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鈴木隆

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滅びの遺伝子山一證券興亡百年史単行本 – 2005/6/10

鈴木隆 (著)

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本の長さ

295ページ
言語

日本語
出版社

文藝春秋
発売日

2005/6/10
ISBN-10

4163671404
ISBN-13

978-4163671406
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登録情報

出版社 ‏ : ‎ 文藝春秋 (2005/6/10)
発売日 ‏ : ‎ 2005/6/10
言語 ‏ : ‎ 日本語
単行本 ‏ : ‎ 295ページ
ISBN-10 ‏ : ‎ 4163671404
ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4163671406

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鈴木隆

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2022年2月22日に日本でレビュー済み

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きれいな本で満足

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開運

「滅びの遺伝子」というのは、どうでしょうか？

2011年8月3日に日本でレビュー済み

「滅びの遺伝子」という刺激的な表題が目について、手に取りました。

山一證券の経営破綻の模様については、破綻のときに、何冊か読みました。
そして、植谷久三、横田良男、行平次雄のラインが、山一の破綻を招いたという話はよく耳にし、「エリート意識」「官僚主義」「東大重視」が山一の社風であるという話もよく聞くことでした。
それを、本書では、創業時からさかのぼって、「滅びの遺伝子」として、その流れ及びその源流を説明しようとしています。

佐藤正明氏の解説によれば、
著者は、三代目社長、太田収が「滅びの遺伝子」を持ち込んだという仮説を証明するために、物語を幕末にまで、さかのぼらせ、太田収の大叔父、佐々木只三郎から受け継いだ大局観の欠如がそれにあたる、
ということです。

私には、著者の強調する「滅びの遺伝子」の仮説がやや強引に思われ、それが邪魔になって、かえって本書を読みにくくしている、というのが素直な感想です。
（67）

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nibosubosi

つぶれるべくしてつぶれたのか…？

2009年5月1日に日本でレビュー済み

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山一の創業者小池国三の堅実路線が、中興の祖、太田収・大神一らによって否定され、逆に野村の創業者野村徳七の投機体質が、後継者らによって堅実路線に変っていく経緯が対照的だ。
著者は、太田・大神の”遺伝子”がその後の経営者に受け継がれ、平成の大崩壊に至ったと語る。
遺伝子とは社風、空気、といった意味だろうか。どこの会社にもありそうな病巣だが、山一の場合、思い切った外科手術を行う胆力のある社長が出なかった。胆力のある人は粛清された。
終戦時、山一は業界最大手で野村は7〜8番手だった。野村がのし上がってきても利益ではトップを譲らなかった。4社の最後尾しか知らない者には眩しいくらいだ。
それにしても山一はいい会社だった。潰してはならない会社だった。植谷久三以降の社長は万死に値する。
ただ、”遺伝子”を強調するあまり、しょっちゅう幕末との対比が出てくるのがちと煩わしい。
前半の歴史叙述にやや謝罪史観の臭いが感じられるのも難。

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木下　晴雄

何度も失敗を繰り返しながらも自社の遺伝子を変えられなかった

2024年2月27日に日本でレビュー済み

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学閥に頼った経営が経営者の慢心を招き、滅びたのだろうか？

2007年11月18日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

「東大にあらざれば社長になるべからず。」、「日本経済の平家物語」なのだそうだ。

これだけでも、ウケたなあ。

でも、ウチの大切な息子ちゃんには、社長になれなくてもいいけど、東大に合格して

ほしいな（？）。

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vatmideo

組織の意思決定のための反面教師

2009年3月11日に日本でレビュー済み

山一証券の107年の歴史、大正から昭和、平成にかけての金融界の歴史であり、それなりに得るものがありました。
ただ「遺伝子」や「家父長制」といった「こじつけ」がなければ、もっとすっきりと読めたような気がします。それらを「社風」と読み替えれば妥当なのかもしれません。
固有名詞が多く、また時系列が入り組んでいますが、会社という組織の意思決定のための反面教師が散りばめられています。

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tfm

山一を中心とした證券業界の歴史を回顧

2005年8月6日に日本でレビュー済み

　太田収を基点とした滅びの遺伝子が、バブル崩壊時における営業特金の損失を導き、山一證券が破綻せざるを得なくなった推移を描いている。その他の大手証券会社は異なった遺伝子をもっており、その差が破綻との結果を分けた。
　さらに、本書の価値は日本経済の歴史、證券業界の歴史の叙述にもあると感じた。日本経済・金融界の歴史を知る上での貴重な一冊ではないかと思う。

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