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9・11生死を分けた102分 崩壊する超高層ビル内部からの驚くべき証言 単行本 – 2005/9/13

4.1 5つ星のうち4.1 20個の評価

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最初の飛行機が激突してから2棟目のビルが倒壊するまでの102分間を、証言・通話記録等を基に克明に描いた感動のドキュメント
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商品の説明

出版社からのコメント

 2001年9月11日のアメリカ同時多発テロ事件からはや4年、なんで今さら「9.11ものを……」とお思いかもしれませんが、それにはちゃんと訳があります。
まず、「102分」とは、同時多発テロの被害の中心となったニューヨークのワールドトレードセンターの第一棟(北タワー)に一機目の航空機が激突し(8時46分)、第二棟(南タワー)に二機目が激突し(9時2分)、南タワーが崩壊し(9時59分)、そして北タワーが崩壊する(10時28分)までの時間です。
その間に、二つの超高層ビルの中で何が起こっていたのかを、200回以上におよぶ生存者やその家族・知人へのインタビュー、警察や消防の交信記録(はじめ当局は記録の公開をしぶっていたという)、電話やメールの記録などに基づいて、証言に証言を積み重ねることによって示しています。その作業をまとめるのに3年以上の歳月が必要でした(原書のアメリカでの刊行は05年1月)。
126人の犠牲者を含む、ビル内にいた352人の証言から、いま初めて明らかになったことのいくつかを挙げると――
●民間人のほとんどは自力で脱出していた
●殉職した消防士の多くが、ビルが崩壊の危機に瀕していることを知らなかった
●建物の防火構造に問題があった
●警察と消防のあいだの没交渉による情報の遮断とその悪影響
などです。事件直後は、消防や警察関係者の献身的な活躍と殉職ばかりがクローズアップされ、ビルの中で実際に何が起こっていたかが冷静に検証されることはありませんでした。いま初めて検証された結果、著者たちが言うように、「この日の犠牲者全員がテロリストに殺されたとみなしたのでは、彼らの“手柄”を過大評価することになってしまう」事実が次々と明らかになったのです。あの日、超高層ビルそのものが凶器と化したのでした。
 また、飛行機の激突後、何が起こっているのか全くわからないまま避難階段を通って脱出を始めたビル内の民間人たちの、気高く人間味あふれるエピソードの数々も、胸を打ちます。
 本書は352人の証言をまとめたものです。カタカナの人名が次から次に出てきます。誰がどの人か、途中で判らなくなるかもしれませんが、最後まで読み通してください。その際、「訳者まえがき」に記された人びとの名前を頭の片隅に置いていただければ、少しは読み進める助けになるかと思います。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 文藝春秋 (2005/9/13)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2005/9/13
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 384ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4163674306
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4163674308
  • カスタマーレビュー:
    4.1 5つ星のうち4.1 20個の評価

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上位レビュー、対象国: 日本

2020年9月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
結末を知っているだけに登場人物の一挙一動に胸を締め付けられます。何度も本の中の登場人物達に早く逃げて!と伝えたくなりました。

綺麗な青空の中、真っ黒な煙をあげてそして蛇腹のように消えていったツインタワー。
当時、中学生だった私はあのビルに多くの民間人が居るなんて思いもしなかった事を覚えています。(のちに2,700名を超える方が亡くなったと知り恐ろしい瞬間を見てしまったと震えました)

建物の耐火性や公的機関の連携など問題点も挙げられおり、歯痒さが倍増しました。

記録として優れた本だと思います。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2020年11月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
陰謀論・テロリスト批難といったところから離れて冷静に現場の死者を含めた体験者の声を収録している。
内容は概ね飛行機突入前から、センタービル倒壊直後までが描かれている。
現場の声以外に著者の主観が入っており、それは大きく分けて次の3つ。

①センタービルの非常階段がビルの規模の割に3つと少ない。非常階段同士の間隔が15メートルと短い。
非常階段にファイヤースペースが設けられていない。そのため突入階から上の人が避難出来なかった。
②鉄骨の耐火被覆が感で決められており、薄かった。そのため火災に耐えられる時間が短く、ビル倒壊につながった。
③ニューヨークの警察と消防の連携が取れていなかった。そのため、救助活動がうまくいかず、またビル倒壊に多くの消防士が巻き込まれ、殉職した。

