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水底フェスタ 単行本 – 2011/8/24

3.5 5つ星のうち3.5 15個の評価

狭い日常に倦んだ広海は村への復讐に戻ってきた由貴美に惹かれるが、彼女が真に求めるものは……。そしてフェスの夜に事件が起きる
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 文藝春秋 (2011/8/24)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2011/8/24
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 368ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4163807705
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4163807706
  • カスタマーレビュー:
    3.5 5つ星のうち3.5 15個の評価

著者について

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辻村 深月
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1980年2月29日生まれ。山梨県出身。千葉大学教育学部卒業。

2004年に『冷たい校舎の時は止まる』で第31回メフィスト賞を受賞しデビュー。他の著作に『子どもたちは夜と遊ぶ』『凍りのくじら』『ぼくのメジャースプーン』『スロウハイツの神様』『名前探しの放課後』『ロードムービー』『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』『V.T.R.』『光待つ場所へ』(以上、講談社)、『太陽の坐る場所』(文藝春秋)、『ふちなしのかがみ』(角川書店)など。

2010年に『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』が第142回直木賞候補作となる。新作の度に期待を大きく上回る作品を刊行し続け、幅広い読者からの熱い支持を得ている。

カスタマーレビュー

星5つ中3.5つ
5つのうち3.5つ
15グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2011年9月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
。。。辻村深月さんの小説を読んでつまらないと思ったのは今回が初めてかも知れない。
これが一生に一度の恋? にしては薄っぺら過ぎる(『一生に一度の恋』というコピーは
編集が考えたものだろうから著者を責めるのは間違ってるけど)。
脇キャラも、伏線(ぽいもの)を張るだけ張って何で出てきたのか意味もわからないまま
あっさりフェードアウトしていくし、フェードアウトといえば物語の流れ全体が
曖昧なままフェードアウトって感じだし(水没した村は結局何の意味があったんだろう?
ラストの比喩のためにだけ? それじゃあまりにあんまりな気が)。

辻村作品初の濡れ場には驚かされましたが。

にしても今作の一番の欠点は、本来魔性の女であるべきはずの由貴美の
『魔性』の部分が圧倒的に少なく、『人間』としての弱さ・脆さのほうが
強調されがちだったことだと思う。
そこらへんのバランスが悪く、物語の着眼点は非常にいいのに勿体ないなと思った部分。

決して駄作ではないのですが、辻村作品を読後いつも思う「また読み返したい」が
今回はなかったことが残念だった。
15人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年2月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
辻村深月っぽい作品ではなかった気がします。
結構批判があるようでしたが、私は面白かったと思います。書き方や話が新鮮で逆に辻村深月っぽくないから引き込まれました。でもちょっと荒いな、という印象です。いつも丁寧に織り込まれている辻村深月作品ですが、今回はあまり丁寧ではなかった気が……
やられた、こんな展開かよ!?という感じで不 意打ちな辻村深月さんの作品が大好きなので今回のはちょっと寂しかったです。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年12月7日に日本でレビュー済み
個人的にはとても引き込まれて、面白かったです。
中盤からは一気に読みました。

ただ、読後に言葉にしようとすると類型的に感じるものが多いとは思います。

例えば、
高校生の主人公の持つ鬱屈、自尊心、内心の優越感であったり、
感性の合う大人の女の人が急接近してきて…、とか
二時間サスペンスドラマの脚本みたいな展開だな(笑)、とか。

それらが気になってしまうと面白くないでしょうし、由貴美のキャラを方向性が定まらず
半端に感じる向きもよくわかります。

が、私はこの作品、好きです。
由貴美についても、矛盾して見える言動も、強さも脆さも、純粋さも即物的なところも、
全てが本心として様々な要素を含めて成り立つキャラとして気になりませんでした。
物語内では、閉鎖的な村から飛び出して、(なおかつ厳しい業界で)生きていくことを
実践した唯一のキャラクターですし、振れ幅が激しいのもあり得るかなあと。
(そこまでの因習が残る村にリアリティがあるかどうかは別問題ですが)

辻村さんの作品はほとんど読んでいますが、精神的な未熟さやそれゆえの痛々しさみたいな
ものを嫌悪していると楽しめない作品が結構ある気がします。
社会生活上、表には出さずにいるが、本音ではそういう部分が死に絶えていない自覚がある人間に
とっては心にチクチクくるところがあって、なんか読んでしまうという感じです。

最後に、帯のキャッチコピー「一生に一度の恋」はこの作品に誤解を与える的外れなものだと思います。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年8月25日に日本でレビュー済み
山村での生活に違和感を感じる高校生の主人公と,そこからいち早く逃げ出した村出身のモデル.
村の秘密の真相と,2人の恋愛の行方は?

社会に対する違和感や束縛感への反発は尾崎豊を代表として,
青春像を描いた作品ではありふれたテーマである.
このテーマを背景として,村への抵抗として秘密を暴き,
2人がより強く結ばれるという,ある意味,ステレオタイプなストーリーと言える.

歳上のモデルに翻弄され,思いもしなかった自分の家の秘密を目の当たりにして,
もがいている主人公の心理はまずまずよく描かれている.

ただ,ありふれたテーマを描いていながら,あまり感情移入できないのは,
2人が村社会に感じる疎外感が,少々上から目線のエリート意識に起因しているように
映るからではないだろうか.
辻村氏の作品では,そのような主人公が少なくないが,
この作品ではちょっと鼻についてしまう.
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年10月19日に日本でレビュー済み
 町おこしで野外コンサート(フェスタ)をしている田舎町、そこが舞台。
 人物紹介をフェスタに絡めながら、前半部分は丁寧に描いている。核になる二人が出会うまでの展開はさりげない。

 半ばで衝撃の計画!
 ここから物語はコロコロ転がり始める。
 そして次から次へと新しい事実。そしてラストへ・・・・。

 後半は少し急ぎすぎたような印象を受けましたが、物語は面白いと思います。魅き付けられました。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2012年4月8日に日本でレビュー済み
私も辻村深月の本を読んで、初めてつまらないと感じました。
始めから、最後まで彼女らしさを感じられませんでした。
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2012年3月16日に日本でレビュー済み
冒頭にロックフェスの場面が出てくる。“フジロック”がモデルになっているような“ムツシロック”
の会場で話が始まるので、フジロック好きとしては多少なりとも興味を惹かれた。
全くの予備知識無しで読み始めたので、これはロックフェスを舞台にした青春小説なのか?と思ったが
それは大きな勘違いであった。
いや、青春小説ではあるのだろう。ただしそれはロックフェスがイメージする開放感とか躍動感とは
対極にあるような鬱屈としたものである。
途中からミステリー要素が強まり、興味深く読むことは出来たが、グイグイと惹き込まれるほどの引力
は無い。つまらない訳でもなければ、物凄く面白いという訳でもなく、なかなか評価も難しいし、正直
レビューするのも難しい。
でも、日本の田舎特有の村社会であれば、こんなことも起きているのかもなと思わずゾクッとしてしま
った。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年9月18日に日本でレビュー済み
もともとこの方の作品は好きでしたが
今回は主人公も含めての、人間の深さがあり
ただ、面白いというだけでなく
凍りのくじらのような、一つの世界をリアルにみてきたような読後感でした
閉鎖された村が、目にうかぶように、リアルに、身近に感じられ引き込まれます
主人公の年頃特有の、その時期にしか出来ない恋の物語りも
綺麗事を限りなく排除して、人間そのものを書ききってなお
クオリティーの高さも維持していて
辻村ワールドに深みをましていると思います
私はこの作品好きです
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート