慰霊碑へのいたずらがどこでもあるようだが、だれが何の目的でやっているのか本書ではあまり触れられていない。
単に民度が低いだけではないだろう。パラオのような親日国でもいたずらはあるのだろうか?
以前、千鳥ケ淵の戦没者墓苑を訪れた事があるが、さぞ立派なものだろうと思っていたのに、あまりに簡易なコンクリのお堂と周囲の貧弱な建
屋を見て、国は戦没者に対し、本当に尊崇の念と鎮魂の情を持っているのだろうかと、大きな疑問を持った。
見開きページに冴えない表情をして、妙にくだけた格好の著者の写真が載っているが、これは何を意味するのか?星一つ減点です。
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女ひとり玉砕の島を行く 単行本 – 2007/5/14
笹 幸恵
(著)
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戦争の痕跡さえ残さぬバブル絶頂の日本に育った団塊ジュニアの女性が慰霊の旅に同行。記憶の底に生々しい戦争体験を次代に繋げる
- 本の長さ277ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2007/5/14
- ISBN-104163691103
- ISBN-13978-4163691107
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登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (2007/5/14)
- 発売日 : 2007/5/14
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 277ページ
- ISBN-10 : 4163691103
- ISBN-13 : 978-4163691107
- Amazon 売れ筋ランキング: - 726,805位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2010年9月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
若い女性である著者がかっての激戦地である南太平洋の島々を単独で、あるいは祖父の世代に当たる元兵士
に同行して訪れ慰霊した記録を伝えている労作。目的地に着くまでが大変。遺族や元兵士の話を織り交ぜながら、当時の様子を分かりやすく伝えている。そこから見えてくるのは当時の国と国民の関係で、兵士(国民)は「消耗品」として扱われている。また作戦を指揮する軍官僚の無責任さは現在に通じるものがある。
当時の兵士たちは80代後半になり生存者の数は年々減って間もなく生きた歴史の証人はいなくなる。
翻って現代の大多数の人は興味を示さず特に若い人にはそういう戦いがあったこと自体知らない人が多い。
このような風化直前の時に著者のような若い人が島々での激戦を分かりやすく紹介しているこの本は歴史の
流れを閉ざすことなく次の世代へ伝えてくれるものと期待している。
に同行して訪れ慰霊した記録を伝えている労作。目的地に着くまでが大変。遺族や元兵士の話を織り交ぜながら、当時の様子を分かりやすく伝えている。そこから見えてくるのは当時の国と国民の関係で、兵士(国民)は「消耗品」として扱われている。また作戦を指揮する軍官僚の無責任さは現在に通じるものがある。
当時の兵士たちは80代後半になり生存者の数は年々減って間もなく生きた歴史の証人はいなくなる。
翻って現代の大多数の人は興味を示さず特に若い人にはそういう戦いがあったこと自体知らない人が多い。
このような風化直前の時に著者のような若い人が島々での激戦を分かりやすく紹介しているこの本は歴史の
流れを閉ざすことなく次の世代へ伝えてくれるものと期待している。
2007年9月21日に日本でレビュー済み
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ガダルカナル、ニュージョージア、ブーゲンビル、タワラ、マキン、サイパン、硫黄島。
