この著書の最大の売りは「審判の視点」からサッカーを見ているという点に尽きる。
越山主審が犯してしまった、試合の流れを大きく変えるミスジャッジ、
そのミスを隠そうと思えば隠せたのではないか、という質問に対しての答えにただ胸を打たれた。
著者である金子氏も「この作品を書いて以来、サッカーの見方が変わった」という
コメントを残しているが、読んだ自分自身も同じ気持ちになった。
プロ野球などでミスジャッジが問い立たされる度に、
この本の中で語られている、ある審判の言葉が頭をよぎる。
「あんたのせいで負けたんだ!」と言われた事は数多くある。
けど「あなたのおかげで勝てました」と言われた事は一度も無い。
¥5,451¥5,451 税込
配送料 ¥250 6月25日-26日にお届け
発送元: おもちゃ鑑定団 (Toys & Books) 販売者: おもちゃ鑑定団 (Toys & Books)
¥5,451¥5,451 税込
配送料 ¥250 6月25日-26日にお届け
発送元: おもちゃ鑑定団 (Toys & Books)
販売者: おもちゃ鑑定団 (Toys & Books)
¥121¥121 税込
配送料 ¥240 6月14日-16日にお届け
発送元: バリューブックス 【防水梱包で、丁寧に発送します】 販売者: バリューブックス 【防水梱包で、丁寧に発送します】
¥121¥121 税込
配送料 ¥240 6月14日-16日にお届け
発送元: バリューブックス 【防水梱包で、丁寧に発送します】
販売者: バリューブックス 【防水梱包で、丁寧に発送します】
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
秋天の陽炎 単行本 – 2001/5/1
金子 達仁
(著)
{"desktop_buybox_group_1":[{"displayPrice":"¥5,451","priceAmount":5451.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"5,451","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"bmvbvTS%2FZQ3iEZARXgTWvjqOAWhGQzyudG5yTtj77jw2IS5hcBcuKvhQRG55DKBnApYVRn1fqSAy3HWlOcuMU3guAR10G16jGlU3W7DDvsZk5kIm6UlXybxEziUNWPBPgA8HR5NqV4FpmEbGWmSIuS23UPILnvcsGNqCZJYhVM%2FXkqSKUoSzQwTNzIDTi4m2","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"NEW","aapiBuyingOptionIndex":0}, {"displayPrice":"¥121","priceAmount":121.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"121","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"bmvbvTS%2FZQ3iEZARXgTWvjqOAWhGQzyuyXmcP%2FDAa%2BEcJwqDhP%2FVlGzIJN%2FvAi0WwY7SoHMKBiMyRrBiB7Pv3FN%2BWsn7cA3A5Ukm5beBANcUtVIC8X3ISyPF6WiCaopp0o21pKmfR%2F%2Bcy4z6EjhhRL4ZKEAPYcLr62z9QOPYj%2B6YiPwKh4XMsg%3D%3D","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"USED","aapiBuyingOptionIndex":1}]}
購入オプションとあわせ買い
99年11月、悲願のJ1昇格を賭けた大分トリニータの最終試合。選手、監督、審判らへの精力的な取材で浮かび上がる迫真のドラマ
- 本の長さ114ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2001/5/1
- ISBN-104163574603
- ISBN-13978-4163574608
この著者の人気タイトル
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
1999年11月、悲願のJ1昇格を懸けた大分トリニータの最終試合。大一番を終えた選手、監督、審判らへの取材で浮かび上がる迫真のドラマ。『ナンバー』連載に、2001年シーズン開幕後の書き下ろしを加えて収録。
登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (2001/5/1)
- 発売日 : 2001/5/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 114ページ
- ISBN-10 : 4163574603
- ISBN-13 : 978-4163574608
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,480,170位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 33,254位スポーツ (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
カスタマーレビュー
