「序」の中でインタヴューが生まれた社会的背景や起源、その歴史や定義、メリット・デメリット、アメリカとイギリスにおける微妙な差異などが解説されていて勉強になります。また多数のインタヴューする側・される側の感想・意見・経験・苦労を紹介しています。
“インタヴューのテクニックは精神分析のそれに似ていて、インタヴュアーに自分を委ねたいという名士たちの欲求は、告白したいという人間の根源的な欲求の結果である”ということが、同時にインタヴューの様々な困難の原因でもあるのかもしれません。
計39人のインタヴューが掲載されていますが、興味深かったのは、カポネ、マルクス、ヒトラー、ムッソリーニ、スターリンなどで、そのインタヴューを読むと、彼らに先見の明があったかどうかが実によくわかります。
またコラム的に掲載されたインタヴューに関する二つの記事、「インタヴューはありがたいか、迷惑か」(バリー・ペイン)、「バリー危うし-本物のブラウンはどっち?」(サー・ジェイムズ・バリー)」も皮肉たっぷりで可笑しい。
2014年に文庫化され3巻に分冊化されているが内容は同じ。中古で購入するとこちらのシリーズの方が安く購入できます。
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
マルクスからヒトラーまで インタヴューズ 1 単行本 – 1998/10/29
- 本の長さ462ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日1998/10/29
- ISBN-10416354500X
- ISBN-13978-4163545004
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
1859年から1992年まで、激動の時代に威光を放った巨星たち84人へのインタビューを集大成。第1巻はマルクス、エジソン、トルストイ、グレタ・ガルボ、ヒトラーなど45人の声を聞く。
登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (1998/10/29)
- 発売日 : 1998/10/29
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 462ページ
- ISBN-10 : 416354500X
- ISBN-13 : 978-4163545004
- Amazon 売れ筋ランキング: - 270,943位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
星5つ中5つ
5つのうち5つ
6グローバルレーティング
評価はどのように計算されますか?
全体的な星の評価と星ごとの割合の内訳を計算するために、単純な平均は使用されません。その代わり、レビューの日時がどれだけ新しいかや、レビューアーがAmazonで商品を購入したかどうかなどが考慮されます。また、レビューを分析して信頼性が検証されます。