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柄谷 行人
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日本精神分析 単行本 – 2002/7/1

4.6 5つ星のうち4.6 6個の評価
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  1. 本の長さ
    261ページ
  2. 言語
    日本語
  3. 出版社
    文藝春秋
  4. 発売日
    2002/7/1
  5. ISBN-10
    4163584307
  6. ISBN-13
    978-4163584300
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商品の説明

内容（「MARC」データベースより）

独裁政治を防ぐにはどうするか? 古今東西の思想、文学、歴史テキストを駆使して、現代と日本の諸問題を鮮やかに照射した画期的論考。巻末には、本文で取り上げた、芥川、菊池寛、谷崎の短篇小説も掲載する。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 文藝春秋 (2002/7/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2002/7/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 261ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4163584307
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4163584300
  • カスタマーレビュー:
    4.6 5つ星のうち4.6 6個の評価

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柄谷 行人

柄谷 行人

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1941年生まれ。評論家　(「BOOK著者紹介情報」より：本データは『 世界史の構造　(ISBN-13: 978-4000236935 )』が刊行された当時に掲載されていたものです。)　　　　　　　　　

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上位レビュー、対象国： 日本

雨村霞当馬
5つ星のうち5.0 細かいセンテンスそれぞれの文学
2018年8月18日に日本でレビュー済み
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まず、巻末に谷崎潤一郎先生と芥川龍之介先生の短編を入れているところが良かったです。そのことで興味深い評論をされていたので、その部分を読みつつ読むのが楽しいです。CD付きの本とかと同じで、楽しめます。買うか買わぬか別にして、吉田秀和先生の音楽評論に、そのまま一部でも全く同じ音源とか入れて欲しいです。買うか買わぬかというのは、当然版権切れとは言え高くなってしまうだろう、ということで、でこれは文章です。版権切れの古い文章です。（価格に影響なし）似たような構成だと思いました。追いにくい、というのは同義です。よく、ネット時代でタダ読みとか表現者に生きにくい時代とか。しかし、そうして面白いものを探すのは別ですよ。幾ら無料漫画図書館とか言いつつも、そう言う風に身銭と時間を使わないと、みんなワンピースぐらいしか面白いものがあると知れないでしょ。柄谷先生も、佐藤優先生の著作、かつ同じものばかり死ぬほど読み返していて、柄谷先生の言及から柄谷先生に取り組むようになりました。仮にタダ電子書籍で流し読んでいるくらいでは、言及されている人がこれだけ面白いとか読もうとか考えない訳です。事実、全く無言及のものまで、柄谷先生総当たり、の時代になった訳です。ただヒューモアとしての唯物論、タイトルからしてヤバいと思ったのですが、どうも西洋哲学は用語が難しくなにも頭に入らないという。しかし日本文学のこれは（日本文学の起源と姉妹編のようです）実にストンと腑に落ちて面白い。舌鋒するどく、特に作者本人でなく、それを評する人に関してこき下ろすことが本作含め著者には多く、同族嫌悪だろうな。と思いました。逆に仲良しグループであらんとする批評家の文は面白くないだろうな、と思いました。よくヨーロッパの日本語に訳される批判、というのは相手を切るようなイメージでなく、分析するもので、しかし日本人は批判というと悪口をイメージする。と聞きますが、どういう訳が日本語の都合か、批判、批評すらも、なにか我々に爽快な悪口を期待します。例えば福田和也の、村上龍評、常に流行の三歩あとを歩む流行人＝田舎者、とありまして、批判とも呼べない恐ろしい悪口（俺が龍なら日本刀持っておしかける）しかし、楽しい。