「あの政治家の話に、人はなぜひきつけられるのか」
この本では政策の是非については一切ふれられていません。
言葉の使い方のみを扱っています。しかし、それが見事な政治家論になっています。
この本を読み、あらためて小泉純一郎前首相の異質さを確認しました。そして現首相の頼りなさも。
人の上に立つ立場にある人、特に言葉で人を動かす立場にある人は必読です。
野党の政治家の分析も読みたかったので☆一つマイナスさせていただきましたが、☆5つの価値ありの書籍です。
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言語学者が政治家を丸裸にする 単行本 – 2007/6/15
東 照二
(著)
歴代首相の所信表明演説、記者のぶらさがり取材、街頭演説……社会言語学者の徹底的な収集と分析によって、明かされた政治の本質
- 本の長さ271ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2007/6/15
- ISBN-104163692304
- ISBN-13978-4163692302
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登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (2007/6/15)
- 発売日 : 2007/6/15
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 271ページ
- ISBN-10 : 4163692304
- ISBN-13 : 978-4163692302
- Amazon 売れ筋ランキング: - 920,869位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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上位レビュー、対象国: 日本
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2017年12月30日に日本でレビュー済み
・一文に含まれる文節の数や、語尾に何を使用しているか(「です」か「ございます」かなど)が語られています。言語学を駆使した政治家の言葉の分析という惹句に惹かれるものがあったのだが、いささか肩すかし。
・全体に、小泉氏は素晴らしい。対して安倍氏は頼りない、というのが本書に一貫しているが、本書が出てから一〇年後に改めて読むと、安倍氏のブレの無さが分かる。
・本書が出てから、民主党の総理が三人出たわけだが、彼らの言葉も分析してもらいたい。
・本書を前に身も蓋もない言い方になりますが、政治家は言葉ではなく行動だなあ、とは思う次第。(最近の政治家の失言オンパレードはまた別の問題でありましょう)
・全体に、小泉氏は素晴らしい。対して安倍氏は頼りない、というのが本書に一貫しているが、本書が出てから一〇年後に改めて読むと、安倍氏のブレの無さが分かる。
・本書が出てから、民主党の総理が三人出たわけだが、彼らの言葉も分析してもらいたい。
・本書を前に身も蓋もない言い方になりますが、政治家は言葉ではなく行動だなあ、とは思う次第。(最近の政治家の失言オンパレードはまた別の問題でありましょう)
2009年9月14日に日本でレビュー済み
いわゆる小泉純一郎の分析本です。
それを、言語学の観点から分析しています。
内容としては、少し参考になったかな?
章立て(田中角栄、小沢一郎等々)も、魅力的ですが、
最初のイントロだけで、後は全て小泉賛歌と安倍批判といった感じでしょうか。
そのへんのあざとさが、少しイヤです
それを、言語学の観点から分析しています。
内容としては、少し参考になったかな?
章立て(田中角栄、小沢一郎等々)も、魅力的ですが、
最初のイントロだけで、後は全て小泉賛歌と安倍批判といった感じでしょうか。
そのへんのあざとさが、少しイヤです
2007年10月14日に日本でレビュー済み
小泉純一郎がなぜ高い人気を博し続けられたのか、彼の話す言語から探ろうとする試み。それに比べて安倍晋三は…これじゃあダメよね、という構成になっている。多くの政治家の話し言葉を分析しているかと期待したが、主眼は小泉・安倍の比較に絞られていると言ってもいい。そのほかに登場するのは、田中角栄、竹下登、小沢一郎など。
小泉・安倍の話し方の違いについては、日頃テレビなどで聞いて感じていたことを分析的にみせてもらった、という印象で、新たな驚きは無いが、小泉前首相の話しぶりを懐かしみつつ読んだ。安倍前首相のしゃべりは確かに魅力に欠けるが、わざと分かりにくいような話し方をする(私は永田町語と勝手に呼んでいます)竹下登や小沢一郎のスタイルよりはよっぽど好ましいと思う。福田現首相の話し方は、官房長官時代の印象から、この本の分析を参考に考えると、安倍前首相よりはいくらか魅力ある話し方、と言えるかもしれない。
小泉に倣えとは言わないまでも、政治家は話す・伝える、ということにもっと真剣に取り組んで欲しいもの。話し方が支持率に繋がるということは、それがすべてではないにせよ、悪いことではない。以前のように、政治家語を翻訳するのが政治評論家の仕事、と言う時代には戻らないで頂きたい。
小泉・安倍の話し方の違いについては、日頃テレビなどで聞いて感じていたことを分析的にみせてもらった、という印象で、新たな驚きは無いが、小泉前首相の話しぶりを懐かしみつつ読んだ。安倍前首相のしゃべりは確かに魅力に欠けるが、わざと分かりにくいような話し方をする(私は永田町語と勝手に呼んでいます)竹下登や小沢一郎のスタイルよりはよっぽど好ましいと思う。福田現首相の話し方は、官房長官時代の印象から、この本の分析を参考に考えると、安倍前首相よりはいくらか魅力ある話し方、と言えるかもしれない。
小泉に倣えとは言わないまでも、政治家は話す・伝える、ということにもっと真剣に取り組んで欲しいもの。話し方が支持率に繋がるということは、それがすべてではないにせよ、悪いことではない。以前のように、政治家語を翻訳するのが政治評論家の仕事、と言う時代には戻らないで頂きたい。