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それなら許す! ペーパーバック – 2004/10/27
田中 辰巳
(著)
- 本の長さ230ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2004/10/27
- ISBN-104163662405
- ISBN-13978-4163662404
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商品の説明
メディア掲載レビューほか
それなら許す!
不祥事を起こしたり、ミスをした後の企業の行方は、トップの謝罪の巧拙にかかっている。危機管理コンサルタントの著者が、「許される謝罪」「許されない謝罪」を解説する。
不祥事を起こしたり、ミスをした後の企業の行方は、トップの謝罪の巧拙にかかっている。危機管理コンサルタントの著者が、「許される謝罪」「許されない謝罪」を解説する。
許されない謝罪を、「言い訳や反論まじりの謝罪」「遅い謝罪」「処分のともなわない謝罪」など10に分類する。例えば、ハンセン病元患者の宿泊を拒否したアイレディース宮殿黒川温泉ホテルは、記者会見で「認識不足から迷惑をかけて申し訳ない」と詫びつつ、「宿泊拒否の判断はホテル業として当然」と言い訳したことで、批判を長期化させた。顧客情報漏洩が発覚した際、ジャパネットたかたは営業自粛したのに対し、ソフトバンクBBはコマーシャルを大量に流し続け、街頭での勧誘活動もやめなかった。記者会見や広告などでの謝罪の量はソフトバンクBBの方がずっと多かったが、好感を持たれて許されたのはジャパネットたかただった。
企業トップは、謝罪に臨む「心」を補強し、謝罪の「技」を学び、謝罪を支える「体制」を整えておくことが必要。「はじめに『罪の認識』をする」「“タダ”である記者会見を活用する」「潔い謝罪は“男を上げるチャンス”と心得る」など、許される謝罪の12のポイントをまとめる。
(日経ビジネス 2004/12/06 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
-- 日経BP企画
登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (2004/10/27)
- 発売日 : 2004/10/27
- 言語 : 日本語
- ペーパーバック : 230ページ
- ISBN-10 : 4163662405
- ISBN-13 : 978-4163662404
- Amazon 売れ筋ランキング: - 683,653位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 11,615位ビジネス・経済ノンフィクション
- - 31,087位投資・金融・会社経営 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2006年9月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
色々な具体例に対して、問題点・機会点を説明している内容でとても判りやすいでした。クレームにマニュアルは無いという事がある書籍に書いて有りました。この本から実例からどのようにクレームを捉えて対応するかベースの考え方があり、この事を基に考える事が出来ます。
2004年11月6日に日本でレビュー済み
ある意味、このタイトルで損をしているのかもしれない。
内容は、
「パターン別のダメな謝罪方法(実名)解説」
「謝罪を成功させるための必要条件」
「成功した希有な例」
となっている。
メインは、実名及び状況説明付きの実例解説。これだけでも、好奇心の強い(覗き見根性の強い?)人なら満足する内容だろう(それくらい面白い)。
しかし、本書の本質はそうではない。
詭弁術的な「許される方法」を教授するのではなく、不祥事が起こった場合、その状況にあった「最も適切な責任の取り方を基本にした、誠実な謝罪術」とは何か?を教えてくれる一冊である。
多くの凡例を読み、謝罪の必要条件(十分条件ではない)、判断基準の例などを読んでいくうちに、ある意味「男らしい」生き方(筋の通し方)を謝罪術の中に見出すだろう。それは企業のあり方、リーダーシップのあり方などにも及ぶと思う。