ヨーロッパの人は批判は相手を傷つけないように分析に終始する方もいましょうが、日本の批判はやはり思い切り傷つける方が面白いようです。柄谷先生はどっちかというと穏健かな、と思いましたが、本作はかなり痛烈に他人を斬っていて、（他では小林秀雄先生すらも多少斬るという勇気のあることを）とても、楽しいです。悪口も名人芸になっているとよろしいです。後本人がまじめに生きているなら。例えば故安原田謙先生など、痛快に大江健三郎先生を斬っていますが本人が泥棒だったという（書店、あと作家h．m先生の生原稿）だから批判者は絶対にまじめでないといけないと思います。斬ったものから完全に刃がこちらに迫ります。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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nosebleederjp
5つ星のうち5.0 柄谷氏の自由な自己分析
2003年7月31日に日本でレビュー済み
柄谷氏の「トランスクリティーク」はカントとマルクスの可能性の中心を読み解く本であったのに対して、本書は大正時代の文豪の短編を通して、NAMで柄谷氏が実施している地域通貨やくじ引きについて、言わば「トランスクリティーク」を解説している本でもある。その意味で「日本精神分析」は彼の政治的な実行に関して伴うある実践についての「分析」になっているが、それはそのまま彼の前著の「分析」ともなっているように感じられる。しかしながら前著のタイトなつくりに比べれば、本書のなんと自由なことか。やはり柄谷氏の真骨頂は文芸の分析にあると感じるのは私だけであろうか。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
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そばばばん
5つ星のうち4.0 興味があれば
2002年9月3日に日本でレビュー済み
柄谷氏は，æ-°ãŸãªã‚¢ã‚½ã‚·ã‚¨ãƒ¼ã‚·ãƒ§ãƒ³ã®æ§‹ç¯‰ã¨ç¤¾ä¼šå¤‰é©ã‚'目指ã-ています．
å...·ä½"的に言えば，（『トランスクリティーク』におã'るå"²å­¦çš„æ'žå¯Ÿã‚'基礎とã-た上で）『ＮＡＭ―原理』や『可能なるコミュニズム』等のè'-作の中で，資本と国家・代表制・通貨等について縦横に語り，非常に興å'³æ·±ã„æ'žå¯Ÿã‚'踏まえてæ-°ãŸãªæŠ½è±¡ç†å¿µã‚'提示する一æ-¹ï¼Œã€Œãã˜å¼•ãã€ã€Œï¼¬ï¼¥ï¼'Ｓ」など，説å¾-力あるテクニカルなå...·ä½"è«-も同時に提示するã"とで，彼の提示するæ-°ãŸãªç¤¾ä¼šåƒãŒï¼Œã‚たかもè¿'未来に実現可能であるかのような「錯覚」ã‚'与えてくれます（実際に「ＮＡＭ」という運動ã‚'èµ·ã"ã-ていますが）．
ã"の理念と運動への評価はさておき，本書についてですが，本書では，芥川・菊池寛・谷å'Žæ½¤ä¸€éƒŽç­‰ã®ä½œå"æ‰¹è©•ã‚'通じて，上記の問題ã!«!ついて語っています．主張自ä½"は上記の本のå†...容のほぼ再構成です．å¾"って，柄谷氏が芥川や谷å'Žã‚'「だã-」にã-てＮＡＭã‚'どう語るか，というã"とに興å'³ãŒã‚るならば，購å...¥ã™ã¹ãã§ã™ï¼Ž
逆に，『ＮＡＭ―原理』あたりã‚'読ã‚"で「もう十分」という人は，あまり面白くないかもã-れませã‚"．
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
 レポート
フジキセキ
5つ星のうち3.0 新しきイデオロギー/柄谷行人その可能性の中心
2003年3月6日に日本でレビュー済み
大正時代の3人のæ-‡è±ªã®çŸ­ç·¨ã‚'評è«-ã-ています。ã-かã-筆è€...は単に感想ã‚'書いているだã'ではなくて、そã"に潜在する
イデオロギーã‚'読み解いているわã'です。
ã"の3つの短編が柄谷行人の押ã-進めているＮＡＭç"Ÿæˆã€ã‚¨ã‚³ãƒžãƒãƒ¼ã€é¸æŒ™åˆ¶åº¦ã®æ"¹æ­£ãƒ¼é¸ã‚"でからくじ引きで選出するの母ä½"になるイデオロギーです。
非常にå"越ã-た理è«-はマルクス以来の出来事でã-ょう。ã-かã-ながら社会主義が、å...±ç"£ä¸»ç¾©ãŒæ­©ã‚"だé"のりー大量虐殺や粛正ã‚'考えても明らかなã"とでã-て、彼の理è«-がそのまま社会に反映されたらよくなるかç-'問です。
特に選挙のくじ引き制度はãƒ-ロ野球のドラフト制度ã‚'みたら空白の1æ-¥ã¯ã‚るわ、権力に押ã-潰されて、
逆指名や裏é‡'工作のＦＡ権å-å¾-など何もなかった頃よりもさらにひどくなってã-ã!¾!!った！
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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