星5つ中4つ
5つのうち4つ
全体的な星の数と星別のパーセンテージの内訳を計算するにあたり、単純平均は使用されていません。当システムでは、レビューがどの程度新しいか、レビュー担当者がAmazonで購入したかどうかなど、特定の要素をより重視しています。 詳細はこちら
9グローバルレーティング
虚偽のレビューは一切容認しません
私たちの目標は、すべてのレビューを信頼性の高い、有益なものにすることです。だからこそ、私たちはテクノロジーと人間の調査員の両方を活用して、お客様が偽のレビューを見る前にブロックしています。 詳細はこちら
コミュニティガイドラインに違反するAmazonアカウントはブロックされます。また、レビューを購入した出品者をブロックし、そのようなレビューを投稿した当事者に対して法的措置を取ります。 報告方法について学ぶ
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2011年12月15日に日本でレビュー済み
2005年12月13日に日本でレビュー済み
2001年に出た単行本の文庫化。沢木耕太郎との対談が新たに加えられている。
1999年、J2の大分トリニータは最終節の山形戦で、ロスタイムに同点に追いつかれてJ1昇格を逃した。その試合を多くの関係者へのインタビューから再構成したのが本書。
さまざまな人間関係、思惑、偶然が重なり合った試合だったようだ。それをひとつずつ解き明かされていき、ひきこまれるように読んでしまった。
しかし、薄い本である。本文は99頁しかない。ちょっとこれでは…。
1999年、J2の大分トリニータは最終節の山形戦で、ロスタイムに同点に追いつかれてJ1昇格を逃した。その試合を多くの関係者へのインタビューから再構成したのが本書。
さまざまな人間関係、思惑、偶然が重なり合った試合だったようだ。それをひとつずつ解き明かされていき、ひきこまれるように読んでしまった。
しかし、薄い本である。本文は99頁しかない。ちょっとこれでは…。
2008年7月19日に日本でレビュー済み
大分トリニータの歴史を感じさせられる本である。今でこそJ1の中堅チームだが、10年前には土のグランドで練習していたのだ。そして、2度J1昇格まで後一歩というところまで行きながら、昇格できずに終わってしまう。その2度の挑戦を審判、選手、監督の視点を交えながら物語にしている。
内容は金子氏の得意な関係者のインタビューから文章にまとめるという方式であり、読みやすく興味深い本である。ただし、登場人物が少なく物足りない印象も受けた。ページ数の制限もあるのだろうが、もっと多くの選手、対戦相手、スタッフの思いも知りたかった。
内容は金子氏の得意な関係者のインタビューから文章にまとめるという方式であり、読みやすく興味深い本である。ただし、登場人物が少なく物足りない印象も受けた。ページ数の制限もあるのだろうが、もっと多くの選手、対戦相手、スタッフの思いも知りたかった。
2002年2月20日に日本でレビュー済み
奇しくもこの作品で敵役であった山形は、この作品とは逆の立場で2年後の2001年J2最終節を迎えた。
90分で勝利すればほぼ間違いなくJ1へと昇格する一戦。
相手の川崎はその年山形との敗戦が直接的な引き金となり、大分を更迭された石崎信弘が率い、元山形の選手で1999年大分の選手としてこの作品の舞台に立った塩川岳人も今度は川崎の中心選手として山形を迎え撃つこととなった。
スタジアムは多くが初めての観戦と思われる17000人の観客。
攻め続ける山形に抗し、耐える続ける石崎の川崎。
そして山形は、最後の最後に昇格を逃した。
『秋天の陽炎』は大分の物語ではあるが、山形の2年後を逆に映した鏡だった。
山形の大躍進は昇格したチームよりも強い印象をメディアを通して世間に与えたが、その裏に秘められた2年前の大分でのあのドラマを避けて通ることは出来ない。
スポーツ文化不毛の地と言われた山形に種が蒔かれた2001年11月18日の意義を考えるためにも『秋天の陽炎』を一度読まれることを強く勧める。
90分で勝利すればほぼ間違いなくJ1へと昇格する一戦。
相手の川崎はその年山形との敗戦が直接的な引き金となり、大分を更迭された石崎信弘が率い、元山形の選手で1999年大分の選手としてこの作品の舞台に立った塩川岳人も今度は川崎の中心選手として山形を迎え撃つこととなった。
スタジアムは多くが初めての観戦と思われる17000人の観客。
攻め続ける山形に抗し、耐える続ける石崎の川崎。
そして山形は、最後の最後に昇格を逃した。
『秋天の陽炎』は大分の物語ではあるが、山形の2年後を逆に映した鏡だった。
山形の大躍進は昇格したチームよりも強い印象をメディアを通して世間に与えたが、その裏に秘められた2年前の大分でのあのドラマを避けて通ることは出来ない。
スポーツ文化不毛の地と言われた山形に種が蒔かれた2001年11月18日の意義を考えるためにも『秋天の陽炎』を一度読まれることを強く勧める。
2005年2月25日に日本でレビュー済み
1999年の最終節、J2だった大分トリニータが昇格を逃した山形戦。その試合を両チームの選手、監督、そして審判の目からピッチで何が起きていたのか検証したドキュメント。著者は「28年目のハーフタイム」でキャプテン前園を、「決戦前夜」でカズを十分に取材もせずに悪者扱いにしたことを反省しているらしく、今回は取り上げる主要人物の話をかなり多角的・立体的に取材した努力が窺えます。ただ、村上龍がオリンピックの時の文章を批判していた沢木耕太郎との対談だけは余計だったでしょう。
2003年8月31日に日本でレビュー済み
何気ない出来事の裏に、みんなの知らないドラマがあった!