つまり、なぜこれほど被害が大きくなったのか、その原因を主に建物の設計に求め、2次的には行政の連携に求めた。
行政にはなるほどと思わせるところがあった。しかし、建築設計には無理があると思われる。
それは次の理由からによる。
①非常階段の数について:私もセンタービルの半分ほどの高さのビルで且つ断面積がセンタービルと同規模の1辺が63メートル程のビルに勤めているが、非常階段の数は2つである。またセンタービルでは避難時、上層階・中層階で混雑した記述は無く、下層階でようやく混雑したとある。しかし、避難自体は倒壊より少し余裕をもって終了している。
②勤務先のビルでは、非常階段間の距離については30メートルは最低離れている。しかし、著作で述べられているようにノースタワーでは突入階より上、厳密には突入階最下部の93階より1つ下の92階より上は非常階段及びELVが破壊されていて避難が出来なかった。だがサウスタワーでは突入階からも避難出来た人が少なくとも18人いた(77階~85階に突入し、そのうち78階から上だけを見ても78階14人・81階1人・84階3人)。
その違いは何か?著作ではサウスタワーの77階~81階にある、ELV機械室の機械が破壊のエネルギーを逸らしたとある。しかしこれはあまり関係はないであろう。というのはノースタワーに突入した飛行機は北面のほぼ真ん中に突入、突入する飛行機から見て左側(東側)に若干逸れたが、ほぼ中央にあるコア(ELV・非常階段・トイレ・倉庫があるスペース)を通過・破壊した。このため、上階の人が避難が出来なくなった。避難階段がセントラルコア式ではなく、ダブルコアなど2か所以上に分散して、角々にあった場合はどうであったか?被害写真を見た限りでは、94階の北東部の斜角が破壊されており、また96階の南西の斜角も破壊されている。つまり飛行機はほぼ北から南へ中央付近を通過したにも関わらず、突入する飛行機から見て手前左側と右奥を破壊したことになり、即ちそれはビルの断面で見ると、全ての範囲に被害が及んでいることになる。だから階段がどこに設置されていようと同じ事である。
一方、サウスタワーでは飛行機が飛行機から見て向かって右に逸れ、突入個所は南面中央のやや右側(東側)であったが、進路が東側に偏っていたため、北東の角を目指す格好になり、被害は東側に集中した。そのため3か所の階段の内、1か所が通行可能となった。センターコアを平気で破壊する飛行機が機械ごときで破壊のエネルギーを逸らすわけはないのである。西側からは煙さえ出ていない。また爆発が東側に近い位置で起こったため、爆発のエネルギーが外部に大半が漏れたことも見逃せない。84階の西側にいた人によれば、突入時と爆発時の2回衝撃があったと証言しており、特に2回目の衝撃でビル内が破壊されたと述べている。
またファイヤースペース云々あるが、ノースタワー92階の人が1人も避難出来なかった理由が非常階段が破壊されていた以前に居室入り口扉が歪んで開かなかったとある。ということはファイヤースペースなど、非常階段に前室を設ければ却って障害物の扉が増え、歪んで開かなくなる可能性が増えるだけである。
③耐火被覆については、あまり崩壊に関係ないと思われる。というのは鉄骨さえも平気で切断し、耐火被覆など簡単に吹き飛んでしまっているからである。鉄骨が直に炎にさらされた。しかし被害写真を観察しているとあることが分かった。それはビル倒壊時に内側に凹んでいる箇所があったのである。これはほとんど本書も含めて触れられていない。場所はサウスタワーにあっては81階付近の東面の北東の角近くで、階と階の間を中心とした凹みでそれが倒壊に結びついたように見える。ノースタワーにあっては95~96階の南面の南東角近くで、両者の特徴は飛行機の進行方向、高さは機首が突入した階である。その個所の火災は他と違って、炎の高さが高く、上階の側面に余裕をもって到達しており、また自然鎮火していない。即ちジェット機の燃料等、飛行機の破片が集中した箇所である。本書では燃料は数分で燃え尽きたと語っているが、実際は塊が出来、倒壊時まで、燃え尽きていなかったことになる。そしてその燃料の塊の燃焼は鉄骨に多量の熱を伝え、ビル倒壊に決定的な役割を果たしたと見るのが妥当である。
内側に凹んでいるのは、梁等を溶かして、それに外角の鉄骨群が引っ張られたためと見られる。このことは本書では触れられていない。
以上より、本書の建築設計の不良がビル倒壊を招いたとする説は早計である。
もちろん、非常階段は適正な数を維持し、間隔も増やすことは必要であり、また耐火被覆も計算し、ある程度の時間、持つようにすべきだが、それは通常の火災(過失による出火・こっそり持ち込んだ燃料による放火)に対しては有効だが、爆発物の持ち込み・航空機の突入には無理であろう。そこまで考えて設計しろということに無理がある。
また本書で述べられていないが、飛行機の突入により、縦側の鉄骨が切断されたが、その効果は上階の重みを支えられなくなるだけではない。切断されることにより、それより下層階の鉄骨が今まで乗っかっていた上層階の重みが急に喪失することにより、伸び、ある大学教授の試算によれば0.7秒ほどで最大25センチも伸びるとのことである。伸びることによって各階の梁等の鉄骨とずれ、外れ、単に乗っけた状態である、積み木と同じような強度になるとのことである。これはビルとして致命的であろう。もともと崩れやすくなっている上、内側に凹み、外角の鉄骨が用を為さないようになれば倒壊も自明である。

