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神々の食 単行本 – 2003/8/8
- 本の長さ154ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2003/8/8
- ISBN-10416359700X
- ISBN-13978-4163597003
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (2003/8/8)
- 発売日 : 2003/8/8
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 154ページ
- ISBN-10 : 416359700X
- ISBN-13 : 978-4163597003
- Amazon 売れ筋ランキング: - 962,593位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 617位グルメエッセー
- - 1,720位和食
- - 86,201位科学・テクノロジー (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
1945年、北海道生れ。埼玉大学理工学部中退。
二十代から世界各地を旅し、ギリシャ、沖縄、フランスで暮らす。現在は、札幌在住。公式サイトは[cafe impala]
http://www.impala.jp
1988年「スティル・ライフ」で芥川賞を受賞。詩、小説、随筆、翻訳(英・ギリシャ語)、書評と執筆は多岐にわたる。広く深い文学的教養と理系的知識を土台に、自然と人間の関わりについての示唆に富んだ作品を多く著している。
ワープロ原稿で芥川賞を受賞した初めて作家でもあり、9.11をきっかけに毎日メールマガジンを通じて意見を表明する(『新世紀へようこそ』に収録)など、早くからデジタル・メディアの活用に関心を持つ。2014年からは株式会社ボイジャーと共同で自身の著作の電子アーカイブ化にも取り組んでいる。
主な著書に『母なる自然のおっぱい』(読売文学賞)『マシアス・ギリの失脚』(谷崎潤一郎賞)『ハワイイ紀行』(JTB出版文化賞)『花を運ぶ妹』(毎日出版文化賞)『すばらしい新世界』(芸術選奨文部科学大臣賞)『イラクの小さな橋を渡って』『憲法なんて知らないよ』『言葉の流星群』(宮沢賢治賞)『静かな大地』(親鸞賞)『パレオマニア』等。2003年、著作活動全般について司馬遼太郎賞、「池澤夏樹=個人編集 世界文学全集」の編纂で朝日賞を受賞。
東日本大震災の後は被災地に通い、『春を恨んだりはしない』『双頭の船』『アトミック・ボックス』を執筆。震災をきっかけに日本と日本人について思索したいとの思いから、「池澤夏樹=個人編集 日本文学全集」に取り組み、2014年末から刊行開始。
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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沖縄の自然と人の手が生み出した豊かな食の世界が、たんたんとつづられる。
タルケンの写真も鮮やかで、みずみずしくて、いつもながらに目眩がする。
この本の成り立ちからいって、沖縄旅行の前日、または
行きの飛行機の中で読むのが正しい、と思う。
これから、たっぷりと沖縄の食べ物にありつける己のシアワセを
これ以上増幅してくれる装置はない。
「これも食べたい」「これを嘗めたい」「これをすすりたい」
口と体と心がいっせいにニヤニヤし出すのを誰も押さえきれないだろう。
本書で最初に取り上げられているのは豆腐。
「豆腐は魔法である。」
~~
という一節から本文は始まるが、実に奥深く、心の中で浸潤する。このほか、マンゴー、沖縄そば、黒糖、アイスクリン、泡盛、ゴーヤーなど南国の食材や食文化を取り上げ、その魅力をまことに味わい深い写真とともに紹介する。文章、写真ともに愛情に満ちたまなざしを素材に注ぎ、作り手には深甚なる敬意を表する。
~~
もともと南西航空の機内誌に掲載されたものをまとめたものだ。だから、というわけではないだろうが、頁をめくっているとなんとも不思議㡊??ことに南国に向かう飛行機に乗っている気になってしまう。
池澤夏樹は魔法である。~
沖縄ならではの35種の食べ物飲み物。 その食べ物・飲み物の魅力だけに留まらず、生活背景が目に浮かぶ文章です。 読んでみて、食したくなるだけでなく、思わずその場に行きたくなる文章である。
著者の作品は、文書の対象とその背景が目に浮かぶところが魅力ですが、本著では沖縄という土地や食、生活文化に対して、愛情をもって語られているということを感じずにはいられないと、想いました。