそうになったとき、
癒し＆救いになる作品だと思う。

6人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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