以下に各ビルの破壊状況を記す。興味のある方は見てほしい。ノースとサウスでは破壊の仕方が異なる。ヘリコプターで空から破壊状況を眺めた人の感想ではサウスよりもノースの方が酷い状況だと言っている。しかし実際はサウスが先に崩壊した。

ノースタワー:93階~99階に突入。ノースでは面毎に被害状況を見てみる。

北面:飛行機が突入した面。94階~96階が外観から見て被害状況が激しい。しかし北西側から風が吹いているせいか、炎はあまり噴き出ていない。93階付近の外観鉄骨のアルミカバーが取れていないが破損が激しい。突入階より下であるはずの92階に一面炎が拡がっている。これはビル中心で航空機が爆発したため、エネルギーの逃げ場が少なく、ダクト等を伝って下階にいったものである。91階より下は一部西側で91階のアルミカバーに破損が見られる他は、損傷が無い。
西面:104階南側より多量の炎が噴出、ダクト等を伝ってこの個所に炎が伝って、火が拡大したものと思われる。
98階、一面に炎が拡がっている。噴出はしていない。風上のせいであろう。ここは西面で最も突入した航空機に近い(飛行機は右翼を上に傾けたため、98階が最も西面に近いため、99階は翼の先のため、燃料・破壊力ともに無い。)ためであろう。その下の97階も炎がふきだしている様子は無いが、アルミカバーが98階と比べて焦げている。96階は被害が確認出来ない。94階と95階は炎が噴き出していないが、一面火の海となっている。93階より下の階では被害が確認出来ない。94階・95階付近より人が何人か飛び降りていることが確認出来る。
南面:最も写真が無い為、分かりづらいが、西側は96階付近より炎が盛んに噴き出している。東側はそれより下の92階から99階付近(煙でよく見えない)まで炎が噴き出しているが、98階付近が激しい。先述した通り、ここの95階・96階付近が内側に凹んでいる。
東面:北側より3分の2が92階~98階にわたって激しい炎に包まれている。ここは風下のせいか、炎が盛んに噴き出し、アルミカバーが激しく焦げている。飛行機突入時にここより、炎が噴き出しているが、その際、アルミカバーにほとんど損傷が見られない。しかし、その後火災により、アルミカバーが炎で損傷し、脱落に及んでいる箇所がある。ここも93階~95階付近より数人が飛び降りていることを確認出来る。つまり、突入直後の爆発で炎が噴き出したにも関わらず、生存しており、その後の火災の延焼により、逃げ場を失い、飛び降りたと推測される。
以上がノースタワーの被害状況であるが、飛行機が真ん中に突入し、真ん中で爆発したため、爆発のエネルギーがあまり逃げず、4面にまんべんなく被害を与えていた。
明確に91階から下と92階から上で被害状況が分かれている。火災は外から見る限りでは92階より上で発生しており、生存した人で最も上階にいた人が91階というのも納得できる。ここが生死の境となった。しかし、91階より下の階でもELVや室内に閉じ込められ、或いはELVが落下し、命を落とした人が少数ながらいた。

