本来リベラルで知られた京大が誇る保守系四教授の対談。いつからこんなふうに京大は保守の牙城となってしまったのだろうか。
それはそうとして、彼らの教養が並々ならぬものであることがわかる。幸いにしてここではあまりイデオロギー的な話は登場しないため、右翼アレルギーの向きでもあまり抵抗なく読めるだろう。
しかし、結論を求めてはならない。あくまで彼らの知的水準を楽しむという本である。対談自体は、結構この四人の間でも意見に相違があったりして面白い。それなりに傾聴に値する現代社会分析である。
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優雅なる衰退の世紀 単行本 – 2000/1/1
佐伯 啓思
(著)
日本型経営システムの行方、グローバリズムの功罪、そして新保守主義──京大四教授が揺るぎない展望を示す平成版「近代の超克」
- 本の長さ241ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2000/1/1
- ISBN-104163559108
- ISBN-13978-4163559100
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
この国を脅かす秩序崩壊と精神の頽廃。残された「最後の選択肢」とは何か。4人の京都大学教授が政治、経済から教育まで語り尽くし、揺るぎない指針を示す。
登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (2000/1/1)
- 発売日 : 2000/1/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 241ページ
- ISBN-10 : 4163559108
- ISBN-13 : 978-4163559100
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,091,557位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 7,467位社会一般関連書籍
- - 20,882位社会学概論
- - 145,753位ノンフィクション (本)
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著者について
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1949(昭和24)年、奈良県生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科教授。東京大学経済学部卒。同大学院経済学研究科博士課程単位取得。2007年正論大賞受賞。著作に『隠された思考』(サントリー学芸賞)、『現代日本のリベラリズム』(読売論壇賞)、『反・幸福論』等多数(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『日本の宿命 (ISBN-10: 4106105020)』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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