太平洋戦争の激戦地(『玉砕の島』)を巡るルポルタージュ。
30代の筆者が、慰霊団と共に、あるいは個人で戦跡を訪れる。
圧倒的な自然、島の人々、慰霊団の人々、慰霊碑。
それらを描く著者の筆はやさしく明るい。一方、戦争体験というものを、はたして世代を超えて本当に受け継いでいけるのか、と著者は悩む。
戦後62年を考えさせられる本です。
太平洋戦争の激戦地(『玉砕の島』)を巡るルポルタージュ。
30代の筆者が、慰霊団と共に、あるいは個人で戦跡を訪れる。
圧倒的な自然、島の人々、慰霊団の人々、慰霊碑。
それらを描く著者の筆はやさしく明るい。一方、戦争体験というものを、はたして世代を超えて本当に受け継いでいけるのか、と著者は悩む。
戦後62年を考えさせられる本です。
2013年6月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
包装、配送の速さ特に問題なく早く届きました。
ハードカバーの本が割安に手に入り、内容もほぼ期待通りで満足してます。
いわゆる戦記物というよりも、遺族に寄り添う控えめな筆致だと思います。
ハードカバーの本が割安に手に入り、内容もほぼ期待通りで満足してます。
いわゆる戦記物というよりも、遺族に寄り添う控えめな筆致だと思います。
2009年9月11日に日本でレビュー済み
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著者が訪れたブーゲンビル島は昭和20年5月、伯父が25歳で米機の機銃掃射により戦死した島です
残念ながら、その地ブインを訪れることが出来ませんでした 私も一度慰霊の旅をしようと思っていたところにこの本に出会いました 旅行ガイドも載っていて分かりやすいです
著者は若いのたいへんよく勉強されています 私の言いたいことを代弁しているような箇所もありました
中、高校、一般の図書館に是非置いて欲しいです 私の時代は中国の旅でしたから(笑)
残念ながら、その地ブインを訪れることが出来ませんでした 私も一度慰霊の旅をしようと思っていたところにこの本に出会いました 旅行ガイドも載っていて分かりやすいです
著者は若いのたいへんよく勉強されています 私の言いたいことを代弁しているような箇所もありました
中、高校、一般の図書館に是非置いて欲しいです 私の時代は中国の旅でしたから(笑)
2008年2月3日に日本でレビュー済み
kayakayaは太平洋戦争などの戦記ものを好んで読む質だ。だが、その太平洋戦争の慰霊の旅、の本は本書が初めてである。もちろん、兵士の手記などで慰霊に触れられているものくらいは読んだことがある。しかし、本書のように、ガダルカナルやムンダ、ブーゲンビル、タラワ、マキンそしてサイパン、硫黄島などいくつもの戦跡を一人で巡った手記は初めてだ。
慰霊の旅とはどのようなものか。ひと言で表すのは難しい。だが、著者の行動については触れることによって慰霊の旅を具体的に分かる。観光地化されて手軽に日本から訪れることができるサイパン、テニアンは著者の個人旅行だが、他の戦跡の旅は元兵士や遺族から構成される慰霊団に同伴している。父を知ることなく赤ん坊時代に遺族となってしまった方々が、父の面影を少しでも求めて南方の島まで足を運ぶ。また、戦友を亡くしてしまって彼らを弔うべく戦跡を訪れる元兵士。彼ら慰霊団の行く土地はそれも訪問するだけでも、また滞在することも困難なところだ。訪問するところには慰霊碑が建立されていることが多いが、治安状況などによって、慰霊碑までたどりつけないこともある。また、慰霊碑そのものがなくなってしまっているケースもあり、慰霊団にとって悲しいことも多々ある。
著者は戦史をずいぶんと勉強したようで、戦跡での背景知識が豊富だ。リアルな戦争の描写と慰霊の旅が重なっている。単に戦跡を訪れました、という本ではない、今と昔が交錯するドキュメンタリー。戦争がまだ終わっていないことを戦後63年経った今も伝えてくれる。