これがドキュメント、特にスポーツ・ドキュメントの面白さだとすれば、この本こそその金字塔ということになるでしょうか。
J-1昇格をかけたサッカーの1試合、時間にしてわずか90分。この90分の裏側でこんなドラマを描くなんて、作者の力量にはうなってしまいます。
星一つ減点は、値段の割りにページが少ない割高感です(せこくてすみません)。
これがドキュメント、特にスポーツ・ドキュメントの面白さだとすれば、この本こそその金字塔ということになるでしょうか。
J-1昇格をかけたサッカーの1試合、時間にしてわずか90分。この90分の裏側でこんなドラマを描くなんて、作者の力量にはうなってしまいます。
星一つ減点は、値段の割りにページが少ない割高感です(せこくてすみません)。
2001年6月8日に日本でレビュー済み
サッカーノンフィクション作家であり、辛口サッカー批評家でもある金子達仁の作品です。サッカーノンフィクションを書かせると日本一との呼び声も高い金子。その彼がまたやってくれました。
川崎フロンターレのJ1昇格への道程を描いた「魂の叫び」の第2部とも言えるのが今作です。今回は、川崎フロンターレの好敵手でもある大分トリニータの物語です。川崎フロンターレのアビスパ福岡との入れ替え戦も壮絶でした。しかし99年度の最終節、勝てばJ1昇格決定という場面で起こった人間ドラマはそれに負けるとも劣りません。目で実際に見る試合もすごいものでした。意外なことにそれを金子達仁が文章に起こすことによって、多面的に描かれるとまた違った緊張感が蘇ります。 純粋に100ページ足らず、ひたすらに大分トリニータの1999年を追っています。息を詰めて一気に読んでください。
…筆者も最後にあとがきに書いていますが、まだ時期尚早だった感じは否めません。J1昇格を目前で逃してばかりの大分。どうせならJ1昇格と同時に刊行したかったはずです。仕方ないとは言え…でも、本当に面白かったと思いますよ。
川崎フロンターレのJ1昇格への道程を描いた「魂の叫び」の第2部とも言えるのが今作です。今回は、川崎フロンターレの好敵手でもある大分トリニータの物語です。川崎フロンターレのアビスパ福岡との入れ替え戦も壮絶でした。しかし99年度の最終節、勝てばJ1昇格決定という場面で起こった人間ドラマはそれに負けるとも劣りません。目で実際に見る試合もすごいものでした。意外なことにそれを金子達仁が文章に起こすことによって、多面的に描かれるとまた違った緊張感が蘇ります。 純粋に100ページ足らず、ひたすらに大分トリニータの1999年を追っています。息を詰めて一気に読んでください。
…筆者も最後にあとがきに書いていますが、まだ時期尚早だった感じは否めません。J1昇格を目前で逃してばかりの大分。どうせならJ1昇格と同時に刊行したかったはずです。仕方ないとは言え…でも、本当に面白かったと思いますよ。