サウスタワー:77階~85階に突入。サウスでは階毎に被害状況を見てみる。いずれも西面には被害がない。

76階より下:被害なし。
77階:飛行機突入面である、南面の西側に左翼がぶつかって出来たアルミカバーの損傷がある。北面中央付近に左翼の爆発で出来たと思われる、アルミカバーの損傷が見られる。
78階:南面中央に突入で出来た穴がある。ここに突入した左翼で78階スカイELVホールにいた人を数十人殺傷した。北面中央よりやや東側、左翼の爆発でアルミカバーが損傷。東面の一面で等間隔で、爆発により、アルミカバーが吹っ飛んだ跡が見られる。これはノースで見られない現象である。爆発位置が東面に近かった証左である。外れかかったが、外れず、水平についているアルミカバーも見られる。残っているアルミカバーも多い。
79階:南面中央に左翼が突入した穴がある。西面の損傷状況は概ね78階に同じだが、違うところがある。それは爆発直後こそ、延焼していず、煙も噴き出していなかったが、時間が経つにつれ、北側半分から煙が猛烈に噴き出してきた。これはビル中央で爆発・発生した火災が窓際へと延焼してきたためである。後半ではこの方面は主にこの79階から煙が出ていた。しかし、炎は噴き出していない。北面、当初中央よりやや東より付近で左翼が爆発した炎があり、アルミカバーに損傷が見られた。その後、より東側から上階より降りてきたと思われる燃料による火災の煙が激しく噴き出すようになった。また時間が経つにつれ先の火災が西側の北西の角に向かって延焼した。
80階:南面中央に機首が激突した穴があり。東面は79階と打って変わってアルミカバーが数か所で吹き飛んでいた。この吹き飛び方は82階まで続く。機首が突入した階であり、大爆発が起こったためである。ただし、吹き飛んだものの、その後の猛烈な炎は更に上階から出ていた。その後、南側半分は当初煙が出ていなかったが、激しく出るようになった。しかし、炎は噴出していない。北面でも東側の10メートルくらいにアルミカバーが完全に吹き飛んだ箇所がある。これは82階まで同様である。しかし79階と違い、北面では延焼が起こらなかった。これは大爆発により、可燃物が吹き飛んだか、モルタル等、不燃物が巻き上げられ、可燃物に覆いかぶさったためと思われる。本書であるように北面の北東の角より倒壊直前、飛行機が溶解したと思われる、アルミニウムが溶け出していた。これは上階の81階より垂れたものと思われる。
81階:南面、中央に機首が開けた大穴があり。東面、80階に同じだが、違うのは火災が早い段階で拡がっていたことだ。アルミカバーの吹っ飛び方は80階に同じだが、残ったアルミカバーの損傷の度合いが大きい。特に北側に近い所は損傷が激しい。北東の斜角は吹っ飛んでいる。炎がここから激しく噴き出ていた。北面、損傷は80階に同じ。しかし北西の斜角から10メートルくらいは炎が上階に余裕で届くくらいに上がっていた。この炎がリアル中継で見た炎だ。しかし延焼は起こっていない。80階と同様の理由であろう。
82階:南面、中央付近、右翼で開けた穴あり。東面、被害症状は80階・81階に同じだが、突入後、炎が勢いよく噴き出したのはこの階だ。残ったアルミカバーの損傷激しく、炎に盛んにあぶられた。特に北側程損傷が激しく、82階だけすっぽりと穴が開いているようだ。この階も北東の斜角が吹っ飛んでいる。炎が激しく噴き出している。北面は81階に同じだが、東側に当初激しい炎が見られた。しかししばらくすると見られなくなった。この階も延焼無し。
83階:南面。中央やや東より、右翼の突入の跡あり。東面、80階~82階のようなアルミカバーが吹っ飛ぶような損傷は見られなくなった。しかし、窓付近が黒煙で覆われていた。火災が起こっているというよりは下階から侵入しているようだ。北面、80階~82階のようなアルミカバーが吹っ飛ぶような損傷が見られない。しかし、東側の角近くに炎が噴き出していた。この火災がのちに西側に向かって延焼、北西の角付近まで拡がっていた。79階と同様な理由であろう。
84階:南面。右翼が突入した穴もしくは損傷があるであろうが、画像が無く、また煙で覆われていて確認出来なかった。東面、煙で覆われているが、特に損傷は無し。北面、損傷確認出来ず。
85階:84階に同じ。
86階以上:損傷無し。ノースタワーのように上階に火災が拡がっている様子は無かった。

