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アフロ・ディズニー エイゼンシュテインから「オタク=黒人」まで 単行本 – 2009/8/28
- 本の長さ304ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2009/8/28
- ISBN-104163716300
- ISBN-13978-4163716305
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登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (2009/8/28)
- 発売日 : 2009/8/28
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 304ページ
- ISBN-10 : 4163716300
- ISBN-13 : 978-4163716305
- Amazon 売れ筋ランキング: - 167,990位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 696位サブカルチャー (本)
- - 35,777位ノンフィクション (本)
- - 47,025位文学・評論 (本)
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著者について
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1972年生まれ。批評家、音楽家。96年~02年まで音楽批評誌「Espresso」を編集・執筆。様々な雑誌、webへの執筆・寄稿を行い日本のインディペンデントな音楽シーンに深く関わる。
2004年9月、菊地成孔との共著『憂鬱と官能を教えた学校 【バークリー・メソッド】によって俯瞰される20世紀商業音楽史』(河出書房新社刊)を上梓。2004、2005年と同氏と共に東京大学教養学部にて講義 を担当。『東京大学のアルバート・アイラー 歴史編』『同 キー ワード編』(菊地成孔・大谷能生/メディア総合研究所)として書籍化される。他に、『日本の電子音楽』(川崎弘二著 大谷能生協力/愛育社)、『200CDジャズ入門200音楽書シリーズ』(200CDジャズ入門編纂委員会編/学習研究社刊)等。2007年9月に月曜 社から初の単独批評単行本『貧しい音楽』刊行予定。音楽家としては、sim、masなど多くのグループに参加。2006年12月にはソロ・アルバム『「河 岸忘日抄」より』(原作:堀江敏幸)をHEADZからリリース。その他さまざまなセッションで演奏を行っている。
2007年には待望の第一批評集『貧しい音楽』(月曜社)を上梓。
2008年には 菊地成孔と共著で待望の『M/D マイルス・デューイ・デイヴィスIII世研究』(エスクアイア マガジン ジャパン)を発表。
また、2008年には 第二批評集『散文世界の散漫な散策 二〇世紀の批評を読む』(メディア総合研究所)も発表された。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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ちなみに、オタク文化とブラックカルチャーの親和性について、かつてストリートファイターやブラックビスケッツに夢中になったと言う40代ブラックアメリカンの友人にどう思うか聞いたら、黒人たちにとって、ジャパニーズカルチャーはその中に劣等コンプレックスや差別を内包しないところがいいんじゃないかと言っていました。(この辺については、本書でも言及されています)日本人の自分からすると差別がないとは全く思いませんが、偏見の性質やベクトルが、アメリカ文化とは若干異なるんでしょう。
またサムライ精神と彼らのレジスタンススピリットの共鳴というのはよく言われますけど、あらゆる存在や物質に生命を見出し尊ぶのは、私たちがよく知った日本的スピリチュアリズムな訳で、その言わば集合意識的な思考が、アフロフューチャリズムにも通じるのかも知れません。さらに太陽神の子孫だという神話を持つところなど。
(この辺は全部友人との会話で出てきた話で、余談に過ぎませんが、このテーマについて知りたい人がこの本を読むんじゃないかと思うよ)
なんにしても友人の一発目の分析がやっぱりファレルだったんですけど、もちろんこの点について本書は徹底的に掘り下げます。サンキュー、菊池&大谷!
映画が発明された頃の映像と音楽との関係、リュミエールとエジソンとの違い、そして現代の映像学を考察した慶応での講義の本です。
ところどころヒップホップやジャズやらの講義で流した曲名があるが、それを聴きながら読みたい本です。
しかし1冊の本としては大作『M/D』のあとだからか、まだ全体の前半だからか、今までのものとは違って刺激的な部分がありません。後半に期待でしょう。
シリーズの読者は必読ですが、そうでないなら、『憂鬱と官能を教えた学校』から読むのがいいんじゃないでしょうか。
一見、専門用語ばかりで遅い文章なのかと思いきや、口語で書かれているのも手伝って、かなりスラスラ読み飛ばせる?本になっています。
子供の頃大人が話してくれた面白い話の、オトナ版というか。面白い人が目の前で、面白い話を延々と、し続けてくれる感じ。
音楽と映画を大まかな軸に、倍音の話からファッションショーでのモデルの歩き方、レコードのジャケットの話、エイゼンシュテインに、ホームシアター、通過儀礼、人類の幼児化、などなど。
かなりバラバラと話を膨らませながら、なんだかゆったりと全部が縺れ合っていて、同じ著者の他の本もぜひ読んでみたくなりました。
後期は、そうしてバラバラと膨らんだ様々な分野の、それぞれ専門家を講義に呼び、話を聞くそうです。発売が今から楽しみです。