内閣・官僚機構・東電・アメリカ政府などの意思決定過程について、一次資料に肉薄した取材内容が記されており、良質なドキュメントとして価値がある。
その中で、著しく欠格であったのが、東電本店であり、原子力安全保安院・JNES・経産省・文科省などの規制に責任のある当事者たちである。
修羅場において個人が責任を持って決断するという姿勢が皆無であり、その場合は、逃避を選んでしまう。文科省がSPEEDIを陰に押しやってしまったことがその好例である。
現自民党政権は、菅民主党政権を非難しているが、現安倍政権が菅政権より責任感が強く、かつ内容にも立ち入ってうまくマネージできたとは思えない。菅元首相に感謝する。
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カウントダウン・メルトダウン 上 単行本 – 2013/1/27
船橋 洋一
(著)
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購入オプションとあわせ買い
政府や官庁からまったく独立した科学者や弁護士、ジャーナリストらのチームが福島第一原発事故の原因と被害の拡大について調査した「福島原発事故独立検証委員会調査・検証報告書」は、2012年3月に発表され大きな話題となりました。
書籍化した報告書は10万部を超えるベストセラーになり、報告は、「民間事故調の報告」として内外のメディアが繰り返し報道しました。
その「調査」を指揮、プロデュースした船橋洋一氏が、この「民間事故調」での調査以降も独自に、ワシントンの要人、内閣の閣僚、浪江町、飯館村、米NRCなどに取材をし、福島第一原発事故の「世界を震撼させた20日間」をノンフィクションとして描きます。
極限状況下で、日本政府、アメリカ政府、軍、東電はどう動いたか、神は細部にやどるといいますが、様々なエピソードが叙事詩のように詰みあがっていきます。
特に、アメリカ国務省の要人らによるインタビューによって、初めて米国があのときどのように動いたかがこの本で明らかになります。
書籍化した報告書は10万部を超えるベストセラーになり、報告は、「民間事故調の報告」として内外のメディアが繰り返し報道しました。
その「調査」を指揮、プロデュースした船橋洋一氏が、この「民間事故調」での調査以降も独自に、ワシントンの要人、内閣の閣僚、浪江町、飯館村、米NRCなどに取材をし、福島第一原発事故の「世界を震撼させた20日間」をノンフィクションとして描きます。
極限状況下で、日本政府、アメリカ政府、軍、東電はどう動いたか、神は細部にやどるといいますが、様々なエピソードが叙事詩のように詰みあがっていきます。
特に、アメリカ国務省の要人らによるインタビューによって、初めて米国があのときどのように動いたかがこの本で明らかになります。
- 本の長さ528ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2013/1/27
- ISBN-104163761500
- ISBN-13978-4163761503
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- 出版社 : 文藝春秋 (2013/1/27)
- 発売日 : 2013/1/27
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 528ページ
- ISBN-10 : 4163761500
- ISBN-13 : 978-4163761503
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上位レビュー、対象国: 日本
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2013年6月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
官邸、東京電力、福島第一原発、経産省、自衛隊、被災地、米軍、文科省など様々なシーンでなにが起きていたかを、淡々とディテールを積み上げることで、3/11 以降の福島原発事故のすがたを複眼的に示している。
まず、最初の数日間は日本が国として思った以上に危機的な状況であったことに驚かされる。いくつかの運が重なったことで最悪のシナリオにならなかっただけで、一つ間違えば東京も避難対象エリアとなり、国家として破綻する可能性があった。そうなった場合には、2年たった今目の前にあるのはまったく異なる風景となったのかもしれない。
また、全体を通じてリーダーシップについて考えさせられることが多い。あの時期にメディアを含めて数多くの非難が菅首相に寄せられたが、これを読む限りではむしろ彼がリーダーだったことで、ましな結果となったのではないかという思いを強くする。最終章には次のようなくだりがある。