慰霊の旅とはどのようなものか。ひと言で表すのは難しい。だが、著者の行動については触れることによって慰霊の旅を具体的に分かる。観光地化されて手軽に日本から訪れることができるサイパン、テニアンは著者の個人旅行だが、他の戦跡の旅は元兵士や遺族から構成される慰霊団に同伴している。父を知ることなく赤ん坊時代に遺族となってしまった方々が、父の面影を少しでも求めて南方の島まで足を運ぶ。また、戦友を亡くしてしまって彼らを弔うべく戦跡を訪れる元兵士。彼ら慰霊団の行く土地はそれも訪問するだけでも、また滞在することも困難なところだ。訪問するところには慰霊碑が建立されていることが多いが、治安状況などによって、慰霊碑までたどりつけないこともある。また、慰霊碑そのものがなくなってしまっているケースもあり、慰霊団にとって悲しいことも多々ある。
著者は戦史をずいぶんと勉強したようで、戦跡での背景知識が豊富だ。リアルな戦争の描写と慰霊の旅が重なっている。単に戦跡を訪れました、という本ではない、今と昔が交錯するドキュメンタリー。戦争がまだ終わっていないことを戦後63年経った今も伝えてくれる。
2014年11月19日に日本でレビュー済み
国家の命令で徴兵され外地で戦没した日本人が240万人もいる事に驚きます。
20世紀半ばに餓死して死んだものが数十万もいる。戦後70年以上経っているのに
遺骨の収集もされてない方が何十万いるのか正確な人数さえも分からないなんて。
酷過ぎる事実に愕然としました。国の無策に怒りさえ覚えます。
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20世紀半ばに餓死して死んだものが数十万もいる。戦後70年以上経っているのに
遺骨の収集もされてない方が何十万いるのか正確な人数さえも分からないなんて。
酷過ぎる事実に愕然としました。国の無策に怒りさえ覚えます。
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2008年1月16日に日本でレビュー済み
各章の始めに、島の滞在情報が載せられており、『地球の歩き方』的でもあり、私は、旅本の1冊として読んだ。
殆どの場所が中々日本からは行き難い場所であり、旅行記としても好奇心をそそるが、旅本ではないので、そちらに過剰な期待はできない。
遺族が戦死した地を訪れ、そこで祈りをささげるのだが、どこで死んだかすら分からぬ遺族が大勢居ることを思えば、その地にたどり着き、祈りをささげることのできる方々は、まだ恵まれているとも言えるかもしれない。
墓地で「南方にて戦死」との文字を見かける度に、いまだ見つけられていない彼らの骨は、どこで発見を待っているのかとと思ってきた。
国のために死にながら、遺骨すら探されず、遺族が建立した慰霊碑も時とともにうち捨てられていく。
靖国で戦死者を“英霊”・神格化しているのは、後に続く兵士のためとの見解があるが、骨も慰霊碑も棄民化させておいて、“英霊”もあったものではない。
勇ましいことを言う者が多くなっているが、その人たちが骨の収集や慰霊碑の維持・管理に銭を出し、汗を流したといった話も聞いたことがない。
阪神大震災で、生きた人すら政府は棄民にしていった。 政府の言うがまま戦地に赴いても、棄民とされるだけであるとの教訓を、慰霊碑は語っている気がしてならない。
殆どの場所が中々日本からは行き難い場所であり、旅行記としても好奇心をそそるが、旅本ではないので、そちらに過剰な期待はできない。
遺族が戦死した地を訪れ、そこで祈りをささげるのだが、どこで死んだかすら分からぬ遺族が大勢居ることを思えば、その地にたどり着き、祈りをささげることのできる方々は、まだ恵まれているとも言えるかもしれない。
墓地で「南方にて戦死」との文字を見かける度に、いまだ見つけられていない彼らの骨は、どこで発見を待っているのかとと思ってきた。
国のために死にながら、遺骨すら探されず、遺族が建立した慰霊碑も時とともにうち捨てられていく。
靖国で戦死者を“英霊”・神格化しているのは、後に続く兵士のためとの見解があるが、骨も慰霊碑も棄民化させておいて、“英霊”もあったものではない。
勇ましいことを言う者が多くなっているが、その人たちが骨の収集や慰霊碑の維持・管理に銭を出し、汗を流したといった話も聞いたことがない。
阪神大震災で、生きた人すら政府は棄民にしていった。 政府の言うがまま戦地に赴いても、棄民とされるだけであるとの教訓を、慰霊碑は語っている気がしてならない。