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追悼者 単行本 – 2010/11/25
折原 一
(著)
浅草のアパートで見つかった丸の内OLの遺体。「昼はOL、夜は娼婦」、彼女を取材したノンフィクション作家が辿りついた意外な真犯人
- 本の長さ414ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2010/11/25
- ISBN-104163297405
- ISBN-13978-4163297408
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登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (2010/11/25)
- 発売日 : 2010/11/25
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 414ページ
- ISBN-10 : 4163297405
- ISBN-13 : 978-4163297408
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,401,353位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 347,031位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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埼玉県出身。早稲田大学文学部卒業後、JTBに入社、雑誌『旅』などの編集に携わる。
88年、『五つの棺』(のち『七つの棺』として文庫化/創元推理文庫)でデビュー。88年、『倒錯のロンド』(講談社文庫)で江戸川乱歩賞候補、95年、『沈黙の教室』(ハヤカワ文庫)で日本推理作家協会賞(長編部門)受賞。主な作品に、『倒錯の死角』『倒錯の帰結』『異人たちの館』(講談社文庫)、『冤罪者』『失踪者』『天井男の奇想』(文春文庫)、『逃亡者』『追悼者』(文藝春秋)、『暗闇の教室』(ハヤカワ文庫)など。
謎の画家、石田黙の作品を収集。05年、石田黙作品集にして美術ミステリである『黙の部屋』(文藝春秋/現在文春文庫)を発表。
07年6月、石田黙のコレクション展(石田黙展)を文藝春秋画廊・地下室で開く。
11年5月、メメント・モリ(折原一骸骨絵コレクション展)を同画廊で開く。
18年10月、ヴァニラ画廊にて、メメント・モリ展&石田黙展を開く。
現在、日本推理作家協会会員。
著者ホームページ 「沈黙の部屋」http://orihara1.la.coocan.jp/
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2011年2月3日に日本でレビュー済み
叙述トリックの第一人者、折原さん。いつも騙されて結構好きな作家です。冒頭は有名な東電OL事件思わせながら、読んでいくうちに『白夜行』の雪穂のように、主人公の歩みを探っていくと、様々なトラブルが。一体、誰が殺したのか、それとも殺されたのは誰か?今回は癖もあまりなく、ミステリー好きな方は読んでみてください
2013年5月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
殺された女性の本当の真実を徹底的に掘り出してほしかった
これまた想像の域を出ない
これまた想像の域を出ない
2022年3月17日に日本でレビュー済み
確かに仕掛けは凝っているのです。ですから、個々の部分や幕間のエピソードともいえる記述は、その場では興味を惹きますし、読者の興味を喚起するでしょう。しかし、どうみても不必要な登場人物もいますし(主役の一人と思われた高島百合子は果たして必要だったのでしょうか?)、読者を勘違いさせる様に仕向けているとしか思えないトリックまがいの記述は、どう考えても策に溺れ過ぎと言えるでしょう。ですから、読んだ後で「なんじゃ、これは?」と作品の不出来を感じてしまいます。しかも、結果を「いじめ問題」に帰着させてしまうのは、あまりに安易な結末で、少々がっかりさせられました。
2011年2月10日に日本でレビュー済み
「逃亡者」以来の「○○者」シリーズで期待して読みました。
読み終わってからAmazonレビューで知りましたが「東電OL殺人事件」をモチーフに書いているのですね。
東電OL殺人事件は読んでおりませんが、「追悼者」の大部分はまるで資料を読むかのような感じでした。
「沈黙者」を彷彿させるような冒頭と、ノンフィクション作家達が事件を追うのも折原一らしい演出ですが、
「ニヤっ」とする人もいれば「またか。。。」と飽き飽きする人もいるのではないでしょうか?
そして今回も見事に読者を騙してくれます。
読み終わってからもう1回読みました。2回目は「この部分はなんだろう?」「一体誰の視点だろう?」と
疑問に思いながら読んでた部分も理解できたので1回目であえて理解させない文章表現は健在でした。
今回は事件を追うノンフィクション作家が複数人登場します。
被害者の大河内奈美に関わった人物を何十人もインタビューして行きます。
基本的には競合している立場ですが、ワケあって一時的に情報を共有したりもします。
情報を共有した時、ノンフィクション作家たちだけでなく読者も完全に騙されてしまうでしょう。
今回は気合を入れて「犯人は一体誰だろう?」と構えて読みましたが
私は最後の最後まで全く判りませんでした。
星4つにしたのは、真相が判った時の衝撃がやや弱かったからです。
個人的には「誘拐者」や「冤罪者」の方が衝撃度は上でしたね。
「追悼者」は注意深く読む読者の方なら犯人を推理出来るかもしれません。
自信のある人は是非とも挑戦してみて下さい。
読み終わってからAmazonレビューで知りましたが「東電OL殺人事件」をモチーフに書いているのですね。
東電OL殺人事件は読んでおりませんが、「追悼者」の大部分はまるで資料を読むかのような感じでした。
「沈黙者」を彷彿させるような冒頭と、ノンフィクション作家達が事件を追うのも折原一らしい演出ですが、
「ニヤっ」とする人もいれば「またか。。。」と飽き飽きする人もいるのではないでしょうか?
