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コンディション: 中古商品: 良い
コメント: 【状態】2012年。出版元:文藝春秋。経年並。 【1点1点チェックはしておりますが中古品の為、記載にない日焼け・折れ・擦り傷・小さな書込み・経年による使用感がある場合がございます。記載にない帯・特典・付録等は付属しておりません。】
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のろのろ歩け 単行本 – 2012/9/27

3.9 5つ星のうち3.9 21個の評価

北京、台湾、上海――刻々と変わりゆくアジアの街で、変わりゆくことを強いられる年頃の日本の女性たちは何を見つけるのか。時の流れに移ろうものとそうでないものを、主人公の心の機微に沿いながら丁寧に、どこかユーモア漂うタッチで描き出す三篇。
「北京の春の白い服」の舞台は、自由経済化が女性のおしゃれにも波及し、ついに中国国内でのファッション誌創刊が許された1999年の北京。日本でフリー編集者をしている夏美は中国の出版社からの招へいに応じて雑誌創刊準備のため働くことになる。アメリカ人の恋人ジェイソンは「君の価値観は受け入れられないだろう」と渋い顔だが、年齢的にも国内でのキャリア的にも微妙なところに差し掛かっている夏美には必要な変化に思えた。だが、いざ始まった北京での春物ファッション撮影は想像以上に過酷。大陸ならではの厳寒ロケ、流行の白い服はあっというまに黄砂で汚れ、現地スタッフとは一から十まで意見が食い違う。そこに追い打ちをかけるような「ほら、僕は正しかっただろう?」と上から目線の彼氏からのメール……。こんなはずじゃなかった。追い詰められた夏美の前に開けた道は? 実際に女性誌編集者として中国に赴いた著者の経験が活かされた一篇ほか、失恋したばかりの娘が、かつて台湾に留学していた母の恋の手がかりを追って現地の青年と旅をする「天燈幸福」、夫の転勤についてしぶしぶ上海に移った妻の異国の地での戸惑いと発見を描く「時間の向こうの一週間」。異国の風景の中を、不器用ながら飄々と明るく旅をするヒロインたちの姿が、静かな共感を呼ぶ中篇集です。
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 文藝春秋 (2012/9/27)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2012/9/27
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 223ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4163816305
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4163816302
  • カスタマーレビュー:
    3.9 5つ星のうち3.9 21個の評価

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中島 京子
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カスタマーレビュー

星5つ中3.9つ
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上位レビュー、対象国: 日本

2015年7月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
日本と日常の密接な関係なく海外で暮らす私には、現代日本の一面を垣間見させてくれる短編小説数編を編んだこの文庫本は大変満足させてくれるものでした。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2021年10月17日に日本でレビュー済み
中島さんの作品は「妻が椎茸だったころ」や「樽とタタン」が好きなので、本作の文庫本はどうもリズムがつかめなかったのですが、解説によると、単行本では文庫の1作目がラストに来ていたそうですね。なぜ順序を変えたのか非常に気になります。なにはともあれ、酒井さんの解説が文章としても解説としても面白く、おかげで読後感がよかったです。
2022年10月10日に日本でレビュー済み
台湾、北京、上海をめぐる短編3作品。
『天燈幸福』は先日読んだばかりの『戦争とバスタオル』を思い出させる。
異国の言葉や食べ物や空気感が含まれた文章に、旅心がくすぐられる。
3作品を繋ぐような酒井充子さんの解説も必読。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2015年4月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
退屈な展開に典型的な中国人の片言日本語。観光ガイドブックから拾ったような中国を舞台にした稚拙な会話のストーリー。
間違った日本語の表現が出てきて以降のページが読めなくなった。
やはり知らない作家の本は書店で手にとって買わなくてはと後悔する一冊です。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2013年3月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
良い品をお安く購入することができました。有り難うございました!
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2015年2月24日に日本でレビュー済み
余り好まないタチですが、さほど気にならず、程ほどに楽しめました。
2017年5月27日に日本でレビュー済み
中国が舞台の日本女性と中国人男性の恋愛物語といった感じです。作者はとても中国に詳しいようで、自分も中国に行ってるような感覚になります。実際はもう10年以上も中国を訪れていませんが。。また中国に行きたいな。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2015年4月24日に日本でレビュー済み
仕事のストレス発散に旅小説が読みたいと思い、書店で手にとり購入。
表紙の可愛らしさと立ち読みした際の「軽く読めそう!」との直感から購入したものの予感は見事外れ。
話の展開に斬新さがなくページが進まずのろのろ読んだ・・・。
普通面白い文庫なら1-2日で読了するのに。
まず最終話の時間の向こうの1週間。途中、主人公の夢の中の話を持ち出すなんて、ちょっと卑怯な気が(笑)。
他に話の繋げようがなかったのかなぁ・・なんて思ってしまった。
でもこの著者の他の作品は評価が高いから、きっとこれだけに違いない。
今回は星2個と厳しめです。ごめんなさい。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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