--
菅直人の戦いは、日本という国の存在そのものをめぐる戦いだった。
その危機感は決して的外れではない。
福島第一原発事故は、戦後最大の日本の危機にほかならなかった。
そのような危機にあって死活的に重要なリーダーシップの芯は、「生存本能と生命力」だった。
そして、菅はことこの一点に関してはそれを十分すぎるほど備えていた。
「菅という不幸」と「菅という僥倖」がストロボを焚いたように激しく照り返してくるのである。
チャールズ・ディケンズの『二都物語』の冒頭の「それは最高の時代であり、最悪の時代だった」の伝でいけば、菅直人という危機時のリーダーシップは「最大の不幸であり、一番の僥倖であった」とでも表現するほかないのかもしれない。
--
あとは、自衛隊についてずいぶん考えさせられた。東日本大震災全体への対応において、自衛隊の果たした役割は大変重く、大きい。ここに描かれる福島原発事故対応においても、もっとも機能的に活動ができた組織の一つであり、日本という国を護る組織として、最後の砦としてのリーダーの覚悟と意思決定についても感嘆させられるものであった。やはり常に準備している組織は強い。
他にも、ポリティクスとオペレーションの関係や、「安全神話」批判の欺瞞や、日本のエンジニアリング分野におけるデザイン能力欠如や、アメリカの判断は結構いいかげんなことや、かなりいろんなことについて考えさせられることが多い。
この時代に生きるものとして、必読度はかなり高い。良書。
まず、最初の数日間は日本が国として思った以上に危機的な状況であったことに驚かされる。いくつかの運が重なったことで最悪のシナリオにならなかっただけで、一つ間違えば東京も避難対象エリアとなり、国家として破綻する可能性があった。そうなった場合には、2年たった今目の前にあるのはまったく異なる風景となったのかもしれない。
また、全体を通じてリーダーシップについて考えさせられることが多い。あの時期にメディアを含めて数多くの非難が菅首相に寄せられたが、これを読む限りではむしろ彼がリーダーだったことで、ましな結果となったのではないかという思いを強くする。最終章には次のようなくだりがある。
--
菅直人の戦いは、日本という国の存在そのものをめぐる戦いだった。
その危機感は決して的外れではない。
福島第一原発事故は、戦後最大の日本の危機にほかならなかった。
そのような危機にあって死活的に重要なリーダーシップの芯は、「生存本能と生命力」だった。
そして、菅はことこの一点に関してはそれを十分すぎるほど備えていた。
「菅という不幸」と「菅という僥倖」がストロボを焚いたように激しく照り返してくるのである。
チャールズ・ディケンズの『二都物語』の冒頭の「それは最高の時代であり、最悪の時代だった」の伝でいけば、菅直人という危機時のリーダーシップは「最大の不幸であり、一番の僥倖であった」とでも表現するほかないのかもしれない。
--
あとは、自衛隊についてずいぶん考えさせられた。東日本大震災全体への対応において、自衛隊の果たした役割は大変重く、大きい。ここに描かれる福島原発事故対応においても、もっとも機能的に活動ができた組織の一つであり、日本という国を護る組織として、最後の砦としてのリーダーの覚悟と意思決定についても感嘆させられるものであった。やはり常に準備している組織は強い。
他にも、ポリティクスとオペレーションの関係や、「安全神話」批判の欺瞞や、日本のエンジニアリング分野におけるデザイン能力欠如や、アメリカの判断は結構いいかげんなことや、かなりいろんなことについて考えさせられることが多い。
この時代に生きるものとして、必読度はかなり高い。良書。
2013年5月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
3.11のとき、当日、何度か原発のニュースを聞いた記憶があります。
しかし、そのときは、地震と津波にばかりに目がいっていたので、全く、その危機の重要性に気がつきもしませんでした。
この本を読んで、国をも壊滅しかねない本当の危機が、ほぼその瞬間から始まっていたことを認識させられました。
そのとき、それこそ、現場、地元、官邸等関係者の方々が、全く途方もない事故に、瞬時も休むことなく対応してくれたのだと思うと頭が下がります。
この本は、事実をもって語らせています。
著者が積極的に主張することはありません。
誰が悪いとか、決めつけていません。
ある情報の下で、それぞれの関係者が、どういうことを考え、どのように行動したのかを、記録しています。
菅首相と他の人とのやり取りの様子などは、その場に居合わせたかのようです。
読んでいて、それぞれの立場の人の対応が、よく理解できます。
そのため、自分がその立場に置かれたら、どう対応できただろうか、と考えさせられます。
下巻では、菅直人首相の功罪について、触れている章があります。
菅首相の強烈なキャラクターゆえに、できたこと、うまくいかなかったこと、が関係者の証言として、まとめられていて、非常に興味深いです。
米国との関係についての掘り起こしは、著者の面目躍如といった感じです。
米国でも、日本と同じように、それぞれの関係者が、それぞれの立場で考え、行動し、混乱した様子が、よく理解できます。
本書は、ほぼ、原発事故そのものへの対応についてのみ、範囲を限定しており、その記述は、詳細を極めます。
リアルタイムで経験したことだけに、読み応えがあり、考えさせられる本でした。
(206)
しかし、そのときは、地震と津波にばかりに目がいっていたので、全く、その危機の重要性に気がつきもしませんでした。
この本を読んで、国をも壊滅しかねない本当の危機が、ほぼその瞬間から始まっていたことを認識させられました。
そのとき、それこそ、現場、地元、官邸等関係者の方々が、全く途方もない事故に、瞬時も休むことなく対応してくれたのだと思うと頭が下がります。
この本は、事実をもって語らせています。
著者が積極的に主張することはありません。
誰が悪いとか、決めつけていません。
ある情報の下で、それぞれの関係者が、どういうことを考え、どのように行動したのかを、記録しています。
菅首相と他の人とのやり取りの様子などは、その場に居合わせたかのようです。
読んでいて、それぞれの立場の人の対応が、よく理解できます。
そのため、自分がその立場に置かれたら、どう対応できただろうか、と考えさせられます。
下巻では、菅直人首相の功罪について、触れている章があります。
菅首相の強烈なキャラクターゆえに、できたこと、うまくいかなかったこと、が関係者の証言として、まとめられていて、非常に興味深いです。
米国との関係についての掘り起こしは、著者の面目躍如といった感じです。
米国でも、日本と同じように、それぞれの関係者が、それぞれの立場で考え、行動し、混乱した様子が、よく理解できます。
本書は、ほぼ、原発事故そのものへの対応についてのみ、範囲を限定しており、その記述は、詳細を極めます。
リアルタイムで経験したことだけに、読み応えがあり、考えさせられる本でした。
(206)
2020年10月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ダメージコントロールが不得手な日本を象徴する出来事の一部始終についてかなり詳細に書かれています。印象的なのは、福島第一原発に冷却水を・・と、併せて、当時の菅直人総理にも冷却水を・・ですかね。
2016年9月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
他レビューを参考にして購入しました。大変な事態であったこと、そして事故の影響がそうそう軽視などできない、間違いなく我々に影響を及ぼすであろうことが予測できます。
作業員の方らは将来間違いなく被曝の影響が出るのは必須でしょう。しかし誰かがやらなければならないことを命と引き換えに仕事をしているわけですが、政府や東電は何十年後の裁判によって果たして因果関係を認めるかどうか?
本当に取り返しのつかない大事故だったことがよくわかる本です。
作業員の方らは将来間違いなく被曝の影響が出るのは必須でしょう。しかし誰かがやらなければならないことを命と引き換えに仕事をしているわけですが、政府や東電は何十年後の裁判によって果たして因果関係を認めるかどうか?
本当に取り返しのつかない大事故だったことがよくわかる本です。
2016年10月24日に日本でレビュー済み
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「下」の方でレビューしたのでそちらをお読みください、レビューも長く書けば良いと言うものではないのでアマゾン担当の方なんとかしてくださいこれでいいですか
2016年11月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
新品と思えるほどの手触りに感動しました。心からお礼申し上げます。
2013年10月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
いかにあのときに菅政府は何をして、何をしなかったか
何を隠していたのか
良く分かる本です。
実にこまめに当時の責任者や関係者を取材して、再現しています。
あの時の原発がいかに危機的状況であり、その対応にどのように
政府・関係者が立ち回ったか。
政府の無能と菅政府のあせり、東電・保安院の無能さも良く分かる。
これは国民にみんなが知るべき事実です。
何を隠していたのか
良く分かる本です。
実にこまめに当時の責任者や関係者を取材して、再現しています。
あの時の原発がいかに危機的状況であり、その対応にどのように
政府・関係者が立ち回ったか。
政府の無能と菅政府のあせり、東電・保安院の無能さも良く分かる。
これは国民にみんなが知るべき事実です。