まとめ 著者はノースタワーについて、火災が上階に拡がっていき、鎮火しているといっているが、104階を除き、上階へ延焼しているようには見えなかった。104階はダクトを伝わってである。また93階~100階は同じテナントが入っており、内部に階段を増設しており、その階段を炎が伝わって延焼したと充分考えられることから、上階への延焼は建物の欠陥では無いと思われる。
サウスタワーにて突入階から上より人が避難してきて、79階まで降りてきたがそこで煙がすごくて引き返したとあるが、これは飛行機が左翼を下に傾けて突入したためで、下階ほど中央よりに突入したためである。またサウスでは消防士が79階まで実際に行っているが、これは低層階用非常ELV(40階行き)が1機動いていたためである。その消防士たちは殉職したが、78階では多数の人が死んでいること、火災が小規模で2か所発生していることを報告した。
12人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2021年2月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
とても興味深い内容で、一気に読んでしまいました。こんなに綺麗で、しっかりした商品と思わずびっくりしました。お得に購入出来てありがたかったです。
2006年4月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
物語の切り込みは斬新だけれども、時間経過と登場人物の分かりづらさで、読みにくいなと感じた本。タワー突入時のニューヨークの衝撃を、タワーの外と中から登場人物を絞って時間を追って書き込んでいく形式です。横文字の人名が長いのと、2つのタワーでの時間経過が混ざるので、読みづらいと感じました。エピソード一つ一つは大変重要なものです。一瞬の衝撃、激震、あの瞬間が建物の内部からリアルにかかれ、その後の人々の行動には勇気があり、献身があり、愛があります。これらエピソードひとつひとつを追っていくと魅力ある本ですが、全体通して読むとちょっと読みづらいな、という印象。
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2008年11月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
膨大なインタビューと解析から導き出された力作。
ツイン・タワー崩壊の映像を見るだけでは分からなかった、タワーに何が起きていたかを、実感させる良書です。
衝突した航空機の被害を直接受けなかった階では、平然とエレベーターが稼動しているような巨大な建築物が、進捗的に崩壊していく様を、生存者の証言やタワー内からの通話記録から描き出しています。
画像から受けるイメージとは異なり、次第かつ着実にタワーに被害が拡大して、やがて崩壊する事が納得できます。
この本によって、爆発物による制御崩壊とかいうタワゴトは、完全に否定されたと思います。
その意味合いでも、稀にみる良書です。
13人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2017年12月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
911のドキュメンタリーはかなり見てきたのですが、
この本は今までより詳細に生存者の証言を記載しており、リアリティがありました。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2016年6月10日に日本でレビュー済み
あの日あの時あの場所で何が起こったのか
多くの人の証言を時系列で物語のようになるようにまとまっており、まるでよくできた小説のように読めます。
テレビで流れる映像を呆然と見ているしかなかったあの時を内側から見ることのできる本です。

細かいことをいうと、この本にまとめられているのは命の境界線の上にいて果敢に動くことのできた人の体験談が多くなっています。
その瞬間にどの場所にいたかで運命が決まってしまった人たちがとても多く、また、無事に逃げた一万人以上の人はあまり出てきません。
生き残ることを考えれば、何もなく、不安を感じてすぐに逃げることが最も大切なんだなと本の裏側から感じました。
登場人物が非常に多く、名前も実名であり、人を把握するのに頭をつかいますが、そもそも群像劇であり、個人に注目して読むような本ではないので問題ないと思います。
読んで絶対に損はありません。オススメします。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2013年3月9日に日本でレビュー済み
タワリング・インフェルノなる超高層ビル火災の映画があるが、本書は超高層ビル災害の貴重な記録。
全体の流れを把握するのには登場人物が多数登場するのは当然。

参考になったのは、避難階段は完全装備の消防隊員が上がってくる階段でもあるので大混乱になる事実である。
完全装備の消防隊員は20階程度でくたびれ果てることや、エレベータ隔壁が石膏ボードであることなど。

超高層ビルに大人口を詰め込んだ近代ビルの危険の書であり、利用者の心すべき著書である。
大津波以上に危険である。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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