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真珠湾の真実 ― ルーズベルト欺瞞の日々 単行本 – 2001/6/26
- 本の長さ544ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2001/6/26
- ISBN-104163575308
- ISBN-13978-4163575308
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商品の説明
商品説明
アメリカ側は単に襲撃を察知していただけでなく、むしろ意図的に日本をそこへ導いたというのが、本書の主張である。にわかには信じがたいような話だが、「情報の自由法」(FOIA)により近年ようやく日の目を見た未公開資料の山が、圧倒的な説得力で迫ってくる。なかでも中心となるのは、真珠湾の前年、海軍情報部極東課長マッカラムが起草した、日本への戦争挑発行動覚え書だろう。以後の対日政策は、まさにこの覚え書どおり進行している。また、開戦直前の日本艦隊には「無線封止」が行われたというのが定説だが、実際はきわめて無造作に通信が交わされており、その大半が傍受解読されて作戦は筒抜けだった。これまた驚くべき話だが、130通にも及ぶ傍受記録をつき突き付けられては納得するしかない。
著者は執拗なまでの粘り強さで資料を博捜し、これまでの常識や偽られた史実を次々と覆してゆく。情報重視の姿勢は、収集した資料を公開するほどの徹底ぶりで、有無を言わさぬ信憑性がある。むろん、いまだ閲覧を許されない極秘文書は数知れず、各方面からの反論も多々想定されるが、本書によって真珠湾研究が次の段階へ入ったことは間違いない。今後、この著作を経ずして真珠湾を語ることはできないだろう。それだけの重みをもつ本である。(大滝浩太郎)
内容(「MARC」データベースより)
登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (2001/6/26)
- 発売日 : 2001/6/26
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 544ページ
- ISBN-10 : 4163575308
- ISBN-13 : 978-4163575308
- Amazon 売れ筋ランキング: - 165,045位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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この書籍は、「アメリカが日本をだまして真珠湾攻撃」暗号を暗解読解読して仕組まれた事に、驚きを隠せませんでした。又 ハワイに潜入した、スパイも監視して、米国が暗号解読をしていることに気づかせない
行動計画にもビックリしています。
この計画起案者は、日本生まれのベ米国人、天皇陛下にダンスを指導していたことにも驚く。
ルーズベルトの自国民を犠牲にして、第二次世界大戦に参加する、冷徹な人間像にも驚く。
ルーズベルトが真珠湾攻撃を数週間前に予知していた証拠があるので、この会談の内容は容易に推察できる。
しかし、問題は「日本が真珠湾を攻撃するよう仕向けた」のがルーズベルトであるということだ。
極秘の戦略覚書によって、そうした行動が裏づけられる。
著者は、アメリカの立場から、ルーズベルトの行動は正しかったとする。
我々は、日本の立場から、これを否定すればよい。
その意味でも、本書は資料として持っておきたい良書である。
本書により太平洋戦争開戦の因果や、米国の正義が覆されつことは画期的である。
さらには、ベトナム戦争の挑発の理由も理解できた。
この本を読むと、イラクの大量破壊兵器に関する、ガセねたも、米国首脳陣の裏工作ではないかとの疑念が持たれる。
さらには、戦後の日本に対する扱いも、同様の諜略が潜在化して仕組まれているとみるべきであろう。
そうした、観点をもつ、きっかけとなる本である。
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無線封止を無視して通信したとあるが、あれだけの大部隊が太平洋で行動すばあい、予期せぬ打ち合わせが頻繁に
生じるはずである。
電波管制を守ったと想定するなら、ほかにどのような通信手段があったのか。伝令の飛行機、伝書鳩閃光信号・・・。
距離、所要時間などで、無線電信を使わざる負えないはずだ。日本だけ秘密裏に通信衛星をあげていた。(笑!!)
通信士の手送りの癖で、オペレータが特定出来たとの記述は信ぴょう性がある。疑問の方は、練習して自ら電信で
通信してみてほしい。
外交に関しての日本国の愚かさ加減は、現在でも相変わらずである。平和時の交渉でそうした馬鹿さ加減を繰り返しても
生死にかかわることはないが、戦争では甚大な犠牲を払うことになる。
この本はそうした点でも、一考させられるものがある。
一方で、開戦近しは既知としても、日本の情報秘匿と無線封止により、時間と場所は知りうるところではなかった、というのが正当な戦史評価でした。しかし、昨今の情報公開法(FOIA)と、著者の精力的な調査が次々と明らかにしたのは、日本の暗号は戦前から破られており全てがワシントンに筒抜けだったという事実と、無線封止を軽率に破り意図丸出しでハワイ沖に接近していた連合艦隊の情報戦意識の低さでした。
しかし、著者の主張は、ハワイを見殺しにしたこの戦略を暴露して非難することではなく、枢軸と戦う上で必要な措置であったことを認めようというところにあります。
真珠湾はもちろん、ヴェトナム戦争、湾岸戦争、そして今戦われている対テロリズムのアフガン空爆にしても、米国の戦争には正義の御旗がつきものです。しかし、いかにしてその御旗を手にしているのか、またそれを可能にしている情報戦に対する圧倒的な情熱を見失ってはいけないでしょう。それと同時に、遅々とはしていても情報公開に進んでいくもう一つの米国らしい面も、本書の重要な側面であると思います。