そして今回も見事に読者を騙してくれます。
読み終わってからもう1回読みました。2回目は「この部分はなんだろう?」「一体誰の視点だろう?」と
疑問に思いながら読んでた部分も理解できたので1回目であえて理解させない文章表現は健在でした。
今回は事件を追うノンフィクション作家が複数人登場します。
被害者の大河内奈美に関わった人物を何十人もインタビューして行きます。
基本的には競合している立場ですが、ワケあって一時的に情報を共有したりもします。
情報を共有した時、ノンフィクション作家たちだけでなく読者も完全に騙されてしまうでしょう。
今回は気合を入れて「犯人は一体誰だろう?」と構えて読みましたが
私は最後の最後まで全く判りませんでした。
星4つにしたのは、真相が判った時の衝撃がやや弱かったからです。
個人的には「誘拐者」や「冤罪者」の方が衝撃度は上でしたね。
「追悼者」は注意深く読む読者の方なら犯人を推理出来るかもしれません。
自信のある人は是非とも挑戦してみて下さい。
2012年6月16日に日本でレビュー済み
途中までは興味深く読んだのだが、大河内奈美の人物像がまったく浮かび上がらず、イライラして読んだ。少なくとも『東電OL事件』に何らかのシンパシーを持つ自分のような人間は『絶対に』手を出すべきものではない。
2011年10月3日に日本でレビュー済み
叙述トリックの典型的作品だが、展開の
強引さと、終盤のたたみかけ方に疑問。
幕間の存在、誰に対しての発言かをあいまいに
したまま進む展開はありなのだが、ミステリー
愛好家が読んでも、こんがらがる。
犯人の動機にも既読感があり、ムリヤリどんでん返し
っぽく作ったのに、最後は伏線回収も中途半端だし、
事実関係も揶揄するだけで、不明瞭。
何だか、長編を苦労して整理しながら読み込んだのに、
肩すかしをくらったよう。
実際に起こった事件をモチーフに、ありきたりじゃない
事実をフィクションで書きあげようとした狙いは
わかるのだが、そのあたりがしっくりと来なくてがっかりした。
それにしても、○○の入れ替わりはあまりにも無理が
あるでしょう・・・。
告白形式では、やはり湊氏の方が、説得力や読者への
挑戦状的意味合い、結末の鮮やかさから、優れていると感じた次第。
強引さと、終盤のたたみかけ方に疑問。
幕間の存在、誰に対しての発言かをあいまいに
したまま進む展開はありなのだが、ミステリー
愛好家が読んでも、こんがらがる。
犯人の動機にも既読感があり、ムリヤリどんでん返し
っぽく作ったのに、最後は伏線回収も中途半端だし、
事実関係も揶揄するだけで、不明瞭。
何だか、長編を苦労して整理しながら読み込んだのに、
肩すかしをくらったよう。
実際に起こった事件をモチーフに、ありきたりじゃない
事実をフィクションで書きあげようとした狙いは
わかるのだが、そのあたりがしっくりと来なくてがっかりした。
それにしても、○○の入れ替わりはあまりにも無理が
あるでしょう・・・。
告白形式では、やはり湊氏の方が、説得力や読者への
挑戦状的意味合い、結末の鮮やかさから、優れていると感じた次第。
2012年4月14日に日本でレビュー済み
折原さんの作品は初めてです。
この作品のもとになっている東電OL殺人事件は
いろんな作家さんがさまざまな視点から書かれていますが
折原さんの切り口もいい!
ちょうど中だるみしそうなところで 大物ノンフィクション作家の
手先が殺害され、謎の言葉を残したあたりから ぐいぐい惹きこまれました。
折原さんのほかの作品にも挑戦してみたいです。
この作品のもとになっている東電OL殺人事件は
いろんな作家さんがさまざまな視点から書かれていますが
折原さんの切り口もいい!
ちょうど中だるみしそうなところで 大物ノンフィクション作家の
手先が殺害され、謎の言葉を残したあたりから ぐいぐい惹きこまれました。
折原さんのほかの作品にも挑戦してみたいです。
2011年3月11日に日本でレビュー済み
この事件にはすくなからずの関心を持ってきたので、やっぱり読んでしまった。
カッパドキア夫人の「遮断機」もみたし(演劇 タイニーアリス )
佐野眞一の本も読んできた。 おもしろくなかったことはないけれど、
結論からいうと、あんまり東電OL事件には関係がないな、という気になってしまった。
丸の内勤務のOLが事件に巻き込まれるのはいいのだが、トリックみたいなものがあって、
それが なんだか ややこしく、祖父とか係累がたくさん出てきて、読んでいるうちに
登場人物がなんだかわからなくなってしまった。一覧リストでも
あるとちらちら見ながら読んだのだが。
一か所、71頁 短大で小学校の教員免許をとった、というくだり、
入学直後から即そのための単位取得を始めないと、フツウはなかなか
困難であるという。 そこだけ さらっとかいてあったので、
少々、そうかなぁ〜 と 違和感を持ってしまった。
前半はあっというまに、面白く読めたが
後半、上に書いたとおり、
訳が分からなくなった。
というわけで、★みっつとさせていただいた。
カッパドキア夫人の「遮断機」もみたし(演劇 タイニーアリス )
佐野眞一の本も読んできた。 おもしろくなかったことはないけれど、
結論からいうと、あんまり東電OL事件には関係がないな、という気になってしまった。
丸の内勤務のOLが事件に巻き込まれるのはいいのだが、トリックみたいなものがあって、
それが なんだか ややこしく、祖父とか係累がたくさん出てきて、読んでいるうちに
登場人物がなんだかわからなくなってしまった。一覧リストでも
あるとちらちら見ながら読んだのだが。
一か所、71頁 短大で小学校の教員免許をとった、というくだり、
入学直後から即そのための単位取得を始めないと、フツウはなかなか
困難であるという。 そこだけ さらっとかいてあったので、
少々、そうかなぁ〜 と 違和感を持ってしまった。
前半はあっというまに、面白く読めたが
後半、上に書いたとおり、
訳が分からなくなった。
というわけで、★みっつとさせていただいた。