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ルリボシカミキリの青 単行本 – 2010/4/23
朽ちかけた木の襞に、ルリボシカミキリがすっとのっていた。
嘘だと思えた。
しかしその青は息がとまるほど美しかった。
しかも見る角度によって青はさざ波のように淡く濃く変化する。
それは福岡ハカセがハカセになるまえの、ぎれもないセンス・オブ・ワンダーの瞬間だった。
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私は虫を集めて何がしたかったのだろう?
フェルメールでさえ作りえなかった青の由来を、つまりこの世界のありようを、ただ記述したかったのだ
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科学の興奮、生命の不思議
・ウイルスは、私たちの遺伝子が分離してできたものだった
・アオスジアゲハとクロアゲハの幼虫は、食べる葉が違う
・「脳死」と「受精卵利用」によって、ヒトの命の時間は縮まっている
・ハチミツの濃度は死海の塩水よりも高い
・遺伝子のコピーミスで、生物は進化する
・だが、コピーミスをするがゆえ、人類は「がん」の呪縛から逃れられない
- 本の長さ232ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2010/4/23
- ISBN-104163724303
- ISBN-13978-4163724300
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商品の説明
著者について
青山学院大学理工学部教授(分子生物学専攻)。1959年東京生まれ。京都大学卒。ハーバード大学医学部研究員、京都大学助教授等を経て現職。分子生物学の最前線で研究活動を続ける一方で、生命科学の魅力を一般読者に伝えつづけている。2006年、第1回科学ジャーナリスト賞受賞。主著に『もう牛を食べても安心か』(文春新書、科学ジャーナリスト賞)、『生物と無生物のあいだ』(講談社現代新書、サントリー学芸賞・新書大賞)、『できそこないの男たち』(光文社新書)、『動的平衡』(木楽舎)、『世界は分けてもわからない』(講談社現代新書)など。
登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (2010/4/23)
- 発売日 : 2010/4/23
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 232ページ
- ISBN-10 : 4163724303
- ISBN-13 : 978-4163724300
- Amazon 売れ筋ランキング: - 384,438位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 108,194位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
ふくおかしんいち
1959年東京生まれ。京都大学卒。
米国ハーバード大学研究員、京都大学助教授などを経て、現在、青山学院大学総合文化政策学部教授。分子生物学専攻。専門分野で論文を発表するかたわら、一般向け著作・翻訳も手がける。
2007年に発表した『生物と無生物のあいだ』(講談社現代新書)は、サントリー学芸賞、および中央公論新書大賞を受賞し、67万部を超えるベストセラーとなる。他に『プリオン説はほんとうか?』(講談社ブルーバックス、講談社出版文化賞)、『ロハスの思考』(ソトコト新書)、『生命と食』(岩波ブックレット)、『できそこないの男たち』(光文社新書)、『動的平衡』(木楽舎)、『世界は分けてもわからない』(講談社現代新書)、週刊文春の連載をまとめたエッセイ集『ルリボシカミキリの青』(文藝春秋)など、著書多数。
最新刊は対談集『エッジエフェクト−界面作用−』(朝日新聞出版)。
現在、ヒトがつくりかえた生命の不思議に迫る番組、NHK—BS「いのちドラマチック」に、レギュラーコメンテーターとして出演中。また、生物多様性の大切さを伝えるための環境省の広報組織「地球いきもの応援団」のメンバーもつとめる。
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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有名な「Think globally, act locally.」の由来もこの本を読むと分かります。
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私はなぜわたしなのか?
ルリボシカミキリの青。
どんな人にも どんな行動にも ちょっとでもわけがあってそれが重なって 出来ている物語
それを うまく話してくれてる
もっと小さいうちに出会えたらよかったなぁ
パスツールの「幸運は準備する者にのみ微笑む」という言葉が好きですが、福岡ハカセも「チャンスは準備する心に降り立つ」と書かれていました。
日頃から教育現場で「私は全力で教えるけど、それを身につけるかどうかは生徒次第」と思っていましたが、「馬を水辺につれていけても水を飲ませることはできない」のくだりで、教育者は皆そうなんだ、それでいいんだと自分を納得させられました。
ユーモアあり、心にしみる言葉あり、前向きになれる本です。
励まし続ける、最後の最後まで励まし続けるという作者の言葉は
老若男女に共通したメッセージだと思う。