ある意味、「リスクマネジメントのため」として、企業のトップに読ませたいリーダーシップの本かもしれません。
内容は、
「パターン別のダメな謝罪方法(実名)解説」
「謝罪を成功させるための必要条件」
「成功した希有な例」
となっている。
メインは、実名及び状況説明付きの実例解説。これだけでも、好奇心の強い(覗き見根性の強い?)人なら満足する内容だろう(それくらい面白い)。
しかし、本書の本質はそうではない。
詭弁術的な「許される方法」を教授するのではなく、不祥事が起こった場合、その状況にあった「最も適切な責任の取り方を基本にした、誠実な謝罪術」とは何か?を教えてくれる一冊である。
多くの凡例を読み、謝罪の必要条件(十分条件ではない)、判断基準の例などを読んでいくうちに、ある意味「男らしい」生き方(筋の通し方)を謝罪術の中に見出すだろう。それは企業のあり方、リーダーシップのあり方などにも及ぶと思う。
ある意味、「リスクマネジメントのため」として、企業のトップに読ませたいリーダーシップの本かもしれません。
2006年9月7日に日本でレビュー済み
世の中が複雑化すると色々な職業が生まれるものだが、本書の著者の仕事は「謝り方コンサルタント」である。正確には「企業危機管理コンサルタント」であり、今日的でたいへん重要なお仕事である。
著者がいかに「謝り方のプロ」であるかは、本書の「はじめに」の冒頭を読んでいただくとよくわかる。生い立ちと家庭環境が非常に率直に記されているのだが、これが本書の中で「失敗例」として使っている企業に対するさりげない「謝罪」となっている。さすがは「謝り方のプロ」、と感心した次第。
本書は具体的で実践的な知恵に満ちており、文字どおり「面白くて、ためになる」本である。先日の「東横イン」事件も、まさに「謝り方を間違えた」典型的なケース。東横インの社長が本書を読んでいれば、あんなことにはならなかったのに、と本当に思う。
著者がいかに「謝り方のプロ」であるかは、本書の「はじめに」の冒頭を読んでいただくとよくわかる。生い立ちと家庭環境が非常に率直に記されているのだが、これが本書の中で「失敗例」として使っている企業に対するさりげない「謝罪」となっている。さすがは「謝り方のプロ」、と感心した次第。
本書は具体的で実践的な知恵に満ちており、文字どおり「面白くて、ためになる」本である。先日の「東横イン」事件も、まさに「謝り方を間違えた」典型的なケース。東横インの社長が本書を読んでいれば、あんなことにはならなかったのに、と本当に思う。
2005年1月13日に日本でレビュー済み
謝罪は難しい。謝ったつもりが、逆に印象を一層悪くしてしまうことは往々にしてある。何のための謝罪なのか、謝る方も謝られる方も判然としない状況を、最近もテレビで見た。
どうしてこんなことになってしまうのか。それは謝罪に言い訳が混じるからである。言い訳が混じったお詫びは謝罪ではない。
本書は様々な「謝罪」の失敗例を挙げながら、許されない謝罪を10に分類する。この中でよく見られるのが、「言い訳の混じった謝罪」「曖昧な謝罪」「遅い謝罪」だ。私の経験から言えば、この3つで拙い謝罪の9割を占める。卑近な例を挙げれば、遅刻した時の謝罪で、大方の人は「道路が混んでいて」というような言葉を付け加える。これは「言い訳の混じった謝罪」の典型例であろう。
著者は、これらの実例をまとめながらその反省点を踏まえ、次に「許される謝罪」のポイントを12挙げている。これは危機管理の具体的な実践書であり、組織に属する人あるいは組織に関わりを持つ人ならば、読んで得るところが大である。
どうしてこんなことになってしまうのか。それは謝罪に言い訳が混じるからである。言い訳が混じったお詫びは謝罪ではない。
本書は様々な「謝罪」の失敗例を挙げながら、許されない謝罪を10に分類する。この中でよく見られるのが、「言い訳の混じった謝罪」「曖昧な謝罪」「遅い謝罪」だ。私の経験から言えば、この3つで拙い謝罪の9割を占める。卑近な例を挙げれば、遅刻した時の謝罪で、大方の人は「道路が混んでいて」というような言葉を付け加える。これは「言い訳の混じった謝罪」の典型例であろう。
著者は、これらの実例をまとめながらその反省点を踏まえ、次に「許される謝罪」のポイントを12挙げている。これは危機管理の具体的な実践書であり、組織に属する人あるいは組織に関わりを持つ人ならば、読んで得るところが大である。