元々自民党員であったが、一昨年辞めた。偏狭な保守についてけなくなったからだ。
この著者、加藤紘一さんがいたころは、まだ救いようがあったが、もうこの種の良質な保守が居なくなった昨今は、自民党も終わりな気がする。
中身はとても読みやすく、加藤さんの浪人時代の体験を織り交ぜて書かれている。偏狭な保守の人にはとても苦痛だろうが、普通の
感覚の人であれば抵抗なく読める内容である。
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強いリベラル 単行本 – 2007/6/1
加藤 紘一
(著)
- 本の長さ227ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2007/6/1
- ISBN-104163692401
- ISBN-13978-4163692401
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登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (2007/6/1)
- 発売日 : 2007/6/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 227ページ
- ISBN-10 : 4163692401
- ISBN-13 : 978-4163692401
- Amazon 売れ筋ランキング: - 954,478位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 531位政治家
- - 6,139位政治入門
- - 120,448位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
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2007年7月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「ただの人になって郷里に戻った私に初めて見えてきたもの」とあるとおり,これまでの加藤さんの著書とは内容が少し変わっている。地に足のついた,どっしりとした安定感を感じる。
市場原理主義を批判しつつ,単なる批判にとどまらず,しっかりとした対案を強い自信を持って明示しているところが,野党とははっきりと違う。私は規制緩和を旨とする小泉改革には基本的には賛成であるが,結果としてそれによって失われてしまった地域社会の絆の大切さを切々と訴えているところは傾聴に値する。
安部政権とは違うアプローチで教育の再生,農業の振興を具体的に提示しており,その見識はさすがだと思う。
今では時流から取り残されてしまったようなところがあるが,やはり加藤先生は品格ある政治家であると再認識させられた。
市場原理主義を批判しつつ,単なる批判にとどまらず,しっかりとした対案を強い自信を持って明示しているところが,野党とははっきりと違う。私は規制緩和を旨とする小泉改革には基本的には賛成であるが,結果としてそれによって失われてしまった地域社会の絆の大切さを切々と訴えているところは傾聴に値する。
安部政権とは違うアプローチで教育の再生,農業の振興を具体的に提示しており,その見識はさすがだと思う。
今では時流から取り残されてしまったようなところがあるが,やはり加藤先生は品格ある政治家であると再認識させられた。
2007年8月13日に日本でレビュー済み
著者は、強い国家を作るためには、国際協調が何より重要だと
力説します。国際協調には異論がありませんが、著者の指す国
際協調には中国への擦寄りが色濃く感じられます。また加盟諸
国のエゴの総意である国連を自国の憲法より上位の存在として
位置づける考えには同意しかねます。更に民主主義は、大いに
議論が必要と仰る著者にして、核保有の議論だけはご法度とい
う姿勢にはたいへん違和感を覚えました。
力説します。国際協調には異論がありませんが、著者の指す国
際協調には中国への擦寄りが色濃く感じられます。また加盟諸
国のエゴの総意である国連を自国の憲法より上位の存在として
位置づける考えには同意しかねます。更に民主主義は、大いに
議論が必要と仰る著者にして、核保有の議論だけはご法度とい
う姿勢にはたいへん違和感を覚えました。
2009年7月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
知事選や地方議員選、そして衆院選と、自民党と民主党の激しい攻防戦が繰り広げられていますが、様々な党の方々の演説を聞いたり、公約を読んだりしても正直抽象的な表現ばかりで今ひとつ信用できずにいました。しかし、この「強いリベラル」には、加藤氏が日本の現状について、何が問題だと考え、またその原因は何であり、どうすればその問題が解消されるのか、またはどのように対処したいと考えているのかについて、具体的に書かれています。「政治家の仕事」というのは、相手を批判したり、自己弁護したり、抽象的な言葉であいまいな公約をしたりすることではなく、国民に対し「現状を分析し、何に焦点を当て、どうな対処をするのか」を示すことだと考えますが、この本はまさにその点をしっかりと踏まえていると思います。加藤氏が地元の高校の卒業式でスピーチされた、「世界に視野を」「地域に足場を」という言葉は、まさに今の日本に必要なキーワードだと思います。